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先日、Apple CarPlayでも使える新しい無料のカーナビアプリを見つけました。
『moviLink』（モビリンク）


基本的にはAppleやAndroidのスマートフォンで使うことを前提としているようです。リリースされたのは2021年春で、CarPlay対応したのは2021年末。上記のリンクにははっきり書かれていませんが、URLからこのアプリはどうやらTOYOTAがリリースしているのだと思われます。


Yahoo！カーナビやGoogle Mapなど同様の無料カーナビアプリが既に存在しますが、moviLinkの特徴は以下の通りだそうです。
・無料かつアカウントフリーでVICSが使える
・ルートデータをキャッシュするので電波が通じない場所でもナビ案内継続可
・シンプルで動作が軽い（機能が少ないから？）
・Apple CarPlay、Smart Device Link　に対応
・『細い道を通しやすい』というコマンドで攻め具合を調整できる


もともとトヨタには「TCナビ」というカーナビアプリがあったはずなのに、それを公開停止して新たなアプリを開発するというのはどういう狙いなのか、、、
それは我々には知る由もありませんが、大きな資本が背景に控えているので品質向上は継続的に行われるでしょうし、将来が楽しみなアプリではありますね。



早速自分のiPhoneにダウンロードしてみました。CarPlayのデスクトップにもちゃんとアイコンがでてきました！



早速起動して使ってみます。



あれ、行き先を設定しようとするとエラーになりますね。うーむ、イマイチですね〜



という事で完成度はまだまだですが、トヨタ謹製のカーナビアプリなのでもう少し様子を見たいと思います。

おしまい！

＜2022.02.23＞
iPhoneのアプリを一旦削除してから再度インストールし直すと、正しく検索ができてナビとして使用することができました！
ただし、道選びのアルゴリズムは独特で他のナビソフトとはかなり違います（良いか悪いかはまだ判断付かず）　あとナビの指定したルートを外れた際のリルート時にとんでもない道を選ぶ傾向が有るようです。

Apple CarPlayにおいてはカーナビアプリやメッセージ系アプリを使用することができますが、LINEも正式にCarPlay対応したという記事を去年の８月に掲載しました。
しかし、たった１か月後の昨年９月にiOSが14.0にメジャーバージョンアップした結果、LINEアプリの動きがおかしくなり、実質CarPlayアプリとしては使えなくなってしまいました。。。 (；´Д｀)


その後、iOSもLINEアプリも何回か修正版がリリースされましたがCarPlayとしては相変わらず使い物にならず、Siriから直接LINEを呼び出す回避策にて使用してきました。


ところが先日iOSが14.5に上がったせいなのか、LINEが11.6.5に上がったせいなのかは不明ですが、初期と似たようなメニューがCarPlay版LINEにて使えるようになりました！

最も操作性が良かった最初期の「メッセージを読み上げる／メッセージを送る」の２メニューでは無いし、相変わらず到着したメッセージの一覧などを目視することはできないので使い勝手は不完全なのですが、まぁ改善が行われているということで良しとしましょう！（これを回避するのにはiPhoneをJailbreakさせるしかないのですが、それほどの価値は無いと思います）

一定の制約や本来の目的の範囲内でどこまで使い勝手を良くしていくのか、継続して観察していきたいと思います～

現在ギブリで運用中のApple CarPlay機器には、独自の音響調整機能が備わっています。マセラティ純正オーディオにも当然調整機能が有るのですが、どのように違うのか比較してみました。
※以下は2014年式ギブリ（ベースグレード、標準オーディオ車）を元にしたレポートです。他の年式・グレードでは違う結果になる可能性があります。



以下はApple CarPlay機器と純正オーディオの位置関係を図式化したものです。


低音や高音の強弱を個別に調整できる「イコライザー」がそれぞれに備わっています。CarPlay側イコライザーで音を調整した場合、調整後の音がアナログ信号として純正オーディオに伝達されることになります。２重に調整すると訳が分からなくなるので、どちらかに調整を入れる場合は、他方は必ずフラットに固定することにします。

まず一目でわかる違いは調整できる周波数帯域の細かさです。純正は「低・中・高」の３段階（バンドって言うのかな？）。CarPlay機器は８段階に分かれているので、よりきめの細かい設定ができそうです。

純正イコライザー


CarPlay機器イコライザー


実験の結果、面白いことが分かりました。上記写真の様に純正のイコライザーにて「低」を最大にするより、CarPlay機器の低周波数帯を少し上げたほうが圧倒的に低音の出力が上がった（ように感じた）のです。おなかに響きすぎて個人的にはもう十分レベル。もともとある程度ハイパワーなアンプと一定レベル以上のスピーカーを備えているので当然かも。つまり「今までは実力を発揮できていなかった」ようです。うーん、純正オーディオとしては極端な調整をわざとできないように抑えているのかもしれませんね。（もしくは段階が粗すぎて狙った周波数帯への操作ができないせいなのかも）

私は音響系は詳しく無いんですが、しっかりしたオーディオでなければ、100hz以下を上げるとビビりや歪みが出てしまうらしい。なので純正のオーディオ（アンプやスピーカー）は素性は良いのでしょう。

後は前後左右の調整機能、純正では「バランス／フェーダー」と呼んでいるものですが、これはCarPlay機器の機能は全く役に立ちませんでした。

なぜならCarPlay機器から純正オーディオに向けては　2チャンネル（左右）の信号のみなので、前後のコントロールを伝えることはできません。よって前後・左右のバランス調整を行いたい場合は純正オーディオに頼るしかありません。

ということで、今はバランスは純正、イコライザーはCarPlay機器　によって運用しています。状態が変化する車内で聞く音に対して個人的にはこれで十分です。環境や曲の好みが変わったらまた調整すれば良いですし。物の品質が一定以上に達した現代においてはソフトウエアやデータで改善・最適化を図るのが正しいアプローチでしょうね。

iOSが14.0にバージョンアップしました！
色々と機能が強化されたんですが、初期の不具合も続出しているようです（iOS側の問題だったり、iOSの変更にアプリ側が影響を受けてしまったり）
目立ったところではPayPayが使えなくなった事でしょうか。

Apple Carplay使用の観点では以下のような変化がありました。


・壁紙が選択できるようになった
・ミュージックのアイコンが赤になった


この辺りは機能的には何も変わっていないので良いのですが、CarPlayでのLINE動作がおかしくなりました。
今回のバージョンアップでSiriが今まで以上に勝手にいろいろ働くようになったらしいのですが、LINE機能の黒子に徹していたはずが表に出てくるようになりました。これはCarPlay関係なくダイレクトに携帯操作しても同じです。今までだと
「xxxさんのLINEメッセージ読み上げて」
でうまく動作していたのに
LINEは無視してxxxさんをネットで検索して情報を集めようとします。
うーん、これはどっち側の問題なのか、LINE側は対応するのだろうか？？

Apple Carplayの設計思想は「安全運転の推進」です。特に運転中のスマートフォンの画面凝視を無くし、運転操作にできるだけ集中してもらうことが目的です。
ですので、画面を凝視する必要があるアプリはCarPlay対応はしていません。今時点は、カーナビ、音楽再生、メッセージ　の大きく３つのカテゴリのアプリのみです。



しかし、上記の中で「メッセージ」アプリはちょっと異質で、送られてきたテキストメッセージを読んだり、返事を打ち込んだりするためには、画面の凝視や手を使った文字入力が必要となりますので、この種類のアプリを使わせるのは「安全運転の推進」に反するように思えます。ですのでLINEを始めとするメッセージアプリのCarPlayアプリ化は諦めていました。

しかし、やっぱりどうしても使ってみたい。簡単なメッセージが送れるととても助かるのにと考え、以下のようなSiri（発声）を使ったLINEの利用がCarPlay経由でもできるかを実験しました。（以下の動きはCarPlayに関係なく素のiPhoneで可能です。それを画面上にLINEアイコンが出てこないCarPlay経由でもできるか、という実験）

LINEに対する作業シーケンスをLINEの画面表示的に書いたら訳が分からなくなった気がする。反省・・・


結論から言うと、LINEアプリアイコンが画面上に無いにも関わらず、Siri経由で指定したLINE宛先に「声をテキスト化したメッセージ」を送ることができました。同じような方法で、指定した人からの新着メッセージを「読み上げて」もらうこともできました。
発声から宛先（友達やグループ）を正しく認識してくれなかったりするケースがあるので、あとはその「一覧」が画面上に出てきて選べるようになればほぼ完ぺきなのになぁと思っていました。

そうすると今日の朝、以下にようなニュースを見つけました！
LINEがCarPlayに対応したというのです！！


自分のiPhoneのCarPlay設定メニューを見ると、今まで無かった「LINE」がアプリリストに既に登場しています。


早速車に乗り込んでCarPlayを起動すると、LINEのアイコンが画面所にできており、しかも未読の件数が表示されているではありませんか！


正式対応により今までと何が変わったのか・・・？
ワクワクしながらアプリを起動したのですが・・・
（アプリ起動中はiPhoneのカメラ使用が禁止されるので写真がありません。すいません・・・）

結果的には、友達やグループの一覧を出す機能は有りませんでした。未読の明細（誰からメッセージが来たか）も有りません。
アプリとして何の機能が増えたかというと、
Siriに対して声で命令していた　”メッセージ送る”　とか　”メッセージを読む”　といった行為の指示用ボタンが画面上にできたくらいです。操作感はアプリ化前とほとんど変わっていません。ちょっとがっかり。

まぁ対応を進めようとしていることは判ったので、今後に期待したいと思います～
※グループ通話とかできると便利かも。今度試してみよう。

＜追記：2020.09.20＞
iOSのVer14.0が発表されましたが、それにOSをUpGradeすると、CARPLAYでのLINEは全く使い物にならなくなりました（泣　レベル的には上記の最初に書いたSiri経由での利用レベルに退化した感じです。いつか復活するかな・・・

＜追記２：半年後の2021.03.20時点では改善していません＞