
さてノーマルエンジンに載せ変えたら
シルビアポンプのお陰でめっちゃ濃くなっちった
これはノーマルECMとAFCで
アイドルA/F14.7付近
全開時11位にあわせて
調子良く走るようになったアル吉君
だけど・・・だけど・・・
やっぱりこれ・・・遅っっっ!
そりゃそうだ
本来ノーマル車重630キロなのに
こいつは車検証上で見ると700キロ
さらに言えば車検のときは
ロールケージのフロント側を外して
タイヤホイールを
195/45R14・14×8j+20
→165/55R14・14×5j+45
に変えて行ってる
別にやらなくても車検通るけど
文句言われると面倒だから念には念をでね(汗)
ただでさえ軽自動車ベースは
普通車の陸事で目立つから(;^_^A
おそらく
全てフル装備の現状での車重は
750~760キロ
約130キロ増・・・
それを64馬力の
ノーマルエンジンで走らせる・・・
そりゃ遅いよなぁ(--;)
まあエンジン完成までの辛抱や!
ガマンガマン
でもちょっと弄りたくて
とりあえず車内に付いてるメーターをいかす為に
センサー関係を前エンジンから移植
基本的にはただ付け替えただけだけど
油圧センサーは取得位置を変更
今までは純正水冷オイルクーラー取っ払って空冷オイルクーラー取り付けてたから
そのサンドイッチブロックに油圧センサー付けてた
まあ、社外メーター付けるときに良くやる
一般的な位置だよね
でもここって・・・
オイルクーラーやオイルフィルターを
通過する「前」の油圧なんですよね
分かりやすく言うと
フィルターが詰まると油圧が上がる位置ってこと
時々、「薄型フィルター付けたら油圧上がった!やったね♪ (#^ー°)v」
みたいなブログ見るけど
本当に知りたい油圧ってさ
クランクメタルとかの
フィルター通過「後」の油圧なんだよね( ̄▽ ̄;)
つまりフィルター変えて油圧が上がったのは
流動抵抗増えた為にフィルター前の油圧が上がっただけ
さらに流れにくいから
フィルター後の油圧は低下してたりする(--;)
これ本末転倒だよね( ̄▽ ̄;)
しかもオイルポンプに掛かる送油圧は確かに上がってるから
それはつまりエンジンへの抵抗増やしてるだけなんだよね
知らない人多いけど
薄型エレメントには
こんなデメリットも有るんです(--;)
で本題に戻ると
「じゃあどこで油圧みたら
クランクメタルに掛かる油圧見れるの?」って事ですよね
それはF6の場合
純正のオイルプレッシャスイッチ部
だけです
社外のメーター付けるなら
純正の警告灯点灯させるだけの
プレッシャスイッチなんて要らないですよね(笑)
配線は外したままでOK
とくにエンジン制御には介入してません
で今回ここに油圧センサー付けて
エンジン始動してみたんだけど
暖気終わるとやたらと油圧の警告音がなる
それものそのはず
アイドル時の油圧03~0.5!!
そりゃ鳴るわ(笑)
でサービスマニュアルで
油圧の基準値を確認すると
完全暖気後
2000rpm時、2.5kg/c㎡以上
アル吉を暖めて
2000rpmにキープすると・・・
・・・1.9~2kg/c㎡
( ̄▽ ̄;)低い・・・
基準値の2.5に達するのは
2,300~2,400位
ちなみにオイルは
カストロールのDCターボ 10wー30
一応ノーマルエンジンの指定粘度
エンジンは約14万キロ
これ・・・メタル又はポンプ減って
油圧逃げてるかな( ̄▽ ̄;)
クルマは走行距離が増えるとメタルが減る
メタルが減ると
必要以上にオイルが流れ出て
結果油圧が足りなくなる
じゃあメタル変えればいいじゃんとおもうけど
メタルが減ってるって事は
クランクも多少なりとも減ってるのよね
でここでF6クオリティ
クランクメタル
1種類しか設定ありません( ̄▽ ̄;)
もし新品のメタル使ったのに
基準値から外れてたら?
クランクシャフト交換です(笑)
普通のエンジンなら
最低でも3種類位は設定あるもんだけど
F6は1種類
さすがにこれはって事で
あとで0.05オーバーサイズでたけど
厚すぎてクランクの研磨が必要(--;)
そんなわけで
F6は結構クリアランス大きいエンジン多いんだよね
だから油圧低下してるの多い
「じゃあポンプのリリーフバルブシム増しして油圧あげよう!」
ってのも良く見るけど
そもそもリリーフバルブは
油圧が上がり過ぎないように
最大値を制御してるだけで
アイドル領域の油圧には一才関係無い
ちなみにシム増しすると
高回転時の油圧は確かに上がる
でもそれって言うのは必要以上にオイルラインに負担をかける事になり漏れやホースの破裂を引き起こす
勿論
ポンプも送油負荷が大きくなるから
エンジンの動力損失にも繋がる
さらに油圧が上がっても
オイルフィルターについているバイパスバルブのリリーフ圧力が変わる訳じゃない
ってことはどうなるか
高回転時
汚れたオイルがフィルターをパスして
そのままメタルやタービンに流れるって事
まあ寿命低下に間違いなく繋がるよね(--;)
勿論油圧は低いよりは高い方がいい
でも単に上げればいいってものじゃない
適切な値が必要ってことやね
話が脱線しまくってるけど
じゃあアイドル時の油圧上げるにはどうしたらいいか?
送油量が足りないから
油圧が足りなくなるんです
旧規格F6A(C系)のポンプは厚み6.5㎜
そこで使うのが
旧H系F6A ターボや
新規格F6Aターボのオイルポンプ
7.5㎜だったかな
シングルカム用だけど
ポンプケースごと持ってくれば使えます
さらにワゴンRワイドのK10A用
オイルポンプ トロコイドローター
これ外径は同じで厚みが8㎜なんです
厚みが増える分、送油量が増えるってこと
容量比で見ると123%増しってとこですね
勿論、厚くなるからそのままでは付かないんで
F6Aポンプを1.5㎜掘削加工して
入れるんです
加工費が高いのがネックですけどね( ̄▽ ̄;)
まあ・・・
単に油圧アップするだけなら
オイル固くするのが手っ取り早いだろうね( ̄▽ ̄;)
でも重要なのはただ固いオイル入れる事じゃない
暖気後、油圧基準値に入る固さのオイルじゃなきゃ意味が無いんですよね
さらに磨耗量は
車両によってバラバラだから
厳密には
一台一台粘度の調整が必要なんだよね
まあそんなことはやってらんないから
車種と距離で判断かな
ちなみにワークスは
10wー30が基本粘度だけど
絶対に下げちゃいけないのは
高温時粘度指数の30
これだけは絶対下げちゃダメ
前の10wは低温時粘度指数なんだけど
10w以下のオイルは
➖25℃対応のオイルってこと
まあ、この辺じゃ、まず関係無いかな(笑)
確かにこの数字小さい方が
朝一の始動性は良いけど
この数字を気にするがあまり
高温時粘度を下げるような間違いしないように(;^_^A
年式的にC系ワークスの場合
10wー40または
10wー50、15wー50がベストかな
添加材で粘度あげるって手も有るけど
クリアランス大きくなったエンジンの油圧を確保しようとすると
結構固くしなきゃならない
ただそうなると
またオイルフィルターのバイパスバルブが開いちゃうから
その辺は臨機応変で( ̄▽ ̄;)
Posted at 2015/09/01 10:50:51 | |
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