2009年07月23日
スクラッチシールド
ため息が出るほど せくすぃーなボディライン・・・。この輝きを永遠に、と願うのはすべての車好きに共通でしょう。
最近、ボディコーティングがすごいですね。ホントいろんなタイプが出てるし、あちこちにショップもできてます。
クルムさんもご自身の会社でボディコーティングもされていて、愛車のエルライダーHPSにコーティングしてる姿が載ってましたよね(リンク先が見つからん・・・)。
技術の進歩もモノすごくて、こないだ10年保証ってのを紹介されてへ~って関心してたんですが、昨日紹介してもらったのは耐久性が400年(@@)だそうです。車用としてはまだまだ一般的ではないようですけど、建築物をメインに公共交通機関などに広がりつつあるそうです。もともとアスベストを無害化するためのコーティング技術の応用らしく、まさにナノテクの賜物だそうです。
ま、お値段もいいし、なんたっておいらの車には贅沢すぎ、縁遠い世界ではありますが、ちまたの高級車では8割以上のオーナーさんが新車のときにコーティングしてるって話を聞き、いつかお金持ちになって高級車を買ったらコーティングしたいと思います(かなり段階を踏まないと到達しないw)。
コーティングとは違う技術なんですが、日産が誇る塗装技術のひとつにスクラッチシールドというのがあります。
これは、日常使用でうける細かい擦りキズに負けない、まったく新しい発想の塗料です。

車の塗装ってのは4層くらいの重ね塗りなんですが、最表面のクリヤーコートに、強靱でありながら柔軟性にとんだ『スクラッチシールド』を採用してるのです。(画像は日産のHPからの引用です)
これによって従来の塗装と比較して、細かい擦りキズ等を1/5程度に低減することができ、ある程度の擦りキズが生じた場合でも、時間の経過とともに、ほぼキズが生じる前の状態まで復元します。
キャラメルの表面を引っかくと、あっさり傷が入ります。塗膜がやわらかいと、傷がつきやすいってことです。これはかなり悲しい。
じゃあ、固ければいいのか?っていうとそうでもなくて、たとえばカチカチの氷の表面に傷を付けようとすると、なかなか傷はつきませんが、いざ引っ掛かりができれば、表面がカキンっと割れてはがれちまいますね。
これもかなりイタイ _| ̄|○
そうなんです。塗膜が固すぎると、跳ね石などでパチっとはがれたり、ボディの熱変形やバンパーなど樹脂部品の柔軟性に追従できなくて、はがれたりするのです。
だから、やわらかすぎても固すぎてもだめ。スクラッチシールドは、このどちらでもない強靭かつ柔軟な特性を実現し、まるで蜂蜜や水あめのように、表面を掻いても元に戻る、驚きの塗膜を実現しているのですね。
スクラッチシールドは、その前身であるスクラッチガードコートをT30エクストレイル・スクラッチシールドコートエディションってのに採用したところから始まり、それがスクラッチガードに進化、今では多くの車両に採用されるようになりました。
オーテックの商品の場合、専用のエアロパーツを装着しているわけですけど、最初はこのスクラッチシールド塗装に追いついていけていけず、ボディ色を限定したりしてたのですが、今ではちゃんと追いついています。ファクトリーカスタムですからd(^^)
具体的な車種で言うと、エクストレイルアクシス、ティアナアクシス、フェアレディZバージョンニスモがそれで、ベース車の外板塗装がスクラッチシールドになっているのに合わせて、主要なオーテック専用パーツもスクラッチシールド対応になってるんですよん(一部対応していないパーツもありますけど))。
スクラッチシールドに関しての詳しいお話はコチラからどぞ♪
http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/INTRODUCTION/DETAILS/SCRATCH/
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ファクトリーカスタム | クルマ
Posted at
2009/07/23 18:10:01