
たまにはこんな話もいいかと思って書きます。
もう20年ちかく前のことです。
当時乗っていた車で、自走式立体駐車場に行ったときのこと。登り車線を走行中、そろそろを車を進めていたら、突然『ガラガラガラ・・・』という音がして、車が走行不能になりました。
MT車なので坂道発進になるわけですが、前に進めない。 クラッチ逝ったか~? とか思ったんだけど、クラッチミートする時のエンジン音の変化からそれもなさそう。 おまけに排気音が爆音(> <) バックは出来る。
まったく理由がわからない・・・
どうしたんだろうと思って、車の外に出てみたら、冒頭の図のようになってました。
マフラーがぽっきり折れて、つっかえ棒になり、前に進めない状態になっていたんですね。
幸いスピードも出てなかったし、周りに車も人もいなかったから良かった。当時は知識もないのに車検も自分でやってたんだけど、マフラーの腐食とか、ちゃんとチェックしなくちゃダメだな~、と思いました。 結局、ずっとバックして邪魔にならないところまで移動させてマフラーを外して、爆音のまま即ディーラーに飛び込みました。
これ、仮にもっとスピードが出ていたら?
まぁ、マフラーのパイプだったらちぎれてパイプがふっ飛んでいく程度(といっても他の車には迷惑がかかる・・・)で済むだろうけど、たとえばFR車のプロペラシャフトだったりすると・・・

棒高飛びみたいにキレイに飛べればラッキーですが、間違いなく大事故です。
(画像はイメージです、必ずしもこうなるというわけではないです)
昔、某英国製スポーツカーに某日本製エンジン換装というステキな改造をしていた人が、ペラが折れてとんでもない目にあった、という話を聞きました。 スピンこいただけでなく、センタートンネルを突き破ってペラが室内に飛び出したとか。 ぞっとしますね。
こんなことをする人はそんなには多くないと思うし、そう簡単にここまでの事故にはなりませんが、形あるものにはすべて限界はありますし、ペラやマフラー以外にもバイタルな事故を引き起こす可能性のあるものはとても多いです。だから、改造するにしても本当に慎重にしてもらいたいと思うし、整備や点検は信頼のおけるところでやりましょうね。
オーテック AUTECH
*ごめんなさい、車名伏せました。
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ファクトリーカスタム | クルマ
Posted at
2013/04/17 11:53:44