
私、ステアリングホイールの握り感とか操作感のいい車に乗ると、自然にテンションが上がり、逆にそれが悪いとその他の性能が多少良くても気分ダダ下がりになります。
人によって好みはあると思いますし、車の性格によりベストな物というのはあると思うし、メーカーの思想に対して共感する、なんてのもあると思うのですが・・・ 皆さん自論とかお持ちの方も多いでしょうね。
全く私見ですが、私が理想と考えるものをたらたらっとのべますと・・・(冒頭の図を参照しながら見てみてね)
A-a 断面でスポークとリムのつながりが自然な段差を持ち、ステアリグのどこを持っていても、あるいは滑らせていくときも、変に指を押し戻さないような形状であること。スポークの太さはMax指3本以下の太さにおさえてほしいですね~。私の通勤快速12SRで唯一気になるのはここです(笑)
B-b 断面はリム裏側の形状ですけど、ここは指のピッチくらいで凹凸が欲しいです。最近のクルマでこれがあるのは少なくなった気がします・・・ちょっと寂しい。
スポークは、左右方向が、水平からわずかに上がっているくらいの配置が個人的には一番好きです。ステアリングホール自体の剛性にも寄与すると思いますし、指のおさまりもいいと思うんです。剛性だけなら星形とか(笑)
C部分に親指を添えるコブや、スポークとのつながり部分をえぐり込んで親指のおさまりを考慮したものがありますが、これなんかほんとに好き好きだとは思いますけど、私はないほうが好きです。持ち替えないような運転の仕方とか、直進時にはいいのかもれないけど、個人的にはぐりぐりと回すシーンが好きなので(笑)
最近、D部分をフラットにした所謂「D形状」のものがちょいちょい見られるようになりました。乗降時に足に当たらないのでタイトなポジションのスポーツカーにはいいかもしれないですね。 同じく乗降性への配慮としては、横長の楕円にしたり、センターを下にずらすなどのアイデアがありますが、私はやはり新円でセンターが真ん中にあるのが好きです。
ホイールの径は360mm程度を基本に、小さな車は小さく、大きな車は大きく、別の表現をするならば、キビキビ走る車は小さく、ゆったり走る車は大きく、が理想だと思います。
表皮はなんだかんだ言ってやっぱ革がベストかな~と思います。グローブをするかしないかにもよるのかもしれないけど。
革のつなぎ目は極力少なく、縫い目が気にならず、ダイレクト感をそこなわないよう表皮は伸びが少なく、それでいて微振動を減衰できるクッションがあり、滑りにくく滑らせやすい(わかりますよねw)、手の油で劣化せず、鞣しや表面処理の薬剤による肌へのアレルギーが生じず・・・などなど、と考えてみると、ステアリングホイールに使える革はすごく難しいですね。消耗品と考えるのがいいのかなぁ。
あと、ステアリング自体の絶対重量や慣性重量は、軽いほうが操作感がすっきりするので好きですが、ステアリングメカニズム全体としてへんな共振が出ないような配慮も必要なので、いろいろと難しいっすねぇ・・・。
JUKEのステアリングの中身を見たら、デッドウェイトが仕込まれてました。Z、マーチニスモ、ノートニスモ、ジューク、基本は一緒だと思うのですが、このウェイトで共振をずらしているんでしょうね~。
今思えば、エアバッグが採用され始めたころのステアリングホイールは、どろ~ん・・・と重たく、絶望的なフィーリングでした。その後、エアバッグモジュールが小型軽量化、マス集中化が図られ、芯金にもマグネシウムが採用されるようになり、今あるステアリングは、すごくよくなりましたね。
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2015/04/16 09:15:14