
まずはじめに、「グリル」ってのは、車のフロント部分、左右のヘッドライトに挟まれたあたりについている、古くはエンジンルーム(ラジエーター)に冷気を取り込むために開けられた部分につけた網みたいなやつのことを言います。
そんなことわかっとるわい、っておもうかもしれないけど、これ意外に知られてなくて、以前、とある新聞記者の方から 『この特別仕様車についている ”専用グリル”っていうのはどこに搭載されているのですが?後席ですか?荷室ですか?』 って聞かれたんですよ。
当時、うちはキャンピングカーなんかもやっていたので、肉とか魚を焼く装備かと思ったみたいです(^-^)
自分がわかっているからといって、だれもがわかると思ったら大間違いですね。
さて、ノートは、昨年末e-POWER搭載のタイミングで、フロントマスクを今日産が強く打ち出しているVモーショングリルに大胆に変更しました。
一昨年のモーターショウに展示されたIDSコンセプト(冒頭の写真)などが代表的かもしれないですね。
こちらは、年明けの北米モーターショウで公開された未来セダン「Vmotion2.0」

こちらも、ガツンと効いています。
で、これがノート。(画像は左右反転しています)
こちらがニスモ。(画像は左右反転しています)

ニスモのグリルは、メッキ部分を標準車に対してダークにしていますが、形状はかえていません。
一方、モード・プレミアはこちら。
これを見て、『モードプレミアはVモーションにしていない』という人がいますが、正確には『Vモーションの縦横比が違う』って感じですかね。
セレナのグリルだってVモーションと言われていますしね。

それとか、『モードプレミア=マイナーチェンジ前の顔』とかいう人もいます。
マイナー前はこちら。
たしかに印象はちかいかもしれないけど、実は、マイナー前後でヘッドライトの形がかなり変わっているので、よく見るとかなり違うのがわかります。

目頭(っていうのかな?)の形状が、マイナー前ではインに切れ込んでいるのに対して、マイナー後では末広がりになっている。
マイナー前の標準車とモードプレミアのグリルの形状を並べてみると・・・

モードプレミアの方がかなりワイドな印象といえるかもしれません。
もう一回、全体の外観を見比べててみましょう。
こうして見ると、マイナー前もマイナー後も、標準車はノーズ前端を絞り込んだ前進感の強い形状であり、そこにバンパーデザインでワイド感を加えたニスモ、モードプレミアはグリル形状で低くワイドな印象を求めている感じがしますね。
以上、『モードプレミアもVモーション』『マイナー前ともかなり違う』というお話でした。 では。
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モードプレミア | クルマ
Posted at
2017/02/21 13:25:03