ねぶ太です。
先週末の話になりますが、妹の結婚式のため久々に家族引き連れて青森へ行ってきました。
青森も暑いよ~という事前情報の元半袖半ズボンという格好で行きましたが、日中の気温20℃+αと寒いのなんのって・・・おまけに台風の影響なのか風も強く、外出はきつかったんですが、8月頭から始まるねぶた祭りの最終準備で街には活気があふれていました。街を歩いていると笛や太鼓の囃子が聞こえてきてねぶ太も血が騒ぎます。青森駅から程近い観光物産館「アスパム」のそばにねぶた小屋がありそこでねぶたが製作されているのですが、今回はそこに潜入してきました。
ねぶた小屋が立ち並んでいます。この反対側にも同じ数の小屋、小屋、小屋・・・かなりの数のねぶたが製作されます。(懐かしい
セフィーロのエアロセレクションもあったりして・・・)
中ではねぶた師が書いた図案を元に組み立てた骨組みに特殊な和紙を貼りこむ作業が進んでいます。おばちゃんがやっていますがこの道数十年というベテランばかり。躍動感を出すために小さい面積ごとに和紙を貼りこんでいきます。中腰の作業で“へずね~”(訳:津軽弁で「しんどい」)という声も。
次の小屋では貼り終えた和紙に墨入れです。輪郭を整えると共にこの先色付けした際の表情の決め手となるので気が抜けません。この辺になるとねぶたっぽいですね。墨の上から特殊なロウでコーティングし、色付けしてもはっきりと輪郭が際立つようにしているとのこと。
別な小屋では既に色付けも最終段階でほぼ完成です。近くで見るとすごい迫力です。これが台車に載れば完成です。青森ねぶたの特長は横に広がる躍動感です。どの角度から見ても楽しめるようにねぶた師は図案を悩むそうです。ちなみにねぶた師になるには・・・小さい頃からねぶた小屋に出入りし、そのうち手伝ったりしているうちに何年かたつと師匠から「ちょっと書いてみろ」と言われて、気が付くと「ねぶた師」と呼ばれている・・・そんな感じが多いそうです。なんか昔ながらの職人って感じのプロセスですね~。
いきなり話は変わりますが、ここはねぶ太の生まれ故郷の五所川原市で最近繁盛している居酒屋“だだん”の一コマです。“だだん”とは津軽三味線の音です。弦楽器で唯一「たたく」という演奏方法の楽器です。ご主人の軽妙なトーク&津軽三味線のライブを聞きながら津軽の郷土料理を楽しめるお店であり、少し前にテレビでも紹介されたせいか県外からのお客さんも多いとのこと。この日も川崎や静岡からのお客さんがいらっしゃいました。圧巻は逗子からの老夫婦。二人でキャンピングカーで日本一周している途中とのこと。素敵な笑顔してました。
そして津軽名物“ホタテの貝焼き味噌”。新鮮なホタテを味噌味の卵でとじる簡単な料理ですが、これがご飯にもお酒にも合う!家庭料理でしたが今や気の利いた居酒屋には必ずあるメニューになりました。
久々の帰省もあっという間に最終日です。これは空港までのバスを待つ間の売店での一コマです。娘も普段は電話でしか話したことのないおじいちゃんとおばあちゃんが大好きで、なついて離れません。昔はかみさんから離れなかった娘ですが・・・だいぶ楽になった?
最後はバスの車窓からの岩木山です。ちょっと雲がかかっていて残念ですが、あまりにもきれいだったんで撮りました。津軽富士と言われるくらい富士山に似た端正な姿です。青い空と緑色の田んぼによく似合う山です。
帰りの日も気温は20℃+αで相変わらずでしたが、これから青森は短い夏に突入です。8月に入るとすぐに青森、弘前、五所川原のねぶたが始まり熱気ムンムンです。本当はねぶた祭りの期間中に来たいのですがなかなかうまくいきません。みなさんも、もしもチャンスがあったら是非ねぶた祭りを体感してみてはいかがですか?ハマること請け合いでっせ!
青森の“ねぶた(nebuta)”の詳細は
こちら
弘前の“ねぷた(neputa)”の詳細は
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五所川原の“立倭武多(tachineputa)”の詳細は
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Posted at
2007/07/23 12:37:40