
って、ダイエット食品の広告メールみたいだな(笑)
僕がこのブログで、サスペンションとかパフォーマンスダンパーの話をする時に、共振周波数が・・・とか固有振動数が・・・とかいう言葉を時々使いますが、今日は振動に関する基礎的な話をしたいと思います。物理を一生懸命勉強した人や、現役で物理の知識を使っている人には、簡単すぎる話なのでスルーしてくださいね(その簡単な話を間違っていた場合は指摘してください(笑))。
さて・・・ 上のイラストの振り子ですが、一往復するのにかかる時間は、どちらが短いでしょう? なんとなく、糸が短いほうが往復時間は短い気がしますね。 正解です! 女性のロングスカートはふわふわと揺れるのに、ミニスカートはシャカシャカ揺れるのと同じしくみ(?)です。
これ、オモリを重たくしたり、振れ幅を大きくしても往復時間は変りません。振り子が往復する時間は、糸の長さだけによって決まります。この限利を発見したのはガリレオ。
下図の式で、Tが往復時間(秒)、Lは振り子の糸の長さ(m)です。

この往復時間を周期といいます。そして周期の逆数fが周波数(Hz)です。πは円周率、gは重力加速度です。
振り子はとても単純な振動モデルですが、これが車になると鉄板でできた車体の剛性の差や、サスペンションのスプリングの硬さで揺れ方が変ってくるのです。
話を戻しますが、振り子時計は振り子の揺れで秒を刻んでおり、昔の振り子時計なんかは、振り子の下に長さを微調整するネジがついています。さっきの計算式を使うと、振り子の長さを約25センチにすればだいたい1秒で往復することになります。
25センチの振り子はなにも力を加えずにぶら~んとさせると、往復に1.0秒かかるわけですが、これを0.5秒とかで往復させようとすると、なんらかの外力が必要になります。
今僕の腕の長さを測ったら、だいたい60センチありました。この腕を60センチの振り子だとすると、自然に任せてぶらぶらさせていると1.6秒くらいで往復することになります。1.6秒で往復させるような運動をしていると、なんの力もいらないので、筋肉痛にもならず、要するに運動にはなりません。
ビリーズブートキャンプに入隊すると、この腕の振りを1.6秒よりもはるかに短い時間で往復させることを求められます。動かす力、止める力・・・それぞれが必要となり、大胸筋や三角筋をはじめとする筋肉が鍛えられるのです。
さあ、この土日、関東地方は雨・・・
未開封だったDVDの封を開けるには絶好のお天気です♪
なお、人間の大腸の共振周波数は11~12Hzだそうですので、周期が0.09秒くらいの振動を与え続けると便秘解消に効果があるそうですよ。
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ファクトリーカスタム | クルマ
Posted at
2008/05/23 18:10:09