
カツサンドの話・・・
すばらしい職人魂・・・
いい話ですね・・・
ううっ (T T)
ねぶ太はこういう難度の高い調整事が大好き。それをやり遂げて、感動に浸りたいタイプ。特に食い物がからむと激しく情熱的に・・・。どちらかと言うとおいらは淡白。でも今回の件は感動してしまいましたね。昨日感謝状を持ち込んだときの大将の一瞬驚いたような顔が印象的でした。
さて、先日発売したエルグランドライダーのハイパフォーマンススペック/パフォーマンススペックの、より詳しいWEBコンテンツ・・・動画もあるでよ!・・・が昨日公開されました。ポート研磨までしてやりあげたエンジンもさることながら、けっこう皆さんが気になっているのが、ボディじゃないでしょうか。
今回のシリーズでやっているボディチューニングは、マーチSRやフェアレディZバージョンニスモでやった技術の水平展開。
10/20の里帰りミーティングに参加された方の中には、オーテックのテクニカルブースで展示してた実験車とか、ヤマハの技術者の方が展示してくださったパフォーマンスダンパーの体験キットを見た人も多いはず。
クルマのボディは多くの場合は鉄で出来てます。小さな断片では硬い鉄も、クルマくらい大きいものを作ると捩れたり曲がったりします。工業製品の場合この変形はコントロールされた変形であり、クルマであればこのボディの硬さにあわせてサスペンションなどをセットアップしてあるのですね。
ところが、剛性の高いタイヤを履いたりサスを固めていくと、そのバランスが崩れるので、ボディを硬くしたくなります。でも鉄で出来た物体は硬さを増していくと、いやなことも起きます。バーベキューの鉄板なんかでも、安物は叩くとゴ~ンゴ~ンって音がするけど、しっかりしたやつはガンガンっていう。板厚をどんどん厚いのにしていくとギンギン/ビリビリ/カンカン・・・と、高周波の振動に共鳴するようになるので、これがクルマだったりすると乗っててイヤになります(T T)
こいう振動もカーボンモノコックなんかだと減衰してくれたりもするんですが、鉄で出来たボディは、振動の減衰は内装についたシートやインパネ、アンダーコートに頼っています。この減衰を積極的にコントロールできるのがパフォーマンスダンパーなのです。サスペンションチューニングをする際に、バネ定数とダンパーの減衰力を探っていくみたいに、ボディもバネ定数と減衰力を探っていくのが、パフォーマンスダンパーを併用するボディ性能チューニングです。ハイパフォーマンスにしながら動的な質感を確保したいときにはすごくいいので、ミニバンにもってこいなのかもしれない。
剛性アップする前のボディにパフォーマンスダンパーだけつけてもあきらかにクルマの特性は変ります。でもボディ剛性アップにあわせた減衰力がドンピシャ見つけられるとヴェリ~マ~ヴェラスなものになるのです。冒頭の写真はそれを体験してる写真です。逆に、ボディ側の特性に合ってないと(狙いの性能に対しては)邪魔臭く感じたりする時もあるのです。
2003年に出た12SRは、2005年にボディ性能をアップしましたが、2007年にZバージョンニスモにパフォーマンスダンパーを採用したのを見て、2007年5月のマーチのマイナーチェンジ時にSRにもパフォーマンスダンパーを採用するのでは?と思った人もいたと思います(あれ?いないかな?)。実は、SR+パフォーマンスダンパーもテスト済み。でも、採用しなかった。理由は、僕らがSRで狙ったものにならなかったから。
そんなにいいものなら全車に採用すりゃいいじゃん・・・って意見もあるかもしれませんが、標準車というのはとても高度な条件のもとでバランスされた商品。それに商品の評価っていうのは『失うものに対して価値が上回ってるのか』です。僕達の商品は、当然追加のお値段もいただいているわけで、エルグランドを買うすべての方が、その対価を支払ってまでこの性能を求めるとは思ってないです(この発想はほかのオーテック車も同じ)。
でも、興味を持ったら乗ってみてくださいね (^o^ゞ
いや、ぜひ興味を持ってください(笑)。
新しいエルグランドの情報は
こちらから
日産のミニバンブログも
チェック
Posted at 2007/11/02 13:39:37 | |
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