すて☆るび夫のブログ一覧

7月にマイナーチェンジしたフェアレディZバージョンニスモ、そろそろ雑誌の試乗記事も出始めていますね。

このブログでも以前さらっと触れましたが、あまり詳しく書いていなかったので、あらためてご紹介したいと思います。




目指したのは、本格スポーツカーとしてのさらなる速さの追求と操る喜びの提供です。

まず、タイヤにはポテンザＲＥ－１１を採用したのが最大のトピックス。そしてこのタイヤのパフォーマンスを活かしきるために、ボディ剛性アップやサスペンションの見直しを行いました。

1・専用ストラットタワーバー 　2・パフォーマンスダンパー（フロント・リヤ）　3・フロントメンバーブレース　4・ラゲッジルームブレース　5・専用リヤアンダーフロアＶバー

サス周りでは、過去ウチじゃあまり手をつけない箇所として、トランスバースリンクブッシュの硬度アップなんてこともやってます。これで、高G領域での横剛性を上げてステアリングの正確さを追求してます。


そして、ベース車＋１９ｐｓという最高出力はそのままに、コンピュータのセッティング変更を行い、中低速のトルクアップをはかっています。


このスペックだけ見ると、走り命でガッチガチに進化したのかと思われるかもしれませんが、細かい煮詰めなおしが行われていて（逆にリアなんか柔らかい方向に変更されていたり）、実際にはきっちりとストロークを使う方向で、かつフラットライド感がさらに高まり、角のとれた乗り心地も手に入れています。　

細かいとところではブレーキホースやフルードも変更し、かちっとしたタッチにしていたり・・・。

とにかく、見た目は変わってませんが（キャリパーが赤くなったくらい）、中味は別物といっていいレベル。　本格スポーツカーですから、こうやって進化していくのがメーカーの使命だと考えています。　次々にライバルが出てきますからね。　


先日、ちょっとした事情（謎）があって、横浜の日産本社に預けていたデモ車を、茅ヶ崎のオーテック本社まで陸送したときに撮った動画があるので貼っておきますね。


今度は天気のいい日にスカッと走らせている動画を撮って皆さんに見せてあげたいなぁ・・・。

っていうか、天気のいい日にスカッと思い切り走らせたい、というのがホンネか（笑）