
ムラーノのオーテック仕様車として、かねてよりモードビアンコというのを販売していましたが、その第二弾として、ロッソが発売になりました。
イタリア語で、ビアンコは白、ロッソは赤を意味します。
ワインやパスタみたいな。
まず、すでにあるモードビアンコの特徴は
■ハイコントラストインテリア
市販車として最高レベルの明るい白本革シートを、ブラックのトリムと組み合わせ。
■ダークフィニッシュのエクステリア
フロントグリルをダークメッキとし、アルミホイールはグラファイトフィニッシュを採用。
■その他
BOSEサウンドシステムや、LEDデイライト、LEDフォグランプなどを標準装備。
でした。
今回発売したモードロッソは、装備や外装などはビアンコと同じですが、内装の革シートの色を赤にした「プレミアムレッドインテリア」としています。
白を赤にしただけ・・・だと思うかも知れませんが、これがまた、オーテックらしい、とんでもないこだわりが練り込まれているわけですよ。
まず、こちらがビアンコのシート。
白にゴールドのステッチが入ってます。
でこちらがロッソ。
革の色以外にも違うのがわかります?
ビアンコに使うゴールドの糸の色選びでも苦労してるんですが、ロッソでは微妙に違うゴールドになっているんですよ。微妙に変えることで同じようなゴールドに見せているのです。
それだけではなく、ビアンコは座面の横方向のステッチもゴールドですが、ロッソは横方向のステッチは赤にしています。
こうやって、革の色に合わせたベストチューニングをしているわけです。
さ・ら・に・・・ですね。
このロッソのセンター部分、パンチング(穴あき)のところの革ですけど、そのままだと穴の一個一個がきれいに見えないので、裏から黒で染めているんだそうです(@@)
この話を聞いたときに、うちのデザイナーに
「ねぇ、ビアンコも裏側を染めてるの?」
って聞いたら
「ビアンコは染めてないよ。」
というので
「ふ~ん、じゃあビアンコのほうが1工程少ない分コスト安いんだね。」
と言ったら
「ロッソのほうが高いのは事実だけど、ビアンコは裏側を漂白してるんだよ。」
って言ってました(呆)
ムラーノ モードシリーズを購入された皆さん、どうか
「このシート表皮の裏側はね・・・」
って、自慢しまくってください。
Posted at 2012/12/07 12:01:01 | |
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