
今年は、サーキットトライアルが2戦しかなく、既に両方終わってしまったので、通常であれば、マシン開発は停滞期に入るところなのですが、10月の
曲がり隊カップに参加できそうになったので、筑波での2回のサートラの結果を踏まえて、バージョン3を作ってみることにしました。
ゼロナナより、大分バネレートを下げた、ゼロハチ・スペック バージョン1でのぞんだ、サートラ第1戦では、車側のインフォメーションが、僕に伝わりにくいと言う問題点が出ました。
そこで、バージョン2では、ストロークを規制し、ダンピングを下げて、車が入力に対して、すばやく反応するように、サスペンションセッティングを変更しました。リアブレーキホースも、メッシュのものに交換し、以前からメッシュホースが付いていたフロントとあわせて、完全メッシュホース化でのブレーキフィーリングの改善も行いました。
バージョン2で走った、サートラ2回目では、大体計画どうりの改善が見られ、少なくとも、バージョン1よりは、ドライバーとしては、乗りやすい車に変わってくれました。その甲斐もあって、ベストタイムも、真夏の悪条件にもかかわらず、更新することができました(と言っても、0.03秒ですが…)。
乗り手の感覚としては、かなり乗りやすくなったのに、ほとんど同タイムしか出せなかったことは、結構ショックでした。筑波の最終コーナーは、自信をもって、進入出来るようになり、最終コーナーでは確実にタイムを稼ぎました。しかし、インフィールドに関しては、バージョン1のほうが、走りやすかった事は事実です。
これを受けて、現在計画中のバージョン3では、進入時の回頭性はそのままに、現在の定常アンダーステアを軽減する方向で、セッティングを進めることにしました。
とりあえず、進入がうまく行っているフロントは小変更で乗り切って、リアを変更して、対策するつもりです。
とまあ、テストのために事前にサーキットを走ればいいのですが、いかんせんいつもぶっつけ本番なので、えらく高く付くテスト?!を経て、完全な手探り状態から、少しは方向性が見えてきた気がします。走行結果から、フィードバックして、計画を立てて変更し、大体目的に沿った改良結果が得られるように、なってきました。
しかし…。こうやって、セッティングをしてきた結果、限りなくリアのスプリングレートが、フロントに近づいてきているんですけど、これって、間違っているんですかね??コーナーウェイト、2倍以上違うのになぁ…。
Posted at 2008/09/01 00:48:07 | |
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