
'81黄色GLEは、普段は弟の専用車で、僕はほとんど乗りません。
先日、鈴鹿のレースの帰りに、久しぶりに長距離を運転しました。
途中の道を走りながら、車の挙動に、何か異常があるなと感じました。
具体的に言うと、ダラーっとカーブを走っているとき、普通は、アクセルを離すと、タックイン方向の挙動が出ると思うのですが、なぜかそれが出ず、逆に、アクセルをオンにすると、タックイン方向の挙動が出ると言う現象です。
荒れた路面を低速で走っているときに、少し「カクカク」系の異音もしていたので、弟に車を置いていってもらい、点検してみました。
ホイールをはずして、ハブを手で揺さぶってみると、トー方向にガタがあります。ハブベアリングか?とも思いましたが、今年の春の車検時に、ハブベアリングは交換してもらっているので、その可能性は薄いと考えました。で、タイロッドをもってゆすってみると、左はガタがなく、ステアリングラックにつながっているのに、右は思いっきり、ガタがあります(汗)。
結局、トー方向にガタがあったので、アクセルオンでタイヤが前に行こうとすると、思いっきりトーインに、離すとトーアウト方向にタイヤの方向がずれて、「アクセルを踏むと、タックインする」と言う変な挙動の原因になっていたようです。
↑ある意味、アクセルオンで曲がっていくので、ランエボのAYCよろしくスポーツアクティブステアリングですが(笑)。一緒にするなと、三菱さんに怒られますかね(笑)。
実は、タイロッドのステアリングラック側の付け根は、分解してみたことがなかったので、ラック自体にボールが触れる構造なのか、そうでないのか、分からず、もし、ラックごとでないと、ガタツキが解消できなかったら、大変だなと思いながら、ブーツをずらせて様子を見てみました。
結果、タイロッドの付け根のボールジョイントは、タイロッドassy側にくっついていて、ここが駄目になっても、ラック自体に影響はないことが分かったので、
右タイロッドを交換しました。
中古品に交換したのですが、交換時に新しくつけるタイロッドのボールジョイントに、たっぷり高級グリスを塗ってやったところ、目覚しくスムースに動いてくれるようになりました。左側も、一度はずして、同じように塗ってやったら、きっとフィーリングがよくなると思います。
組み立てて走ってみた印象ですが、やっぱり結構ガタの影響は、大きかったんだなと感じました。わだちのある道路を走ったりしたとき、なんだかフラフラするなとは思っていたのですが、見事に解消し、しっかりしたハンドリングになりました。コーナリング中にアクセルを離した時も、自然とタックインしてくれるようになり、おかしな挙動は姿を消しました。
この車を復活させてすぐのときから、ステアリングの転舵方向を反対にしたとき、「コクッ」と異音が発生していて、タイロッドのボールジョイントが駄目なんだろうなとは思っていましたが、軽症だったので、放置していました。
しかし、どうやら最近になって、加速度的に悪化していたようで、今回の故障につながったので、やっぱり早めにやっておけばよかったと思いました。
やっぱり、マメに点検しておけば、ダメージを最小限にとどめられますね。
Posted at 2008/09/18 20:58:03 | |
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