
かれこれ3ヶ月ぐらい戦っていた
ロードスターのハンチングですが、先日ついに戦いに勝利することが出来ました。
最初はアイドリングを制御しているISCV本体の不良を疑い、清掃したり入れ替えたりしましたがハズレでした。その後、燃料フィルター交換、スロットルポジションセンサー調整などやりましたが、どれをやっても副産物的な調子のよさは回復できても、根本的なハンチングモードに落ちないようにすることは出来ていませんでした。
僕の車両の場合、ハンチングは市街地を走っていて赤信号で止まったりするようなときに発生しやすい傾向がありました。アクセルを離してブレーキを踏んでいき、停止直前にクラッチを切るとアイドリング回転数を割り込んで回転がストールし、それを引き金にしてISCVが過剰に働いて今度は吹け上がり、ハンチングに突入すると言うのが典型パターンでした。
とにかく、出始めると赤信号で止まるごとに出るのでうっとうしくて、どうにか運転でカバーできないかといろいろ試していたところ、スロットルを閉じる時に意図的にゆっくりスロットルを閉じてやるとハンチングが発生しないことに気が付きました。
ちょうどその頃、チリ大地震の津波が日本沿岸に押し寄せる様子がニュースで放送され、津波が河川を逆流し、閉じられた水門に跳ね返されて戻って行くのを見て、そりゃあ開いているアクセルを急に閉じたら、同じように空気に波が生じて、エアフロを通過して吹き返していくよなと思い、エアフロの吹き返しでエンジンがストールすると言う話を思い出しました。
(↑津波に着想を得たという話は半分以上嘘です。偶然時期が重なっただけです(笑))
そこで、まずはエアフロセンサーが汚れて正常に作動していない可能性を疑い、
エアフロを泡系クリーナーで洗浄してみることにしました。
洗浄してみた結果、どうやらこれが本当の原因だったようで、まったくハンチングは発生しないようになりました。これまでのISCV本体洗浄などの後には、それなりに調子よくなってハンチングは発生しにくくはなってきていたのですが、いずれもハンチングに陥りそうになる兆候がなくなったわけではありませんでした。むしろ陥りそうになってもよく耐えるようになるということが多かったのですが、今回はまったく危なげなくハンチングに陥る兆候すら現れないようになりました。
このロードスターを僕が譲り受けてからずっと、赤信号などで停車する際、ブレーキを踏んで減速し、最後にクラッチを切るといくらかアイドリングより回転が下がってからISCVで持ち直してアイドリングになるパターンだったので、この車はこんなものなのだと思っていましたが、清掃後は同じように操作してもタコメーターはアイドリング回転数にふわりと着地!?し、回転が下がって振動が出るようなことはなくなりました。
乗り始めてすぐのころも、ごくまれにハンチングに陥ることはあったのですが、頻度が低かったので無視していました。今思えば、最初の頃からエアフロが汚れぎみで調子が悪い状態だったんだろうと思います。
これでついに、原因追求に長い時間が掛かったハンチングに対して、
勝利宣言!!することが出来ました。
初期のISCV不良を疑っていた頃に、3万5千円出して新品を買っていなくてよかったです。あの頃からISCVにしては正常に作動している時もあるのでおかしいと疑ってはいましたが、3万5千円の空振りは僕には正直痛すぎます。
その3万5千円でサーキットに行こう♪
Posted at 2010/03/24 21:53:35 | |
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