
先日、会社で三菱さんがプチ展示会を開かれまして、ついに i-MiEVに試乗することができました。
ずっと気になっていたので、いろいろな期待(先入観か?!)が山ほどあって、僕のすべてのセンサー感度をMaxにして気負って乗りましたが、拍子抜けするほど普通の車で驚きました。
最近の車に多いキーを刺さないエンジンスタートスイッチ?でしたが、ちゃんとキーにはスタートのポジションがあります。始動(起動か?)時にはスタートまでキーをまわして、メーター内に"Ready"のランプが点けば準備完了です。
駐車場を走りましたが、電気自動車ならではののけぞるような発進トルクが…と言うことはなく、まったく普通のATのガソリン車のようなスムーズな発進が可能です。某番組のソーラー軽自動車は、結構ギクシャクしている車内映像でしたが、市販車ですし、とても洗練されていました。
普通の i はフロント荷重が極端に少なく、人力車で車夫が左右に動いているような操縦感ですが、確かにバッテリーの搭載で、フロントの荷重が増えている印象は持ちました。しかし、シビアに見ればと言う程度の差で絶対的には相変わらずフロント荷重が足りない感じがします。
軽自動車の自主規制に合わせて、パワーは64ps。普通の軽の2割り増しぐらいのパワー感はありました。案外低速より上まで伸びる感じが印象的でした。エンジンってスイートスポット狭いのねって感じです。
「ガソリン車から乗り換えても違和感がないように」と言う部分を、徹底的に煮詰められているように感じました。アクセル離した時の擬似エンジンブレーキの効き具合などもバッチリで、走行フィールはほぼガソリン車と同じです。ここまで石橋を叩きまくって仕上げた、三菱のエンジニアの方に拍手です。
車好き的には、電気自動車なりの「特別なもの」を求めてしまいますが、それはおいおい出てくるスペシャルモデルのお楽しみと言うところでしょうか。
後は航続距離が160kmから300kmぐらいにまで伸びて、価格が350万円から200万円ぐらいまで下がれば、奥様お買い物仕様の軽はみんな電気になるかもしれないですね。
未来の足音はもうすぐそこまで迫っています。
Posted at 2009/11/11 22:40:10 | |
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試乗 | 日記