
きなこをうちの子にの最終章です。
前回、お迎え時にきなこが体調不良ということで、きなこをお迎えするのが1週間遅れることになりました。
そして1週間後の土曜日、朝一にお迎えに来ると約束をして、この日はきなこをお迎えする用品を購入して、一旦自宅に帰りました。
そしてきなこがうちに来てくれるのを楽しみにしながら、ケージを組み立てたり、用品を配置したりして準備を整えました。
そして5日が過ぎ、木曜日の仕事が終わって家に着いた頃、突然ペットショップからスマホに電話がかかってきました。
「急にお電話すいません。今、お話しても大丈夫ですか?」
私が「はい」と答えると、
「あのう、すいません。ベンガルちゃんの下痢は少し良くなったんですが、ネコ風邪をひいてしまいました。あまり具合が良くないんです。土曜日にお迎えに来て頂くとお約束していたんですが、もし、もしお差支えなかったら、あと1週間、もう1週間だけこちらでお預かりさせていただけませんか?本当に、本当にすいません。」
「えっ、大丈夫ですか?」と聞いてみると、
「はい、万全を尽くしますし獣医にも診てもらいます。申し訳ありませんが如何でしょうか?」
ちょうどこの時、家族が手術の為入院していました。
もう1週間後になると、その家族も退院しているのでこちらとしても都合がいい。
それに、無理にこんな状態できなこを引き取っても、ネコと暮らしたことがない私には、何をどうしたらいいのかわかりません。
またきなこが来るのが遅くなるのは残念ですが、もう1週間預かってもらったほうがみんなの為になると思い、了承することにしました。
「それと、先日ご契約を先にして頂いたので、本来ペットショップの手を離れ、所有者はべるぐそんさんになります。従いまして、診察代やお薬代、1日お預かりする毎に1泊〇〇〇〇円の宿泊代金を頂戴する決まりになっています。そしてそういう風に言われたのですが、あくまで非があるのはこちら側です。上に掛け合いましてすべての負担はこちらですると了承してもらいました。ですので費用は一切かかりません。ご安心ください。」
私も先日先に契約した時点で、既に形上は私の家族になっていると理解しています。
こういうことがあった際も、金額を請求されても致し方ないと思っていました。
チェーン店のペットショップの店員さんが、本部の偉いさんに交渉して了承させるのは簡単ではなかったのでは?と推察します。
この方のプロ意識と責任感に、更に安心して任せられると思いました。
1週間後の木曜日、再び電話がかかってきました。
「ベンガルちゃんのネコ風邪はもう大丈夫です。下痢のほうも完全には良くなってはいないのですが、ほんの少し緩いだけのところまで改善しました。予定通り土曜日にお迎えに来て頂けるということでよろしいでしょうか?」
勿論私も快諾しました。
そして待ちわびた土曜日。
きなこを迎えに行きます。
何度も迎えるのが遅れたので、家族に迎え入れる喜びも一入です。
ペットショップに到着し、連れて帰る準備をします。
そして店員さんがいつものように、
「とりあえずベンガルちゃん連れて来ますので、ご対面してあげてください。」
と言ってバックヤードに向かっていきました。
一通り説明や注意事項等を聞き、
「マイクロチップに入れるベンガルちゃんのお名前はお決まりですか?ペット保険にもご加入頂けるということですので、そちらの保険証にも名前を載せますね。」
この時私はすっかり油断していました。
実は名前を全く決めておらず、候補も考えていませんでした。
というのも、家に帰って暫く過ごして、この子に相応しい名前を、ゆっくり考えればいいと思っていたからです。
「今決めていなかったらどうなりますか?」
「描種であるベンガルがお名前として登録されます。」
うーーーん、困った!と思って悩んでいると、一緒に迎えに来た猫アレルギーでネコを家族に迎えることに反対だった家族が、
「きなこです。きなこにします。」
と言いました。
「はっ?なんで?」
「どういうこと???」
と思っていたら、ネコを家族に迎えたら、名前はきなこにすると決めていたそうです。
「後で名前の変更は可能ですが、書類や保険証はきなこのままになります。」
ということでした。
名前は自分で決めると思っていたのですが、そういった経緯でとりあえず名前をきなこ(仮名)としました。
後々名前を私が決めようと思っていましたが、色々とややこしくなりそうなので、きなこ(仮名)→きなこ(本名)になった次第です。
しかし、あれだけ反対していたのに、なんで名前決めていた???笑
そんなこんなで紆余曲折ありながらも、無事きなこを迎え入れることができました。
実は連れて帰るまで、きなこの鳴き声を聞いたことがありませんでした。
冗談で、めっちゃ汚い鳴き声だったらどうしよう!とか考えていました。
帰り道の車の中でのことです。
ケースに入れられ、車に乗せられ揺られて移動することに不安を覚えたのでしょう。
大きな声で、
「にゃおぉぉぉぉぉぉ~~~~~ん」
と鳴きました。
私がイメージする、こんな鳴き声だったらかわいくてパーフェクトだなとイメージしていた、まさにその声そのものでした。
良かった!!笑
こうやってきなこはうちの家族の一員となりました。
心配だった下痢も、うちに来た初日2日目はまだほんの少し緩かったものの、その後は全く普通になりました。
ごはんも、最初の1回目は緊張してあまり食べませんでしたが、ちゅ~るをかけるとガツガツ食べて完食しました。
恐るべしちゅ~る。
爪とぎもトイレも、全く教えなくても最初からきちんと決められた場所でやってくれ、粗相や失敗は全くありませんでした。
最初は少し手がかかるだろうと思っていましたが、全く手がかからず、拍子抜けするほどでした。
ただし、遊びは激しいです!!笑
店員さんはうちに来た後も、ベンガルちゃんの具合が心配でとちょくちょく電話してきてくれるのですが、様子を聞いていつも安心してくださってます。」
かなりお世辞も入っていると思いますが、
「きっとべるぐそんさんと相性が良かったのと、ベンガルちゃんの為に一部屋改装して、全のお迎え準備を整えてくださったからですね。本当に良かったです。」
と仰ってくださっています。
以上が、きなこをうちの子に迎え入れるまでのお話です。
この後、りんとれおんとの初対面の様子、うちでの現在の様子等は、また機会がありましたら投稿したいと思います。
皆様、4部に亘る長いブログを最後までご覧くださり、ありがとうございました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2021/12/19 21:00:00