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べるぐそんのブログ一覧

2022年08月07日 イイね!

赤ちゃんの白い軽

赤ちゃんの白い軽夏真っ盛りという事で、昔体験したちょっと不思議な涼しくなる話をひとつ。

その日、免許を取ってまだ間もない十代の私達は、友人の家で深夜までワイワイ騒いだあと、家路につくことにしました。

友人の家は山を越えた隣県にあり、帰るのはどのコースを通っても、山越えをすることになります。

みんな初めて購入した車で、運転するのが楽しくてしょうがなかったので、3人で遊びに行ったのですが、おのおの自分の車を出し、3台で行くという今では考えられないことをしていました。

遊びたい盛りの私達は、帰るのもまっすぐ帰るのはあり得なかったようで、わざわざ遠回りして険しい山越えをして帰ろうということになりました。



ノーマルの車に乗っているものは他の友人も含めて誰もおらず、それぞれの車がエンジンをかけると、今では考えられないような爆音を轟かせました。

たった3台でも、何台もの車が走っているように聞こえたかもしれません。

また車高もノーマルのものなんておらず、その日一緒だった友人の一人は、私と同じでめちゃくちゃは下げていなかったのですが、もう一人はスプリング3巻カットで、中でブラブラしており、もはやスプリングの意味をなしていない車でした。

いっそのこと、ノーサスにすれば?と、みんなにからかわれていたものです。

先述の通り、その時私はめちゃくちゃ車高が低いわけではなかったのですが、フロントスポイラーが20㎝ほど前に突き出しており、段差にはかなり気を使いました。

そんな車3台で、家路につきました。



真夜中の山越えなんて誰も走っておらず、同一方向も対向車も全くおらず、私は先頭を走っていたので、気分よく自分のペースで走っていました。

そろそろ道が険しくなり、本格的に山中を走り出した頃、遠くにテールランプが見え隠れしました。

こんな夜中にこんなところ走って何してる?と一瞬思ったのですが、考えてみると私達も同じわけで、向こうもこんな夜中に車が来てる!と思ったかもしれません。

最初車に気づいた時は随分前を走っているように思ったのですが、あっという間に追いつきました。

それもそのはず、追いついてその車のペースにあわせざるを得なくなってスピードメーターを見てみると、針は時速20㎞を指している。

ワインディングを気持ちよく走るにはいくら遠回りをしても苦になりませんが、このスピードに付き合わされるのは苦行以外のなにものでもない。

勘弁してくれーと思いつつ、頭の中で追い越せるところを考える。

しかし道はもう一車線で、対向車が来ても対向が難しい道幅になっている。

そして、私の記憶が正しければ、この道幅は峠を越えて随分下らないと、追い越せる場所はありませんでした。



延々と付き合わされるんだと思うと、諦めと疲れがどっと出てきました。

どれくらい時速20㎞に付き合わされただろうか。

眠気覚ましに流れている音楽を大声で歌いながら、車種はなんだろうかと目を凝らすと、それは某自動車メーカーの白い軽自動車でした。

いくら軽でももう少し出るだろうと思いながら、ウンザリしていました。

ずっと付き合わされていて仕方ないと思っていたところ、突然前の白い軽が猛加速を始めました。

???となりながらもまだ峠は越えておらず、ずっと上り坂です。

パワーがなくて登れなかったというわけでもなさそうで、なんだ普通に走れるなら最初から走ってくれよと思いつつ、私も加速を始めました。



なんかおかしい。

加速を始めてすぐに異変に気づきました。

私の車は2000cc、相手は軽自動車。

タイヤは奮発して高グリップタイヤを履いているし、エンジンその他かなり弄っている。

それに免許取って1~2年といっても、サーキットに行ったり週5で峠を走りに行ってる。

そして当時、あるレーサーの方からよく運転を教えてもらっていました。

それなのに全然追いつけない。

向こうはどうみてもドノーマル。

またしても頭の中が???状態。

なんで?なんで?と思いつつも全く追いつけず、必死の思いでついていくのがやっとでした。



いったいどんな人が乗ってるんだと考えながら、後ろを追い続けました。

いつの間にか峠を越え、下りに入っていました。

勿論ブレーキ周りも変えていたので、ブレーキングで詰めてやる!!と頑張るのですが、全く間は詰まらない。

なんでノーマルタイヤでブレーキも変えてないであろうに追いつけない?

もしかしてとんでもない化け物が運転してるんだろうか。

そんなことを考えているうちに、突然前の白い軽が停まりました。

なんだ?なんだ?と思ったのですが、よく見るとそこだけ道幅が広くなっており、右から抜いていくことができそうでした。

もしかして道を譲ってくれたのか?

そう思いながら、私は右からゆっくり抜いていきました。

ゆっくり抜いていったのは、そこまで道幅が広くなかったのと、もうひとつはいったいどんな人が運転していたんだろうと、とても興味があったからです。

追い抜きざまに車内を覗きましたが、全く車内は見えず、どんな人が運転していたのかはわかりませんでした。





次回に続きます。
Posted at 2022/08/07 21:00:00 | コメント(16) | トラックバック(0) | 日記

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「ご心配をおかけしております❗️

木曜に通院後、夜間に高熱が出て再度救急で病院へ行き、点滴をして一旦帰宅してのですが、昨日病院から電話があり入院するようにとの事で、救急車を要請してでも今すぐ来て下さいと言われ緊急入院する事になりました‼️

また落ち着きましたら詳細投稿します🙇」
何シテル?   07/26 14:32
べるぐそんです。 N-ONEに乗っています。
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