
今、私は病気による間接の痛みの為、車を運転することができません。
私のN-ONEもエンジンをかけたり嫁さんに近場をたまに乗ってもらうくらいで、ほとんど家のガレージの置物と化しています。
でもあまり動かさないと車が傷んだり、バッテリーが弱ったり、ガソリンが古くなったりするので、嫁さんが休みだった昨日そのことをポソッとつぶやいて、天気もいいしN-ONEを動かしがてらどこかドライブでもと言ったら、思った以上に食いついてきました。
というわけでドライブにGO!!
と、相成りました。
行先ですが、倹約生活中なのであまり費用がかからないで楽しめるところ、観光地は多分ごったがえしているので、あまり渋滞等に巻き込まれないところ、色々考えた末あることを思い出しました。
早速ドライブへと出かけたのですが、急ぐ旅でもないし費用も節約で、せっせと下道を走ります。
もちろん運転は嫁さんです。
長距離ドライブですが、早朝に出たので道も空いています。
そして数時間後目的地の近くの駐車場に車を停めました。
で、目的地はこちら!!(笑)
付近には同じところへ向かうであろう、沢山の方が歩いています。
到着しました。
まずは建物の屋上に上がり、会場内を見渡します。
どうやらこの車両は人間と綱引きするようです。
塩浜駅方面を見下ろすと、沢山のタンク車が並んでいます。
こちらでも何か催しが行われているようです。
屋上から降り会場内を歩き始めると、何やら特に女性の方の人だかりが・・・
どうやら忘れ物市のようです。
この晴れた日になぜか傘を爆買いする嫁さん・・・謎
6本で占めて400円ナリ
安っ!!(笑)
見た目ほとんど新品です。
爆買いに満足した嫁さんを連れて、会場内を回ります。
まずは私の一番の目的の電気機関車から。
日本最大の私鉄に残る、唯一の機関車です。
ただ、車籍は抹消され、入れ替え用の機械扱いで、本線上は走行できません。
こちらは電動貨車
標準軌1435㎜と狭軌1067㎜の3線になっています。
こちらは標準軌と狭軌の4線が引かれています。
会場内には駅弁や食事も売られており、また家からお弁当を持ってくれば全くお金をかけずに遊べます。
もちろん入場は無料です。
こんなのも用意されています。
会場の隅にあり、誰も見向きをしないトラバーサー。
会場ではグッズが販売され、沢山の方が買い求められて飛ぶように売れていきます。
今は倹約中ですし、元から買い漁る気もなかったので、遠くから眺めます。
私はただの乗り物好きなので、ヲタクやマニアといわれる方には遠く及びません。
彼等には圧倒されます(笑)
いつの間にか、先ほどまでいなかった「つどい」が停車していました。
先ほど屋上から見えた工事用車両。
電気機関車と電動貨車。
一通り会場内を回った後、再び嫁さんが吸い込まれます(笑)
傘以外にも、バッグやサングラス、扇子やCD/DVD・本等いろんなものが売られています。
ほとんどが100円・200円です。
そしてなぜかまた傘を買い漁る嫁さん・・・
嫁さんの気が済んで傘の爆買いが終わり、次の目的地に向かいます。
そして来たのがこちら。
四日市あすなろう鉄道は以前近鉄(近畿日本鉄道)の路線でしたが、近鉄に見放され廃止をしようとしていたのを四日市市が存続させた路線です。
一地方自治体である四日市市が存続させることは英断だったと思いますし、素晴らしい判断だったと思います。
一日乗車券を購入し、早速乗車します。
こちらはナローゲージ、線路幅762㎜の特殊軌道です。
列車もおもちゃみたいで、まるで遊園地から飛び出してきたようです。
こういった鉄道はもう日本にはほとんど残っていません。
近鉄時代の名残か、乗り場は9番10番です。
駅は近鉄四日市駅の高架下にあります。
今のこの時代の2017年(平成29年)の日本で、まさか現役で定期運用されているウインドウシル・ヘッダー付の車両に乗れるなんて夢みたいです。
感激です。
って言っても、ほとんどの方は何のことかわからないですよね(笑)
先頭車両はこんな感じです。
車内に入ってもおもちゃのような小ささです。
人と比べたら、車両の小ささがおわかり頂けると思います。
列車に揺られ、終点の内部にやって来ました。
線路幅の狭さがおわかりいただけるでしょうか。
ところどころ架線柱が木製なのも泣かせます。
この日はきんてつまつりに合わせ、こちらでも催しが行われていました。
けっこう人が訪れています。
車庫内。
列車内の見学ができます。
運転席からの眺め。
見学を終え、また列車に乗ります。
途中の日永で降り、今度は西日野へ向かいます。
同じような目的の方がチラホラ。
すぐに西日野行きがやってきました。
こちらは新しい車両です。
車内も近代的です。
すぐに終点西日野に到着しました。
旧型車両が方向幕で、新車両の行先表示がサボという不思議。
鉄道好きにはたまりませんが(笑)
特に観光するところもなさそうなので、折り返し四日市に向かいます。
こちらの車両も近代的というか近未来的です。
路線とのギャップがすごい(笑)
グリップもお洒落なハート形。
そうこうしているうちに、四日市に戻ってきました。
駅前には三重交通バス。
昔からの変わらないカラーリング。
安易に塗装変更せず、伝統を大切にするポリシーのようなものを感じます。
市内を散策します。
立ち寄ろうと思っていたところ、ビル全面が工事用シートで覆われていたのでやっていないのかなと思ったのですが、近寄ってみるとどうやら営業しているようです。
また嫁さんのショッピングタイム。
日本一だそうです。
また市内をぶらり。
せっかく一日乗車券を買ったので、また列車に乗ります。
人ひとりがやっと通れるくらいの大きさのドア。
日が差し込む長閑な車内。
途中の列車交換駅で下車。
撮り鉄します。
反対行きの列車が発車します。
乗ってきた列車も発車。
誰もいなくなった鄙びた田舎のプラットホーム。
都会では見られなくなった構内踏切。
泊という名の駅。
またふらりと下車する日が来ることはあるだろうか。
ローカル線のローカル駅。
駅前の様子。
どこか懐かしく、童心にかえるような気持ちになります。
といっても、私は都会の真ん中の育ちなので、実際にはこのような思い出はないのですが。
この日は気が済むまで行ったり来たりしました。
路盤が悪いのか特殊狭軌の為か、とても揺れる列車。
昔は日本中どこでも聴けた、今では貴重な吊り掛けモーター音。
ウインドウシル・ヘッダーが残る車両。
もう日本中探してもほとんど見つからないものが、まだここには当たり前のように日常に溶け込み残っています。
しかし油断はできません。
もしかしたらそう遠くない将来、これらのものが姿を消してしまうのかもしれません。
でも、この日訪れた事がいつまでも私の記憶の中に残り続けます。
私を一日楽しませてくれた一日乗車券。
この日全く何も購入しなかったので、見かねた嫁さんが記念にと買ってくれた記念入場券。
もうひとつ、若い頃から好きで持ち歩いていた扇子。
ほとんど新品のようなものも売られていたので、こちらも嫁さんが買ってくれていました。
今の時代はお年寄りしか持たれていないかもしれませんが、でも私は扇子が好きです。
200円ナリ(笑)
そしてドライブに行ったのに、ほぼ自分の愛車の写真を撮っていませんでした(^_^;)
埃を被って汚れています。
今度体調が良くて痛みが少ない時に、頑張って洗車してやりたいと思います。
一日ご苦労様でした。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。