
広島弾丸ドライブ、歴史の生き証人と洗礼の儀 その1 からの続きです。
車庫での撮影を終え、また路面電車に乗る為電停に向かいます。
電車を待っていると、やってきたのは元大阪市電の車両でした。
きっちり時間を計算して移動するつもりではなかったので、車両運用も調べておらず、何が来るかはわからなかったのですが、撮影できるだけで十分だと思っていた元大阪市電が来てくれてラッキーでした。
車内の様子です。
平成の世に、こんな列車に乗れるのは、ある意味とても贅沢です。
雰囲気があってイイですね~
やがて発車し、暫くガタゴトと揺られます。
吊り掛け駆動のモーター音がたまりません。
気分はタイムスリップ。
途中の電停で乗り換えます。
今度やってきたのは元京都市電。
またまたラッキー!!
この電車の終点まで向かいます。
ここでまた乗り換えます。
直通する列車もあります。
次にやってきた列車はこちらでした。
シーメンス社製、まあ外車だと思って下さい。
終点まで乗ってやってきたのはこちら↓
ただ今回は時間が限られており、また天候に恵まれた週末ということで、厳島神社に行ってもごった返しているのは明らかであり、2人とも訪れたことがあるので今回は渡らないことにしました。
で、こちらに来た理由は名物のあなごか牡蠣を昼食で食べる為です。
一日乗車券を購入しているので、どれだけ乗ってもどこまでいっても電車賃はこれ以上かかりませんし(^_^)
相談の結果、2人とも牡蠣が食べたいということになり、目ぼしい店を見つけて入ります。
まずは乾杯~(ノンアルコールですが 笑)
注文した料理がやってきました(^O^)
牡蠣づくし御前です。
お昼ご飯を食べ、フェリーを見送って駅へと戻ります。
待っていたのはまたまたグリーンムーバ―(この車両の名称です)でした。
列車に乗り込みます。
旧来の路面電車の内装との対比が面白いです。
海沿いを走る車窓からの景色が良い眺めです。
白黒さんには申し訳ないのですが、また途中下車します。
懲りずにまた車庫にやってきました。
ワクワクする私に対して、多分白黒さんは「もう勘弁してくれよ~」と、心の中でゾッとしていたと思います(笑)
車庫に入れるような機会は滅多にないので、貴重な経験だとお付き合いくださいm(__)m
手続きを済ませ、見学と撮影開始です。
ごく一部の写真をご紹介します。
一通り撮影を終え、お礼を言って車庫を後にしました。
それにしても広電さんはどこでもどなたでもとても親切です。
今のご時世、やれ危険だのやれ何かあった時の責任問題だのと、こんなに自由に見学や撮影をさせてくださるところはなかなかありません。
勿論それはこちら側にも問題があります。
何かあった時に責任を押し付けたり、マナーを守らない非常識な人間がいるのでは、どうしてもそういった対応を取らざるを得なくなってしまいます。
そんな中でこのような寛大な対応をして頂けたことはとてもありがたかったですし、貴重な経験をすることができました。
戦争末期、広島に原爆が投下され、街は壊滅状態となりました。
そんな中で広電はわずか数日で復旧させ、運行を再開しました。
そして乗客に対し、「無理に運賃を払わなくてもいいですよ。 みんな大変なんですから。」
と言って被災された皆さんを無料で乗せてあげたそうです。
広電も一民間企業であり、お客さんから運賃を頂かなければ会社は存続できません。
広電の神対応は、昔から脈々と受け継がれてきた会社としての精神なのかもしれません。
とにかく素晴らしい会社だと思います。
そろそろライブの準備をする為、広島グリーンアリーナの最寄駅まで戻ってきました。
まずは一旦駐車場に戻ります。
カメラを2台持っているので、そのままライブに行ってあらぬ疑いをかけられたくないですし、服装も完全BABYMETAL仕様に着替えます。
途中前を通り過ぎたホテル。
実は今朝、ここで広電の一日乗車券を購入しました。
今回白黒さんに広島往復を乗せてもらったので、せめてものお礼としてライブ会場に一番近いこのホテルに、白黒さんをご招待し宿泊するつもりでした。
ですが事前に口を滑らせてしまい、こんなところとんでもないと恐縮されて、固辞されたので諸々の事情もあり日帰りすることになりました。
会場に到着すると、既に人で溢れていました。
今回のライブは三種の神器を身に着けないと入場できないので、引換所で三種の神器を頂きます。
本邦初公開!!
三種の神器を纏ったべるぐそんです。
といってもこの姿じゃ中身はわかりませんね(笑)
しかしこんなマスク被ったら、前が良く見えない。
こんなのが1万数千人もいたので、横を通り過ぎる一般の方はきっと恐怖だったはず・・・(爆)
準備を整え、開場までグリーンアリーナ横の公園で佇みます。
その時、みん友のBianconeroさんから「今どちらにいらっしゃいますか?」とメッセージが。
そして暗闇で目印も何もない中、1万数千人の中から私を見つけてくださいました(^O^)
Bianconeroさんとは8月のBABYMETALのライブ以来の再開です。
開場まで色々お話をさせて頂き、楽しい時間を過ごすことができました(^_^)
ありがとうございました。
そしていよいよ開場だという時に、衝撃的なメッセージが届きました。
2010年のBABYMETAL結成以来初めてのことです。
とても残念なことですが、仕方がありません。
それに誰よりも辛いのは、YUIMETAL自身だと思います。
今は療養を最優先して、また元気な姿を見せてほしいです。
いよいよ開場の時間になりました。
YUIMETALのことが心配ですが、会場内に入ります。
そして開演です。
(ライブの撮影は禁止されているので、ここからの画像はライブ中のものではありません)
通常BABYMETALのライブはとてもシンプルなものです。
特にZEPP等で行われる時は、ナレーションの後曲が始まり、その後MCも特別な演出もなく、ただひたすら歌い踊り続けます。
そしてアンコールも一切なく、そのまま終焉となります。
でも今回は違います。
物凄いセットに物凄い演出です。
オープニング曲は全く聴いたことがないものでした。
そしていつものDEATH始まりではなく、イジメ、ダメ、ゼッタイ始まりでした。
その1曲目からダンス・スクリーム担当のMOAMETALはパワー全開です。
YUIMETALがいない分を補おうとする必死さがひしひしと伝わってきます。
BABYMETALのダンスをご覧になったことがある方はおわかりだと思いますが、ハンパな激しさではありません。
恐ろしく体力を消耗します。
MOAMETALの思いは痛いほどわかるのですが、最初からこんなに飛ばしたら、もあちゃん壊れてしまう~~~と心配で心配でなりませんでした。
ボーカルのSU-METALの歌も、鬼気迫るものがあります。
とにかく2人の気迫が物凄いものでした。
BABYMETALの曲にはBABYMETALとしてのものと、SU-METALのソロ、そしてYUIMETALとMOAMETALのユニットのBLACK BABYMETALとしてのものがあります。
BLACK BABYMETALの曲が始まった時、MOAMETALは1人で必至に頑張りました。
満面の笑みで頑張っていましたが、時折YUIMETALを思ってか、涙を流すこともあったようです。
YUIMETALのパートの部分は、観客が代わりに一斉に歌いました。
SU-METALとMOAMETAL、そして観客が一体となってYUIMETALを元気づけようとしました。
よくグループでは表向きは仲の良さをアピールして装っても、裏ではドロドロの状態だということがあります。
でも彼女達は裏表なく本当に仲がいいです。
幼い頃から手を取り合って世界を舞台にやってきました。
だからこそメンバーのことが心配で、気が気ではなかったのではと思います。
今回はいつもとは違う特別なライブでした。
BABYMETALにとっても観客にとっても、一生忘れることができない特別なライブでした。
みんなYUIMETALが元気になることを、心の底から願っています。
セットリスト
1.オープニング(新曲?)
2.イジメ、ダメ、ゼッタイ
3.ギミチョコ!!
4.ド・キ・ド・キ☆モーニング
5.紅月-アカツキ-
6.GJ!
7.シンコペーション
8.META!メタ太郎
9.NO RAIN NO RAINBOW
10.4の歌
11.メギツネ
12.KARATE
13.Road of Resistance
14.ヘドバンギャー
15.BABYMETAL DEATH
16.THE ONE -Unfinished ver.-
2018年、BABYMETALはアメリカやヨーロッパでのフェス出演が決定しています。
来年は更なる飛躍を心から願っています。
ライブが終わり、会場を後にします。
素晴らしい夢のような時間でした。
そしてまた白黒号に乗せてもらって帰路につきます。
晩御飯を食べていなかったので、日付が変わった頃、途中のPAで念願の尾道ラーメンを食べました。
途中何度か休憩をとりながら、朝方無事に帰ってきました。
私は乗せてもらっているだけでしたが、白黒さんはさぞお疲れだったことだと思います。
そして家へのお土産です。
今回格別のご高配を賜りました広島電鉄の関係者の皆様、ありがとうございました。
何から何までお世話になった白黒ONEさん、本当にありがとうございました。
そしてこのブログをご覧になってくださった皆さん、ありがとうございます。
やっぱりBABYMETALはサイコ―です!!(^O^)