
「続々・よもぎをうちの子に」の続きです。
よもぎをいつもお世話になっている店舗に移動をお願いしてから数日が経過しました。
そしていつもお世話になっている店員さんから連絡がありました。
店「シルバーのベンガルちゃんがこちらの店舗に移動してきました。正式なお話は48時間以上経過しないとできないのですが、お会いすることはできます。」
私「ちょうど今日は通院日で休みを取っているので、病院が終わってからそちらにお伺いしてもいいですか?」
店「わかりました。お待ちしています。」
48時間経過しないと正式に話せないというのは、知らないところに連れてこられた子は、体調を崩したりストレスを抱えることも多く、落ち着かせ慣れてもらうのと、その間に体調や様子を観察する為に設けている時間だそうです。
勿論状況によっては、更に時間を要することもあります。
通院を終え、ペットショップに到着しました。
仲のいい店員さんを探し、声をかけました。
店「べるぐそんさん、お待ちしていました。さっそくシルバーのベンガルちゃんを連れて来ますね!」
そして店員さんに抱えられてよもぎがやって来ました。
私のことに興味津々のようで、じっと顔を見つめています・
店「どうぞ抱っこしてあげてください。」
私「はい、ありがとうございます。」
抱っこしてすぐ、とても人懐っこくて社交的であることを感じ取れました。
とにかく動きや仕草が愛らしい。
まだこの時点では正式な契約をするわけではないので、合わない・思ってた子と違うと感じれば、お断りすることもできると思います。
でも頭の中では、この子ならきなこやあずきと一緒でも大丈夫、うちの子として迎え入れようと考えていました。
そしてよもぎを迎えに行く日がやって来ました。
前日までに新しいケージや食器類等、全てを揃えて準備万端にしています。
きなこの時もそうでしたが、開店時間と同時に迎えに行く約束をしています。
理由は夜までしっかり様子を見てあげられるのと、もし万が一体調に問題が出ても、動物病院が開いている時間にすぐに連れて行くことができるからです。
ペットショップに到着し、よもぎを正式に迎える旨を話して契約に入ります。
店「その前に逢いたいですよね!すぐに連れて来ますね。」
そう言ってよもぎを連れて来てくれました。
先日逢った時は性格や体調等を重点的に見ていました。
今日は、なぜこの子はこんな値段なんだろうと、少し冷静に観察してみました。
ベンガルはその特徴的なヒョウ柄模様で人気があります。
ただ、ヒョウ柄ではない斑点模様の子や、マーブル模様の子も多くいます。
よもぎはロゼットと呼ばれるヒョウ柄模様ではなく、斑点模様で、それも綺麗な丸い斑点模様ではありませんでした。
そしてベンガルの別の特徴として、そのシルキーなとても柔らかい、触り心地のいい毛並みが特徴です。
きなこに関しては、大げさではなく、私がこの世で触った何よりも触り心地のいい毛並みをしています。
あずきはきなこより触り心地は劣ります。
よもぎはお世辞にも触り心地がいいとは言えず、少しゴワゴワっとした毛並みをしています。
外観からも、よもぎが安くされていたのを感じ取れました。
勿論ベンガルである以上、ベンガルの特徴的な模様や触り心地であることに、こしたことはないのかもしれません。
そこを最重点として、ベンガルを選ばれる方もいらっしゃいます。
しかし私にとっては、それは二の次でした。
性格や私との相性、そしてきなこやあずきと上手くやっていけるかどうかが、最重点問題でした。
そして今日再びよもぎと逢って観察してみて、この子は間違いなく合格でした。
そういう訳で契約を取り交わします。
48時間以上よもぎを店舗で観察してみた結果は、いたって健康で元気元気で、全く問題ないとのことでした。
うんざりするほど沢山の書類に記入して、これで無事よもぎはうちの子です。
結局、よもぎがこんなに安くされていた原因は何だったんだろう?
先ほどの模様や毛並みで下がっているのは理解できますが、それでここまで安くされるというのは考えにくい。
店員さんも最後まで理由はわからないようでした。
よもぎを連れて帰るついでに、ごはんやトイレの砂も一緒に購入しました。
実はこの店舗、物によってはネットで購入するより安い物が多くあります。
持ちきれないほどになったので、また店員さんに離れた立体駐車場に停めてある車のところまで、一緒に荷物を運んでもらいました。
車に荷物を載せながら、店員さん私の車に興味津々でした。
帰り道、きなこは不安になったのか、「にゃおぉぉぉぉぉぉ~~~~~ん」と大きな鳴き声をあげました。
あずきは更に怖かったのか、ずっと「にゃおにゃお」鳴いていました。
よもぎは一言も発しなかったので、信号待ちでよもぎのほうを見てみると、段ボールのキャリーケースの空気孔から前足を出し、「バカヤロー、こんな狭い所に閉じ込めてんじゃねえよ!さっさと出しやがれ!!」と言わんばかりに、ブンブン振り回していました 笑
それを見て、「あ、この子は絶対にうちに来ても大丈夫だ。きなこやあずきとも上手くやっていける」と、更なる確信を持ちました。
諸事情あって随分長い間隔での投稿になってしまいましたが、ここまでご覧くださりありがとうございました。
よもぎを迎え入れるまでの疑問は完全に解決されませんでした。
しかし、毎日元気よく走り回り、人懐っこく愛想を振りまくよもぎを見ていると、今はもうそんなことはどうでもよくなっています。
これからもきなこやあずきやよもぎのことを発信していこうと思います。
勿論れおんやりんのことも。
最後に店員さんの言った言葉が印象的でした。
「べるぐそんさん、私は今まで沢山の猫ちゃんと接してきています。よもぎちゃんを選んだのは、よもぎちゃんを迎え入れるのは、絶対正解ですよ!!」