
私が免許を取って始めて手にした車は、カローラFXでした。
夏に昼は御中元の包装作業、夜は塾の夏期講習とみっちりバイトして買いました。
当然、そのくらいのバイト料で買えるわけですから、中古5年落ち、その上、最下位グレードです(^^;)
当時FXの最上位はGTというグレードで、レビン、トレノと同じ4AGをつんだホットハッチだったんですが、私の買ったのは1.3Lの通常スターレット(スポーツグレードではない)のエンジンに4速!!マニュアル、バンパーも前後未塗装の商用車Lグレードでした。
4速って今でもあるのかな(?_?)
何故にトヨタ車を選んだのかというと、当時私は車に全く興味が無かったのです。
車の事等何も知りません。
そのため、良くあるパターンですが、
「トヨタなら安心だろ。」
という気持ちで選びました(^^;)。
まあ、実際、最後はオイル食いが酷くなって廃車になっちゃったんですが(^^;)。
ただ、値段以外にFXという車を選んだ基準はありました。
大学時代、私は天文部に所属していて、車は、夜、観測会に山へと望遠鏡等の観測道具や防寒具を積んで行くのに必要だったんです。
そのため、荷物と人が載るということを重要視していました。
当時、その辺の価格での比較対象車には、「赤い」で一斉風靡したファミリア、シティ、スターレットがありました。
最初は「ウーウーウーウー、シーティ、ホンダ、ホンダ、ホンダ、ホンダ。」の宣伝で有名だったシティを買うつもりだったんですが、先輩に荷物があんまり詰めないと言われ断念しました。
スターレットも同様です。
今、考えるとこの2台のどちらかの方が楽しかったと思うんですけど。f^^;
で、玉数豊富なファミリアの方は、その所為で、サークル内での玉数も非常に多かったので没。
結局消去法で、FXになったわけです。(^^;)
乗り出してみると、ブレーキは利かないわ、ミッションは渋いわ、加速ではタクシーにあおられるわ、まあ、商用車ーって感じでした。
でも、免許取立ての私には十分でしたし、遅いながらも山も登ったし(当たり前か...)、車がもたらす行動範囲の広がりと時間の自由度を教えてくれた車でした。
思い出も多いですねー。
で、私にとっての「赤とんぼ」、93式中間練習機というわけです。
慣れてきて、山を往復するうちに、車好きになっていって、アルミ換えたりしだして、今にいたるわけです。
当時は先にあげた車以外にFRのスターレット(KP)とか、中古で安い、スポーツ走行の楽しめる車がたくさんあって、その後、ちょっと値段アップすれば、AE86やシビック、初代MR-2の中古に手が届き、就職して給料を貰えば、新車でスターレットターボ、AE92のレビン、トレノ、シビックにCR-X、軽でもビート、カプチーノ、AZ-1が購入範囲に、将来的にはロードスター、シルビア、2代目MR-2、セリカGT4、スカイライン等々が視野に入ってくるという、順序だててステップアップを考えられる、たくさんの車があった時代でした。
バブルですねー(^^)。
スポーツの未来のためにも「赤とんぼ」から上手く繋がるラインナップが復活して欲しいものです(T_T)。
Posted at 2007/01/30 23:58:15 | |
トラックバック(0) |
FX | クルマ