2007年06月22日
今日、会社で高圧ガスの取り扱い講義を受けたのですが、その中に出てきたのが液体水素。
注意書きは、爆発飛散力は火薬並、危険(^^;)
そりゃ、水素ガスより単純に密度が非常に高くなるわけですから、危ないですよね(汗)
液体水素って確か、BMWの水素自動車が積んでましたね。
水素ガスでは、どうしても航続距離が少ないので、液化して積むのが良いということなんでしょう。
しかし、水素の液化温度は絶対零度に近いので、BMWの「沸騰したコーヒーを入れると、飲める温度まで下がるまで13年かかる」というご自慢の断熱タンクを使っても、17時間で沸騰が始まり、圧の上昇による危険の為、タンクを開放せざるを得ず、結局9日間で全部抜けてしまうそうです(^^;)
そうは言えども、液体水素貯蔵は水素自動車のみならず、燃料電池車にとっても魅力的なので、ホンダなどいくつかのメーカーも協力体勢に入るとか。
上手く行けば、水素ロータリーにも使えるかもしれませんね。
BMWはマツダ以外に水素自動車を販売しようとしている企業です。
レシプロエンジンは、ロータリーと違って燃料供給室と燃焼室が同一の為、バルブやプラグの余熱によって水素が異常燃焼し、水素自動車の実現は難しいといわれていました。
そこに挑戦する辺りはBMWの内燃機関にかける情熱なんでしょう(^^)
ストレート6にも拘ってますしね。こういうこだわりって格好良いです。
ただ、この水素エンジン、構造とか詳しい情報は公開されていません。
パワーや航続距離、ゼロヨンデータなど、怱々たる結果が表示されてるんですが。
この点鑑みるとまだまだ問題があるのかもしれません。
BMWのベース車は6Lの760iです。
何故6Lのこの車を選んだのかと考えると、まず水素自体の燃焼パワーが少ない為、排気量を大きくしないと追いつかないのかなという事が一つ。ロータリーのようにレシプロでは少ない排気量ではパワーでませんもんね。更に水素はガソリンよりもパワーが下がるので、排気量に頼るしかないのかもしれません。
液体水素に拘るのも、航続距離以外にこの点の問題があるのかなと思います。液体水素はエネルギー密度がガスのほぼ2倍になるのでパワーが上がるのです。
だからレシプロではパワー面で大排気量が必要。
もう一つは、ガソリン車のバルブ以外に、水素を導入するインジェクターをもう一つ付けないといけないこと。そうすると、大きなエンジンじゃないと付けられませんよね。ピストン直径部の面積が大きい事が要求されますから。
これらのことを考えると、BMWの水素自動車は大排気量エンジンを積める大型車のみで、小型車には対応できないのではないかと思えてきます。
それを考えると、水素ロータリーは小型でパワーが出るという特性において、水素燃料でまだまだアドバンテージがあるのでは?
後、大きな問題はBMW760iの値段(^^;)ベース車で1745万円也!
水素自動車なら幾らになるのか(汗)
この点でも、ロータリー有利な気がするんですけど、どうでしょうか?
Posted at 2007/06/22 21:40:05 | |
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車 | クルマ
2007年06月22日
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」、見たいと思っていたので、レイトショー時間帯で、近所のシネマコンプレックスに見に行ってきました。
前評判で、色々な謎を含みすぎて消化不良な作品になっていると聞いていたのですが、その通りでした(^^;)
ヒット映画を2作、3作と続けていくと構想が膨らんで収まりきれないという感じになってしまうんでしょうか。
本作のラスト付近でも次回作を匂わせるところがあり、ジョニー・ディップ以下スタッフも乗り気なようですが、もう良いかなーという出来でした(^^;)
いや、面白いのは面白いんですけどね。
ちなみに本作は、スタッフロールの後に後日談の特別映像があるので、途中で出て行かないで、最後まで見た方が良いですよ♪
シネコンまでは、バイパスを使って10分から20分くらい、涼しくなった快適な道を8でミニドライブできました。
今の時期の夜はなんか、気持ちいいですね。
Posted at 2007/06/22 01:38:46 | |
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徒然草 | 日記