2012年04月03日
何度か紹介してます、スポーツカープロファイルシリーズの一冊、「マートラ・アルピーヌ」を購入しました。
マトラは、917が締め出された後、今やルマンの顔たるペスカローロが3連覇を果たしたMS670シリーズの事は知ってますが、その歴史などは詳しく知らなかったので、読んでみたいと思ったのがきっかけ。
マトラ自体は車メーカー発祥ではなく、ミサイルなどの軍事から、航空、宇宙産業に移り、車メーカーへと移行したという変わり種なんですね。マトラ自体が「航空・機械・動力」の頭文字から来ていると初めて知りました。
そして、そのルマン連覇の時のマトラ・シムカ。シムカは当初はフィアットの関連会社だったもので、ゴルディーニのチューンドマシンなどがあったりしたのですが、この時代はクライスラー・ヨーロッパとなっていたそうです。
フォードGTによるルマン制覇、GMの影の支援によるシャパレルの例もある様に、当時、ヨーロッパにおいてアメリカ資本メーカーの進出が続いていたのですね。
ただ、このシムカは単純に資金支援であって、技術的な供与が無かったというのが他の2社と異なる所。スポンサーという所だったようです。
また、全盛時代にはフランスの産業振興による支援も受けていたそうです。時代ですね、こっちも(^^;)。その支援はアルピーヌにも回っていたとか。
マトラは参戦当初は小排気量クラスの為、当時のフェラーリ・フォードの対決の影に隠れ、その後の917時代には3LV12を投入したものの、5Lパワーに及ばずでしたが、その後の3Lスポーツカー時代になり、フェラーリ、アルファロメオに対して、絶対的な強さを発揮しました。
私は、ライバルがいない時代かと思っていたのですが、全くそうではなかったのですね。絶対的に強かったようで、その後、レギュ変更が起こったのも、その強さが影響したのかもしれません。一人勝ちだと、レギュ、変わりますもんね。
それだけ強かったものの、クライスラーの資本提供が終わり、72年のルマン、スポーツカーシーン制覇の後、舞台から去る事になりました。
マトラはF1の方でも活躍していて、そっちに集中という形になったようです。赤いメーカーと一緒ですね。
一方のアルピーヌはこちらもまた、当初は1~1.5Lまでの小排気量の雄。当時あった、排気量を換算した性能指数などの章典をA210で得ていました。
このA210は4年にわたって、活躍するのですが、その後はマトラと同じ様に3Lクラスへと移行。しかし、そっちは鳴かず飛ばずで(^^;)
一端その活動は終了する様です。これもまた、フランス政府の支援ストップもありで。
A110のラリーイメージが強かっただけに、これもまた興味深かったですね~。
フレンチブルーのこの2社のマシン。他の本に比べるとマイナーとはいえますが、面白かったですよ。
Posted at 2012/04/03 22:45:56 | |
トラックバック(0) |
雑誌 | クルマ
2012年04月03日
フォードGTマークⅡ 1966ルマン・ウィナー制作進行中⑮
紆余曲折ありましたが、何とかボディ研磨、終了しました(^^;)。研磨はいつもの段取りで。黒ですが、傷が目立たない位にはてかてかです。
後は細々としたパーツの塗装を進めて、組み立てへと進行です。いやー、予想外に時間がかかりました(汗)
Posted at 2012/04/03 22:19:28 | |
トラックバック(0) |
模型 | クルマ