さて、メルセデスAMG CLA45 4MATIC+に試乗。
CLA45 4MATIC+は「4気筒エンジン史上最高の」出力である421馬力を発生するM139型エンジンを搭載したクルマ。
このエンジンはもちろんAMG伝統の「ワン・マン、ワン・エンジン」という思想に則り、一人の熟練した職人が責任を持ってそのエンジンを組み立てられています。
加えて駆動方式にはトルクベクタリング4WD「4MATIC」を採用し、前後駆動力配分は100:0〜50:50。
ただしオプションの「AMGダイナミック・プラス・パッケージ」を装着することで駆動力を後輪のみに切り替える「ドリフトモード」の使用が可能となります(ドライブモードを”Race”に入れる必要がある)。
トランスミッションに8速デュアルクラッチ(8速AMGスピードシフト)を採用して0−100km/h加速は3.9秒を誇りますが、これはランボルギーニ・ディアブロVTやフェラーリF430、先代アウディR8 V10、ポルシェ911カレラ4GTS(997)といった、少し前のスーパーカー/スポーツカーと同等のタイムです。
全体的な印象としてはとにかく「ガッチリとしたソリッドなクルマ」というもので、これは足回りの硬さやドアハンドルやペダル、各スイッチを操作した印象から感じられるもの。
全体的に各操作系の「遊び」も少なく、とにかくダイレクトかつリニアに反応するという印象もあり、その反応速度は電光石火、そしてフィードバックは正確無比。
ソリッドでシャープと言いかえてもいいかもしれません。
反面、ポルシェは操作に対する反応や路面からのフィードバックは「かなりマイルドでしっとり(しかし正確)」という印象があり、尖ったところはありませんが、CLA45 Sと基本を同じくするメルセデスAMG A45 S 4MATIC+がニュルブルクリンクで記録したラップタイムはポルシェ718ケイマンとほぼ同じ。
その性質やドライバーに与える印象が真逆であるのに「結果」がほぼ同じというのは面白い事実ではありますが、これもテクノロジーの進化によって、エンジンやパッケージング、重量という「これまでの常識でもあった、速く走るための要素」がさほど重要ではなくなり、逆にトラクションマネジメントや電子制御サスペンションの重要性が相対的に大きな要因となっているからなのかもしれません。
そう考えるに、メルセデスAMG CLA45 S 4MATICは、これまでの常識にとらわれない”新世代のハイパフォーマンスカー”だと言えそうです。
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Posted at
2020/03/22 11:26:40