
さて、スーパーカーオーナーという立場上、よく聞かれるのが「どうすればスーパーカーを買えますか?」という質問。
身もフタもない言い方をすれば、この聞き方は「間違っている」と考えていて、正しくは「どうやってスーパーカーを買ったのですか?」と聞くべきなのかもしれません。
「どうすればスーパーカーを買えますか?」という言葉の中には、どうしても人任せ的な、スーパーカーオーナーの成功体験に乗っかろうというニュアンスが感じられてしまう、と考えています。
つまり「スーパーカーを買う方法はまったくわからないし、買える身でもないが、”うまく、簡単に買える”方法があれば教えて欲しい」という感じですね。
逆に、「どうやって買ったか」という質問からは、スーパーカーを購入するのは容易ではないことを十分理解していて、スーパーカーオーナーがどうやってそのハードルをクリアしたかということを知り、それを参考にして前に進もうという意思が感じられます。
そして確実に言えるのは、「行動しないとはじまらない」ということ。
その意味では、「どうすればスーパーカー買えますか?」という質問であったとしても、一歩は前に進んだと言えるかもしれません。
そして、さらに前に進むには、「ディーラーに行くしかない」とぼくは考えています。
スーパーカーディーラーというと敷居が高く、訪問しても相手にされないという印象を持っているかもしれませんが、実際にスーパーカーを購入できる人はそんなに多くないので(購入できるお金を持っていても、購入しない人も多い)、国産車ディーラーとは異なり、スーパーカーディーラーは「来る人すべてが購入するわけではない」ということを十分に理解していると思われます。
ぼくが最初のスーパーカーを購入したのは2009年のランボルギーニ・ガヤルドで、この購入を考えて(全然お金はなかったけど)最初にランボルギーニディーラーを訪問したのが2004年。
つまり購入するまでには5年もかかったということですが、ここでディーラーを訪れ、スーパーカー購入にはどれくらいのお金が必要で、どういった支払いプランがあって、そして維持費はどれくらいなのかを知ることにより、おおよそのイメージが湧いたわけですね。
ただ、イメージが湧いたといえどもお金がないので、その時点では「いくら必要なのか」ということが理解できたというほうが正確かもしれません。
それでもこの「支払イメージ」というのは非常に重要で、いくら頭金を入れれば毎月の支払いがいくらになるのかということが把握できないと「頭金目標額」を立てることも不可。
ただ、必要な金額がわかれば必要な行動も見えてくることになり、よって自ずと道が拓ける、とも考えています。
一方で、「スーパーカーを欲しい」と考えながら何も行動を起こさずにいると、具体的な目標も計画も立てることができず、そのまま無為に時が過ぎてしまい、いつの間にか「お金が貯まったらディーラーに行く」「宝くじが当たったら買う」という感じでトーンダウンすることにもなりかねません(本当にスーパーカーを買おうと思っている人は、だいたいディーラーを訪問している)。
たしかに高級車やスーパーカーディーラーに行くのは恐ろしく、「ロックオンされたらどうしよう」という心配もあるかと思います。
ぼく個人について話してみると、2002年に最初のポルシェ(ボクスターS)を購入しており、しかしこれも容易にポンと買えたわけではなく、1999年にはじめてポルシェセンターを訪問し、3年経過してようやく購入するだけの資金(頭金)が貯まったわけですね。
ただ、1999年に「今はお金が足りないのですが、ゆくゆくはポルシェを買おうと思っています」と正直に打ち明け、そこで費用や支払いに関する相談に乗ってもらったことで、その後の具体的な行動が見えてくることになり、その時の経験が最初のスーパーカー購入にも繋がっているのは間違いありません(最初にランボルギーニディーラーを訪問した際も、同じように”今はお金がないけど、頑張って買おうと思っているので、話を聞かせて欲しい”と打ち明けた)。
なお、この目標というのは非常に重要で、ひとつの例を挙げるとするならば、ユーチューバーのShmee150という人がいます。
同氏はスーパーカーが大好きで、スーパーカーを購入するために動画を上げ続け、現在では月収数千万円というステータスにも上り詰めたトップユーチューバー。
そんな大御所を引き合いに出されてもなと思うかもしれませんが、ぼくが最初に(自分のYoutubeチャンネルに)動画を上げたのと、Shmee150氏が最初に動画を上げたのは「同じタイミング(年月が一緒)」なんですよね。
当時Shmee150氏はとくに動画編集技術や喋りが優れていたわけではなく、ただ単にスーパーカーを追いかけて動画をアップしていただけでしたが、その後には編集技術や独特のトークにて差別化を図り、自らをブランド化することでここまで到達しています。
そして一方のぼくはというと、スタートは同じだったのに、何も考えずにダラダラと過ごしてしまい、現在ではとんでもない差(別に競争していたわけではないのですが)が開いたということに。
つまり、これは情熱や信念を持って行動したかどうかという差だとも捉えることができ、とにかく動かなければなにもチャンスはやってこないし、自分の手で何かを掴み取ることもできないということがわかると思います。
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