小泉花陽 それ僕（SEGA）

SEGAのそれ僕シリーズは毎回出来の良さに驚く．
残念な出来で終わった園田海未以外は．



いっさい非の打ち所がない．満点の出来だ．



フィギュアは表情が命、これがダメなものは他がどれだけ良くてもダメだ．



曲がダメならどれだけ良い録音でも感動しないのだ．



2次元の存在を造形で実体化する難しさはそれだけではない．



キャラクターの性格までを造形で表現するのは思い入れがなければ無理だ．



優しさ、臆病さ、ちゅうちょ、踏み出す想い、



一枚ごとに違う表情が現れる通り、
角度や光線を変える事でキャラクターのいろんな想いが表現される造形だ．
優秀であるというより、最高レベルだと言って良いと思う．



今回はアングルが少ない、これは角度により造形が破綻するのではない．
いわば自主規制だ．



SPMのスノハレは穂乃果の出来に失望、撮る事なく片づけてしまった．
スケールフィギュアの価格上昇をみると、このそれ僕シリーズあたり以降に中国の生産コストが急上昇しているはず．コスト制限のあるプライズでは厳しい状況だと思う．



これだけのクオリティの製品の中でなぜ園田海未だけがあれだったのか、全く不思議でならない．



ジャケットの厚みの薄さ、その中のストライプやボタンまで塗りに手抜きがない．
フィギュアの工程を左右するのは衣装だと言って良い．



見上げ耐性も凄い．どこから見ても破綻しない造形は造形作家の実力の高さによるものだろう．



本シリーズはブリスターを廃してコストを抑えているので比較的造形自由度は高い．
ポーズに動きが少ないのはこのキャラクターだからであり、他のメンバーは実に立体的だ．



高品位なSEGAそれ僕はまだ凛、希、ことりが未撮影．
パッケージがニセモノでなければ希がすさまじい完成度のはず．



SEGAノーブラはにこ、もぎゅのフリューはことりと穂乃果が未撮影．
現在はフリューのこれサムが進行中．
SEGAのSUNNY DAY SONGは4月スタート
4月高坂穂乃果
4月登場南ことり
5月東條 希
5月絢瀬絵里
6月小泉花陽
6月星空 凛
7月西木野真姫
7月矢澤にこ
8月園田海未



プライズのクオリティを底上げしたそれ僕シリーズ．
まさにそれは僕たちの奇跡だったのかも知れない．