製作を始めた時からフロントのマウントはマグネットにしようと思っていました.
なにもしなければスチロールボディの開口穴に引き方向の力がかかります.
硬度が高いウレタンクリアを塗るのでいずれそれはクラックのきっかけになると考えました.
用意したネオジウムマグネットは10Φx3皿加工でN-Sペアになったもの
純正のプラパーツに安易にマグネットを固定するとマグネット厚み分(6ミリプラス)高くなります.純正のプラパーツは使わない事にします.
作業場に落ちていた2x20x20アングルを巾を合わせてカット、M3ビスを効かせる為に2ミリ厚は必須.安易にナットを使わないでおきます.
ボンネットの傾斜に合わせるため、曲げて少しアングルを付けます.
磁性体の固定には強度的にアルミではなくチタンビスを使うことに.
安易に手に入るチタン皿ヘックスビスは6本入って300円台.
5本使わずに余りますが、いずれ何かに使うかもです.
アングルをプレートに固定するビスに安いスチール丸ヘックスを使っていますが、ここまでしたならアルミやチタンのフランジビスにすると(ビス箱にある)見栄え良いかも.
アルミ材を樹脂のスレッドに固定するのでスチールは強すぎる、という意味です.
マグネットを固定する皿ヘックスビスの長さは6ミリがベスト.
ビスの使い方を見れば工作練度がわかります.
言葉使いと同じです.
その全てを見るのが自分だから自ら許さないルールがあります.
ま、「ビスなんか何だって同じ」
でもいいのです.
どんな言葉使いでも意味が通じたらそれで良い、
ちゃんとくっついていればそれで良い.と言う事です.
それでいいなら、それでいいのです.
たとえばミニ四駆を攻めてる小学生たちは、もう手の感触として基本的なファスナーの特性を会得してるんじゃないか.
負けられません、大人には大人のやり方があります.
ネオジウム同士の吸着ですから小さめのマグネットを選びましたが、充分以上の力で結合しています.ボディを持って振ってみてもシャシーは落ちません.
ボディ裏で力を受ける金属系接着剤は硬化しても弾力を保つ組成です.
これが受け持つ力はボディ前半の重力加速度だけ.
経験則としてこれが外れる事はないと思います.
こだわる部分とどうでも良い部分がはっきりしているのであくまで自己満足です.
趣味なのだから好きなようにしたら良いでしょう.
こだわりたい部分にはどれほどこだわっても良いという意味です.
こだわらない部分というのは、興味を持てない部分だから、重視していません.
例えて言うならボディの光沢は全てを優先して没入しますが、ドライバーフィギュアはなくても全然気になりません.
アレがいいんだよ、と言うのもわかる気がしますが、たぶんわかっていないと思います.
多少のホコリがありますが気にしていません.
ないに越した事はありませんが、光沢の鋭さこそこだわる部分なのでコンパウンドで磨き上げることはしません.
塗りっぱなしの濡れたような(嘘っぽい)光沢こそを最優先します.
実は少し不安だったサンルーフの収まり、塗膜の厚みで入らない、なんてことはなくぴったりハマりました.それにしても塗膜の厚い事.
金属でリンクとオレオを作ってチルトアップできるように、と考えていましたが、もう面倒くさくなってます.
これでスタディしてからサンドスコーチャーのボディに取りかかるつもりでした.
次は一度登った山に再挑戦するように、スムースに登頂出来るのではないかと思います.
ほぼ全てが丸見えのメカの上にボディが乗ってる面白い姿.
ショックは保管時の変形を防ぐため取り外してスプリングを抜いています.
CVAダンパーですがダイアフラムをカットしX断面リングをダブルでおごってアッパーマウントを開口して自己流エアレーションに改造しているので保管にもこだわっているのです.
趣味とはこだわりを楽しむ事.
こだわりの事をエンスージアズムと言うと思っています.
そのこだわりを達成するには、ある程度の知識と努力の結果が必要です.
小学生はホビーを楽しんでも、エンスージアストではありません.
Posted at 2022/12/18 20:04:21 | |
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