タイヤが茶色くなっても洗わない方がよいです

他車のホイルを洗った勢いで、つい小豆色のタイヤも洗いました．



緑色のマジックリンをたっぷりかけてタイヤ表面の茶色いものを除去します．
タイヤを傷めるのでみなさんはマネしてはダメです．



柔らかいナイロンハケで表面を洗って泡立て、キレイに洗い流します．
その後ホイル裏表もぬるま湯をかけながら（寒いので）ナイロンハケで洗います．
この方法だとホイルを傷つける事がありません．



水気を軽く拭いてグリムのタイヤドレッシングをたっぷり吹きつけ、まんべんなく素手で撫でてなじませます．
10-20分ほど置いておくとしっとりと馴染んで光沢のあるサイドウォールになります．



ウエットグロス、ショウカーみたいですが、グリムはこのあとさらに光沢が落ち着いて引き込まれるようなフレッシュなゴムの黒さになります．ゴムの表面の茶色い汚れは老化防止剤が変色したもの、無理に洗い流してはいけません．


ですが私は我慢できないので容赦なく除去します．
これまで20年ほど茶色がちょっとでも目立つとマジックリンでガンガン洗って流してきましたがタイヤは何の問題もありませんでした．
でもみなさんはマネしてはダメですよ．



洗剤が残らないようにたっぷり流水で洗い流すのがポイント．
茶色いものが残っているとどんなにタイヤワックスを使ってもタイヤは黒っぽい茶色です．私は何が何でもタイヤがむちむちと黒くないと気が済まない性質です．



日本製タイヤであればマジックリンを使ってもサイドウォールに亀裂が入った事はありません．ピレリはP6000とP7000で亀裂が生じましたがマジックリンのせいなんかではなく日本の気候の問題だと思います．

Phoenixのスペイン製ミシュランはサイドウォールは真っ黒でフレッシュですがトレッド面に亀裂があります．もちろんマジックリンやタイヤワックスのせいではありません．

これまでタイヤが摩耗して交換する時でも、どのサイドウォールも新品のように黒くフレッシュでしたよ．

オートグリムの担当者が私に真実を話していたのであれば、タイヤドレッシングはタイヤメーカーが認めた唯一のタイヤワックスである（15年ほど前）そうです．
なぜならグリム社製の物は（ビニール＆ラバーケアも）水溶性であるからだそうです．だから手で塗り広げて馴染ませる気になるのですが．



黒ぐろしたタイヤに興奮して、我慢できずボディにワックスをかけます．



タオルは一度洗って柔軟剤仕上げを施したフカフカのお掃除タオル．
愉悦の時間．

シュアラスターのブラックレーベルB-03、このワックスが新品でもう二缶ありました．（缶入り固形ワックスは長持ちするはず）
一万円以上したワックスを勿体なくて使わなかったらゴミになった話



この色のコンビネーション（どちらも）がお気に入り．
イイね！



今度コアサポートにスポンジを貼ろう．



小豆色は防錆処理車、ノックスドールかはわからないが前オーナーが施したようだ．
車体は愛知県でデリバーされ、その後富山にやってきて一人オーナーを経て前オーナー（まめでメンテナンスをケチらないカーマニアの女性）のものになった．富山で防錆処理は実に的確な判断、おかげでアーム類を含めて下回りの気になるサビはない．

ラバーが落ちたダンパーはもうすぐ低走行純正品に交換予定．



ボディを撫でる手触りの為にワックスがあるのだ．
艶が出ると言ったってペイントの状態こそがほぼ全てを決めるわけで、ツヤならワックスを使うよりポリッシュした方が美しくなる．
ならサンディングして鏡面ポリッシュすれば良いか、と言うとそれも少し違う気がする．



以前、高速道路で赤いフェラーリにゆっくり追い抜かれて、そのペイントの美しさ、塗膜の厚さの違いに声を上げた事がある．
離れていてもそれがわかるペイントだった．



こういう事になっているから鏡面にすればいいというわけではない．
この車両は下部のピッチ塗装面のツヤの美しさに本当に驚いた．
前後マッドフラップを装着していたからこそだ．
ボディ塗装時にこの部分は塗装の必要はなく、オリジナルペイントのまま．



ドア周辺は小傷が目立つようになってきた．
これはレストア後のキズ、娘のものになって以降のキズである．
だから気にならないし、ひと磨きすれば消してしまう事もできる．