呪い

　　↑　濃い燃調で汚れたテール

水温センサーを交換しにいつもの工場へ行きました．
これを回すソケットなどあるのかと思いきや、普通のメガネで回りました．
あっという間に作業終了．

この工場にいつもいるおじさん．
いつも笑顔で迎えてくれます．
これまで苦労や辛いこともあったかも知れませんが、
にっこり挨拶されるとこちらも嬉しい気持ちになります．

おじさん笑顔で液体が入った缶とウエスを持って
「いつもキレイですねー」
と言ってくれました．
このおじさんにタコヤキ・プレイを見られたら
「食べ物で遊んではいけませんよ」
と笑顔で諭されることでしょう．

と、おじさん慣れた手つきで
「カン」
「ジョボ」
「シュシュ」
とリアバンパーを拭いてくれています．
かすかにガソリンの香りがします．
左右マフラー出口は5秒以内でキレイになりました．
F1クルー並みの手際です．

ガソリンなんかで拭くなー
ウエスなんか使うなー
10秒くらいかけろー
なんて言いません．
それくらいでどれだけ傷が付くもんか．
スクラッチくらいオートグリムのレジンポリッシュでスッキリ取れます．
おじさんありがとね．

今日はじっくり走ってみました．
あの症状は出ませんでした．
呪いは解けたのかも知れません．

驚いたことに、僅かにスロットルを踏み込む足が、ビビっていました．
エンジンが息つく事にすっかり慣れきっていたのです．
体が息つきに身構えていたのです．
じわっと踏み込むと意に反してぐぐっと加速します．
もうぼこぼこ言いません．
とても不思議な気分です．

と言うことで原因は6万円の中古エンジンにササっていた水温センサがバカだったからと言うことのようです．たった2600円のパーツでした．10点さん、アドバイスありがとうございました．

今日おじさんが笑顔で拭き取ってくれたのは、悪い呪いだったのかも知れません．