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ニト朗+(風紀委員)のブログ一覧

2014年09月18日 イイね!

EOS7DMk2

7DMk2は私としては期待以上のモデルでした.

ま、ネットの評判はチェックしない方が良いかも知れません.
本当にひどい事を言うなぁ、と思います.
大体まだ実機も店頭に並んでないし、買った一般人もいないのに.
センサーがダメだ、ノイズがひどい、
またはもうAPS-C(どうしてもDXという勝手な呼び名に馴染めないので)などに未来はないとまで.
でも、一期一会の一瞬をキャプチャー出来なければそもそも画質を論じる事すら出来ないのです.

一方で数パーセントのファインダー視野角を指摘しながら、
一方ではファインダーの中に小さな枠を表示してクロップできるから1.5倍(APS-C)は要らないと言う.
こないだまで高画素機など不要!と言っていたと思ったらいつの間にか解像度万歳!に変わる.
昔は「フルサイズは出さない(と解釈できる事)を言いながら、今やフルサイズ機種を矢継ぎ早に発売する.
結局、躍らされているのはユーザーなのです.



7D2の動体補足を得意とする高速連写機としての立ち位置は大変潔いと思います.
たぶん、それはとても狭く、高い、立ち位置です.
APS-Cフラッグシップ機なら、この規格にしか出来ない事に特化して、もう「じっくり風景を撮る」などと言う状況は捨ててしまって良いと思います.
全く素晴らしい潔さです.

もちろん安価ではないですが、この価格でこのシャッターとこのAFと言うのは昔ならとうてい考えられなかった性能です.さらに知れば知るほどユーザーの心がわかっている!
考えてみれば6DがAFを思いきり割り切ったのは、この存在が控えていたからかも知れません.
6と7は補完する関係だったのですね.

7Dが5年も現役を続けた事はライバル機が早々に家電法やらで販売出来なくなった事もあると思います.その後も7Dの性能を大きく凌駕する機種が登場するのですが、大きな望遠レンズを取り付けても余裕のあるサイズで、全面フルマグネシウムの頑丈なボディ(どうして前面だけプラにする機種があるのか不思議です)ファインダーから目をそらさずに多くの設定変更が可能な優れた機能性、高感度に弱いハンデがありますしカタログで最新機と比べたら「全部負け」かも知れませんが7Dの良さは数字にならない部分にあります.

私が大好きなカメラにD700があります.

2005年にEOS5Dが一般用フルサイズ一眼レフボディとして登場した際に、
ニコンはフルサイズ・カメラをいつ発売するか?と言う問いにも、
「現行の(APS-C、当時はFX/DXなどの呼び名がなかった)規格でも充分な高性能を達成しています」
としか言わないニコン.
フルサイズCMOSを自社生産してしまうキヤノンを横目に「素子がないから無理」と言うわけにもいかなかったと思います.

フルサイズを持たぬまま三年が過ぎた2008年、D700は5Dの独壇場を打ち砕いた製品でした.
岩のように堅牢なボディ、丸形アイピース、「カッ」と切れの良い素晴らしいシャッター、バッテリーパック使用では秒8コマを実現するフルサイズ12メガピクセルはまさにEOS5Dとは正反対の性格と言って良いでしょう.
ニコンファンは本当に熱い思いでD700を歓迎したと思います.
(その直後に5Dは21メガピクセルのMk2となる)
当時はそんな解像度は全く必要ない!とこれまた散々でしたね.
今考えるとおかしな話です.

そのようにD700はニコンの歴史において、大変に大きな意味のあるモデルナンバーです.
私は、その番号を刻んで登場したD750は実際はD650として登場するはずだったのでは?と思うのです.
ま、その辺の事を述べるのが目的でもないので.



「7Dって、存在がカッコいいんだよ」

ネットで見かけた言葉ですが、
ああ、なるほど!と思いました.

デジタルカメラの技術は高度に進歩し、もはや安定期に入っていると思います.
当然モデルサイクルも長くなる事でしょう.
EOS7Dmk2はまた今後4〜5年は現役として活躍し、
そして将来、7DMk3へと継がれて行くと思います.
これがいいんですよ.

オールマイティプロ機1D、
統合的性能バランスの5D、
望遠効果とAFエリアに有利なAPS-C特化の動体補足機7D、
明るいファインダーとGPS+WiFi+超静音シャッターを備えた暗所が得意の6D、
EOSはセダンとスポーツカーとSUVのように方向性のベクトルがそれぞれ違い、
クラウンの下にマーク2、その下にカローラ、みたいな絶望的なヒエラルキーがない.
だから複数台所有にも意味がある.
ここはメーカー間でかなり展望が違う部分だと感じます.

とにかく、一つのモデルナンバーがずっと消えずに受け継がれて行くのは古いモデルを愛用するファンにとっても素晴らしい事なのです.

EOSの「ブレなさ」という気質は、
音楽のように美しいデザインとは裏腹に徹底的に頑固で保守的です.
センサーまで自社生産する”Made in Japan”のカメラである、という拘りは持ち続けていくでしょう.
(コンデジ以外)
ま、ファンの贔屓なだけですけどね.

ごめんなさいっ!

(^o^)
Posted at 2016/02/08 19:40:07 | コメント(5) | トラックバック(0) | EOS(フォト・機材・画像) | 日記

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「ずたぼろ令嬢が素晴らしい。こういうべたな作品で簡単に泣いてしまう自分のチョロさが愛らしい。」
何シテル?   09/14 15:18
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