ニト朗＋（風紀委員）のブログ一覧

ワイパーカウル、やっと完成写真．
新品パーツなのにここまでにするのに半日がかりだった．



左がフェニックス由来のシリーズ１，中が小豆色のシリーズ2、右がストックしてあった新品．



シリーズ１にはある．



シリーズ2にはない．



ホームセンターで買った溝ゴム、小さく切って接着して使う．



車体との緩衝用スポンジ、なんでもあるのがシリーズ1、ない方がシリーズ2．
本来スポンジを貼るべき位置には空しくマークがあるだけ．



保存してあった新品カウルグリル、ゴムがヘロヘロに取れている．
この撤去が大仕事．



両面テープが変質していて粘着力なし、はがしてもノリが残っていて難儀する．
二度とやりたくない．



Vのマーク位置は接着剤でゴムが止められていた．
ゴムを千切らないようにはがす注意が要るほどしっかり決着されている．



気が済むまでベトベトのノリを除去、2時間ほどかかった．



ワイパーアームの付け根にも本来スポンジを貼るべき位置が指示されている．



スポンジは15ミリ幅x5ミリ厚で、つぶしてもゆっくり復元する黒色素材のもの．
バッフルカバーに貼ってあったものと同素材なので厚みを薄くカットして貼った．



シリーズ1のカウルグリル端部、接着で固定するためかゴムが狭くカットされている．
フェニックス由来は剥がれるそぶりもなくきちんと接着されている．



シリーズ2、接着されている長さが短くだらしなく剥がれて反り返っている．
おなじみの状態．

スポンジがない、ゴムがない、端部のゴムの処理が違う、コストカットのためなんだろうか？
これでいくら安くなるんだろう？

ところが違いはそれだけではなかった．



エッジのゴムの太さ自体が違う事に気がついた．
もちろん細い方がシリーズ2．
これでいくら安くなったんだろう？
このゴムの違いは今日はじめて気が付いた．



ゴムを貼った両面テープ、500円以上した高級品．
新品カウルはゴムの接着が樹脂との間にスキマがあったりしてそのまま使うのがイヤだった事も、いったん取り外した理由．



新品パーツのゴムも細い方．
2ミリも細いので貼りにくい．

カウルグリルが一万円近い値段がするのはこのゴムを貼る手作業にコストがかかるからなのだろう．
端部の接着しろを35ミリも小さくしたのも作業時間短縮のためか？



何年経とうがこのエッジが剥がぬよう、裏からしっかり接着した．

小豆色がいつまで娘の元にあるかはわからないが、レストアをするのは人生最後だと思っている．
私がこのユーノスの隅々に込めた思いだ．

作業BGV、一枚つまんで出したらブレパンだった．作業が進まん．



バッフルカバーに貼ってあったスポンジ、このサイズとこの素材が全く同一．







バッフルカバーは気が済んだところで完成とした．









新しいグロメット、このパッキンは分厚い．



自作してもいいんじゃないかと思ったが2.5ミリ厚の発泡ウレタン、穴を角で抜きたいとかいい出すよりパーツを買ったほうが安い．一個160円．



ファスナーは2個必要、160円．



どうせ見えなくなるビス、110円x4個



このファスナーはカウルグリルに付いてくる．



ファスナーはセンターがタテで位置決め、他の4個は左右に遊ぶのでカウルグリルと合う．新品カウルグリルはこれがビス止めされてキャップもされてはめるだけの状態で来る．



やっとここまできた．
長い道のりだった．
新品パーツをホイホイ取り付ける作業は貧乏性には勇気が要る．
小豆色だとイマイチパッとしない．



このファスナーはパッキンが厚いのでしっかり押さえて爪が2枚パチンと開く音をきちんと確認する．



さて、このカウルグリルに思いがけず手間がかかるのであった．

色んなものを試しましたが硬くない相手なので勉強になりました．
結論としてマグポリで磨き、プラスチッククリーナーでツヤを整える事にしました．
コンパウンド5970Sは強すぎて粒子の傷が付き、それを5969で落としきれず、グリム赤はつや出しされるので研磨具合がわからず．
キモは表面のツヤを出すのではなく、ムラなくツヤを整える事だと思います．



最後にグリム黄色だとか塗ってしまうと、これで良いかな、になると思いますが．



完成ではありません、まだまだ途中です．
うまくやると悪くない半ツヤに仕上がります．
これを見るとこだわりたくなってくる．



始めは単に磨き込んだらテカテカになるのだろうと思っていましたが．



素材が柔らかいので劣化した部分が削られてしまうと研磨が進まないと言うか、硬度が低いので磨けないというか．



こすりあとが残りやすいので磨くのではなくツヤを揃える行為を重ねる作業です．



これも程々にしておかないと先に進めません．



#3 Bone のたるみ、今度もう一度丁寧に引っ張って巻いてみよう．

ガレージは小豆色のお部屋になっています．
新しいトップの匂いが充満しています．
これはこれで好きです．

自分のロードスターが懐かしいです．
今度ドライブする時は何もかもが素晴らしくて空に叫ぶでしょう．

トップロック・ラッチに付属パーツを取り付けました．



アジャストスクリューのロック．ラバープロテクタントをたっぷり吹きつけて小さな袋に入れて数日置いておいたもの．若返ったように良い感じになります．



トップロック・キャップ（かん合部）、これはNB後期で先端のRがユルイ形状に変更（ND30-R1-311）になり、絶版です．後期のをお使いの方は大切に．初期の形状はいくらでも出ます．取付けビスの付近から割れているこれはよく見ます．頂いたものは割れていなかったのでそのままラバープロテクタント漬けにしておいたお掃除品です．
乱暴に扱うと割れてしまうのに、それでも気が付かれない事もある、愛すべき小さなパーツです．

写真は7D2+EF50f1.8STM、最短撮影距離が35ミリなのでマクロレンズのような使い方が出来て手放せません．



パッド（NA01-R1-313B）はいつも通り自作．お安く何枚でも作れるので傷みを見つけたら交換したらよいです．
発泡ウレタンではなく表面に薄皮のあるボロンスポンジがオリジナルパーツにきわめて近いです．
厚み5ミリｘ巾30ミリの規格品が加工がラクです．

日曜の北陸はご褒美のように晴れたのではじめてトップを下ろして出かけてみた．
トップブーツカバーは新品がないので装着しないまま．
これがまた高い．



リンクが新品なので美しい．



なんとなくもう少し低く収まるのではないかと思う．
トップクロスのなじみだろうか？
NBトップだとこれくらいの高さではないだろうか？



トップを畳む際はシワが乱れないように手で整えながら行う事にしている．私が上げてあるトップを下ろしながら何度も上げ下げするのはそれをやっているのです．このトップでも心を込めてはじめてそれを行いました．運転席からがばっとトップを下ろす事はまず致しません．



今のロードスターはシートに座ったままガバッと下ろしてカチッとロック、ブーツカバーすら要らずトップは芯が入っているのでずいぶん進歩していますね．
「この屋根は何だ、こうもり傘か！」
等といわれる事もありません．
上げるのもヘルパースプリングでずいぶんと軽い．
トップのヘルパースプリングは初代のM2福祉車両で採用されたのが初めてだったと思います．

ロードスターにとってトップは最も大切なパーツだと思います．
ロードスターがロードスターである事のために．
これを歴史ゼロから始める事は小豆色のレストアの大切な部分です．