ニト朗＋（風紀委員）のブログ一覧

久しぶりに小豆色をドライブ、ロードスターの友人と三人で小さなミーティング。







新品パーツがあればこそ新車のように見える．
もちろん「新車のように見える25年前の13万キロ走行車」と言う事ですが．
もし新車だったら勿体無くて乗れないだろうな．





乗車して目にする部分がことごとく美しい．
自己満足度高いです．

存分にこれができるのも前オーナー以来長年のオオミチさんの管理で機関が絶好調なこと、
防錆処理とシャシーブラック（部分によってはかなり厚い）に守られたサビのないシャシーあればこそです．
この車両はいつまでも私が手入れするわけではなく、それ以降を目指しています．



トップブーツのこの部分の「突っ張り」で「プラスチックウインドウ幌である」事がわかる．
このユーノスに「面倒なプラスチックウインドウ」を選んだ事は、私の傲慢だ．
「不便なものを選ぶ事は、とても贅沢なことなのだ」
娘にはそれを理解して欲しい．
「NAでもリアウインドウがガラスに出来るんですか？それメッチャ便利じゃないですか！」と言うかも知れない．

畳んだ状態のトップの高さが違うので、全く伸びない素材のロビンズのキャンバス・ブーツカバーはプラスチック・ウインドウ用とグラス・ウインドウ用ではそれぞれに合わせて高さが違う．



リアバンパーに小さな凹みがある．
しかしボディが美しければどうでも良くなる．



どの色のユーノスもそれぞれに美しい．
これは自分なら選ぶ事がなかった色



ドアオープナーに腐食が発生、新品に交換後4年経ったか、これも交換しよう．
確かにパーツのメッキ品質が良くなかった．



実は間違えてNB用のミラーを装着している．
本来正しいものに交換すべきなのだが、こちらの形状の方が好きだ．



いつまで見ていても飽きない．

ノーマルのロードスターは本当に心がいやされる．
この状態でここにある事に感謝．
願わくば次女が何とかこの個体を維持してくれれば．

昭和のクルマのカルマン・ギア回、お嬢さんが元気に退院して再びステアリングを握る日のためにずっと車検を切らずにクルマを維持して待っていたお父さんの話、思いだすたびに涙が出る．

クルマとは何か、それはかけがえのない家族なのだと思う．





深い雑談？も尽きない．
美術工芸品レベルのテールライト．
バックアップランプとリフレクターの円は真円に見えますが、実はごく僅かに楕円です．（2009/11の過去ブログへ）



ユーノスロードスター独特の緊張感は、ステアリングの傾斜角とセンターパネルの角度が同じだからである（ニト朗持論）．
できるだけ要素を省いてシンプルな形状が残った室内．
ごまかしやハッタリが効かない本当の美しさだけがここにある．
だから飽きる事がない．

ナカマエ製ブレーキ/シフトブーツの形状の美しい事！



パネルをでーんとおっ立てたインパネが主流だから、もうこのような美しい内装デザインが生れる事は絶対にない．
ケレン味の無さはデザイナーの人間性でしょう．
最近の車は全てにおいて主張し過ぎです．
ここに来ると、ホッとします．
これが物足りない人は好みで飾り立てるパーツがいくらでもあります．



屋外で見てもなんとか許容範囲でしょうか、サージタンクを含め、もう少し攻めないとですが．
ウォッシャータンクとクーラントのリザーブタンクはいずれ交換したいところ．
急がなくても良い部分．



濃い色のクルマは黒い部分が白ボケしていると目立ちます．
ま、どんな色でもそうでしょうが、タイヤの黒さはとても目立つものです．
オートグリムのタイヤドレッシングは独特の自然な美しさが他の製品にはない美点ですが、水溶性なので長持ちはしません．



本当に美しいテールライト．
今ではコンピュータをデザインに使うからこんな美しい形ができないのでしょう．



Aピラーと三角窓、ボンネット端とワイパーの収まり、いつまで見ていても飽きない凛とした美しさ．
黒い部分が黒く、大変によい美観．
フロントヘッダーのウェザーストリップをNA用に交換したい．



この凪いだ海のように静かな眺め、これこそがユーノスロードスター．
そんな事を一日中語り合う時間は、とても幸福だ．



一度は「もうおしまいだ」と覚悟した．
「こんな恐ろしい事が、こんな気持ちの良い日に突然起こるのだ」
「男子たるもの、言い分けはしない」
「ああ、短い青春だった」
でも、紳士的ロードスター・ドライバーは誰が見ても紳士的に見えたのだと思う．

あ、こっちの話です．

写真は全部1DX+EF40．

他車のホイルを洗った勢いで、つい小豆色のタイヤも洗いました．



緑色のマジックリンをたっぷりかけてタイヤ表面の茶色いものを除去します．
タイヤを傷めるのでみなさんはマネしてはダメです．



柔らかいナイロンハケで表面を洗って泡立て、キレイに洗い流します．
その後ホイル裏表もぬるま湯をかけながら（寒いので）ナイロンハケで洗います．
この方法だとホイルを傷つける事がありません．



水気を軽く拭いてグリムのタイヤドレッシングをたっぷり吹きつけ、まんべんなく素手で撫でてなじませます．
10-20分ほど置いておくとしっとりと馴染んで光沢のあるサイドウォールになります．



ウエットグロス、ショウカーみたいですが、グリムはこのあとさらに光沢が落ち着いて引き込まれるようなフレッシュなゴムの黒さになります．ゴムの表面の茶色い汚れは老化防止剤が変色したもの、無理に洗い流してはいけません．


ですが私は我慢できないので容赦なく除去します．
これまで20年ほど茶色がちょっとでも目立つとマジックリンでガンガン洗って流してきましたがタイヤは何の問題もありませんでした．
でもみなさんはマネしてはダメですよ．



洗剤が残らないようにたっぷり流水で洗い流すのがポイント．
茶色いものが残っているとどんなにタイヤワックスを使ってもタイヤは黒っぽい茶色です．私は何が何でもタイヤがむちむちと黒くないと気が済まない性質です．



日本製タイヤであればマジックリンを使ってもサイドウォールに亀裂が入った事はありません．ピレリはP6000とP7000で亀裂が生じましたがマジックリンのせいなんかではなく日本の気候の問題だと思います．

Phoenixのスペイン製ミシュランはサイドウォールは真っ黒でフレッシュですがトレッド面に亀裂があります．もちろんマジックリンやタイヤワックスのせいではありません．

これまでタイヤが摩耗して交換する時でも、どのサイドウォールも新品のように黒くフレッシュでしたよ．

オートグリムの担当者が私に真実を話していたのであれば、タイヤドレッシングはタイヤメーカーが認めた唯一のタイヤワックスである（15年ほど前）そうです．
なぜならグリム社製の物は（ビニール＆ラバーケアも）水溶性であるからだそうです．だから手で塗り広げて馴染ませる気になるのですが．



黒ぐろしたタイヤに興奮して、我慢できずボディにワックスをかけます．



タオルは一度洗って柔軟剤仕上げを施したフカフカのお掃除タオル．
愉悦の時間．

シュアラスターのブラックレーベルB-03、このワックスが新品でもう二缶ありました．（缶入り固形ワックスは長持ちするはず）
一万円以上したワックスを勿体なくて使わなかったらゴミになった話



この色のコンビネーション（どちらも）がお気に入り．
イイね！



今度コアサポートにスポンジを貼ろう．



小豆色は防錆処理車、ノックスドールかはわからないが前オーナーが施したようだ．
車体は愛知県でデリバーされ、その後富山にやってきて一人オーナーを経て前オーナー（まめでメンテナンスをケチらないカーマニアの女性）のものになった．富山で防錆処理は実に的確な判断、おかげでアーム類を含めて下回りの気になるサビはない．

ラバーが落ちたダンパーはもうすぐ低走行純正品に交換予定．



ボディを撫でる手触りの為にワックスがあるのだ．
艶が出ると言ったってペイントの状態こそがほぼ全てを決めるわけで、ツヤならワックスを使うよりポリッシュした方が美しくなる．
ならサンディングして鏡面ポリッシュすれば良いか、と言うとそれも少し違う気がする．



以前、高速道路で赤いフェラーリにゆっくり追い抜かれて、そのペイントの美しさ、塗膜の厚さの違いに声を上げた事がある．
離れていてもそれがわかるペイントだった．



こういう事になっているから鏡面にすればいいというわけではない．
この車両は下部のピッチ塗装面のツヤの美しさに本当に驚いた．
前後マッドフラップを装着していたからこそだ．
ボディ塗装時にこの部分は塗装の必要はなく、オリジナルペイントのまま．



ドア周辺は小傷が目立つようになってきた．
これはレストア後のキズ、娘のものになって以降のキズである．
だから気にならないし、ひと磨きすれば消してしまう事もできる．

運転席側スカッフプレートは装着後に養生していましたが、助手席側は養生してから取り付けました．一度取り外して養生をし直して取り付けます．

おおー、美しい．



4箇所のビスを外し、軽く持ち上げるとぽろりと外れました．
クッションとして施工したシリコーンシーラントはマスキングテープには接着しますが養生テープには付きません．

純正の施工は絶対に外れないように3Mの両面テープで車両サイドシルに接着してしまいます．それをやると、もうそれで終わりです．



まさに狙い通り．実際にこれくらいのスキマでサイドシルから浮くのです．
スキマがあるからビスをしっかり締めればステンレスは簡単に変形します．
スキマがあるからブーツのかかとを強くぶつけると凹みます．
スキマがあるから手をつくとイヤな感触があります．

この方法では薄いステンレス板がサイドシルに密着しへナッとした感触がありません．



内装用保護テープ（半透明）と一般的保護テープ（青色）で養生した後にビスで固定します．ビスは強く締め込む必要はありません．シリコンの働きで置いただけでも全く滑りません．

ドア開口部のツヤが良い感じです．
この部分の状態が良くないと古びて見えます．



ついでに新品ドアエッジモールを取り付けて、とても良い癒しの眺めです．
車内は良い香りです．



運転中に見えるのは、車内です．
クリアー厚塗りのステアリングの手触りは極上です．
愉悦のステアリングです．



娘のものになって、もう5年です．
たくさん純正パーツを買い、ずいぶんと手間がかかりました．

小豆色、昨年スカッフプレートを取り付けてから一歩も外に出ていません．



ここにある事が夢のようでもあり．

シリーズ2が「これこそ本当のNAロードスターだ」と言うとほとんどの人は否定するでしょう．
それでいいのです、自分のロードスターこそが世界で一番のロードスターですから．

それでもどうして「シリーズ2こそ本物のロードスターなのだ」については、
次週のココロだ！

♫ちゃーららっ　ちゃっ　ちゃっ　チャラらららっ　ちゃーらっ♪
（曲：山本直純）

今日の成果、傷む指と腰を癒すには、この写真を眺めるだけで良い．



さて、パワステポンプのブラケットを取り外した汚い眺め．
幸い健康なのだから隅々までキレイでありたい．



Phoenixから取り外したブラケットを発見、キレイなのでこちらを装着する事に．
2本縦に並んだマウント穴の下側、スリーブが逆方向に飛び出しているところがポイント．こうしないとボルトを外せない．
新鮮なPhoenix由来はハンマーで叩くとスリーブがひょいと出たが、小豆由来は固着していてボルトとナットで押しだした．二度とやりたくない．



ハイ交換、古いマウントでスリーブが固着しているとホント手こずります．
ポンプもキレイにしました．



ウォーターアウトレットもキレイに．
気持ちよし．
見えなくなるんですけどね．



鉄生地のスライドカムはサンポールで、ブラケットとナットはフレッシュなPhoenix由来に交換、今日の休み一日の結果はほぼこれだけ．
しかし自己満足度最高．



カムカバーは「耐熱シルバー指やハケや綿棒でなすりつけ」工法、サンドブラストよりおてがるで何より取り外さなくても施工可能．ボルトにも適応性よし、美観自然でおすすめ．

ちなみに「シリーズ２こそが歴代NAロードスターの魂の継承の頂点だ」という意外な話は次回のココロだー！



サージタンクの茶色い色に比べカムカバーの美しい事．
適度にムラが残り、鋳型の線など現れたりするところがこの工法の自然なところ．
今度はサージタンクもこれでいこう．



リトラモーターのノブカバーは紛失するので保管しているが、復刻されているうちにもう1セット予備を買うか？

「買えるうちに予備の予備を買う」

おっさんのココロだ．



メラ焼発注したバンドに1個しか要らないアブセットビスと角形ナットを一袋ずつ発注した成果．恐ろしくコストパフォーマンスが悪く、それに反比例して自己満足度が高い．美しすぎる．

この光景のキモはエアフロのカプラーからチラ見えするリード線の色がいかに鮮やかであるか．
ファッションでは「差し色」と言うあれである．



無事エンジン始動．絶好調だ．

「ああ、あなた様、どうして私をこのようにあられもない恥ずかしい姿で狭い部屋に長い間放置し、ご自身の筆や指先を駆使して狭い部分に施しを与え、私は声も上げられず、、、」

こうしてみると純正プラグコードが淑女のように美しい．



クロメートメッキと黒クロメートを排除するのが個人的方向性．



ダイアグノーシスのブラケットもメラ焼き発注、エアクリーナーの固定ボルトも新品．



いいね、カタログ写真のようだ．

パワステのリザーブタンクもPhoenix由来に交換．
シリーズ2はレベルゲージの文字の着色が省略だったのだ．



エンジン始動OK、一度走ると耐熱シルバーが若草の娘のように香って小豆色が恥じらうだろう．うーん、マンダム．（理解できる人は挙手）

新しいコンプレッサーで塗装作業、と言ってもプラモデルではなく小豆色．



フーエル・リッド内部の塗装．



使用したのは4年以上前の外装塗装の際にボディショップから頂いた塗料の余り．
吹付したままの希釈原液です．

しっかりかくはんした物を小瓶に分けました．
なんとそのままの濃度で吹きつけ出来ました．
エアブラシはエボリューションの0.4ミリノズル．
これならウレタンクリアも問題なく扱えるでしょう．



15ccカップに7分目位を使い切りました．
エボリューションはカップのフタはオプション（なので持っていません）



ビスも塗っておきました．



使用後の洗浄に時間をかけます．
筆とクリーナを使って丁寧に．



穴あきノズルなので「うがい洗浄」はできません．
カップに溶剤を入れてゆっくり洗い落とす、昔からの方法です．



もちろん洗浄用の筆が大切です．



シンナーを拭くんだキムワイプはラップで丸めて捨てると匂いがしません．

洗浄時に換気ダクトに吹きつけると室内に匂いがこもらず快適です．
庭にいた家内が匂いに驚いて声をかけて来ましたが．



洗浄時に気がついたのですが、トリガを引かなくてもカップのシンナーが出ます．
ああ、やはり腐食していたノズルがダメなのかも．
ニードルと一緒に交換します．

それよりもトリガで指が滑って以前のように操作できませんでした．
素手ではまともに使えないレベル．
加齢で指が滑る事は日常の事でしたが、20年前とこれほど違うとは．



1/24も仕上げましょう．
とりあえずウインドウトリムを塗装するために曲貼りマスキングテープを買おう．



ボディ下部のピッチング塗装の表現．
いいね、これは効く．

結局1/1の小豆色がモデラー復帰の作業とはね．