1999年。
当時、必死になって作った嫁の“ストリートDRAG S13”
負けず嫌いが幸いしてチューニングはどんどんエスカレートしていき、
この年にはBOOST 2.3㎏/㎝、683ps/9,200rpmに到達していた。
車重は1,170㎏ パワーウエイトレシオは1.7kg/psが最終仕様。
既に後戻りはできない、いや・・しないと決め最後まで行くつもりだったが・・・・・。
出会った時に嫁が乗っていたS13、嫁入り道具になったS13、思い出が沢山だった。
実はそれまでシルビアという車はあまり好きではなかったが、
軽量ボディにトルク重視の4気筒エンジン・・・壊れやすいがパワーもトルクも出せる、虜になった。
だが発売されたS15に時代を感じ、嫁と相談した結果この車は幕を閉じた。
最後に走ったセントラルのゼロヨンで非公式ながら10秒3が残った記録。
(実はその後、エンジンのみ売り出されて10年間メンテナンスだけでドラッグ仕様で動いたと聞いている)
嫁と出会ったのはその数年前の某サーキット走行会。
弟と走りに来た嫁に声をかけたのが始まり(決してナンパでは無いw)
お互いグリップとドリフトと走るステージは違ったが、車好きということもあり意気投合して結婚。
当時はサーキットも少なく走る場所を求めストリートDRAGに場所を移して行った。
有難い事に嫁は車に関しては“やり過ぎた時”しか何も言わない。
逆に中途半端にやるくらいなら止めなと言うタイプ。
あたしも嫁の車には文句は言わない、それが夫婦のルール。
そのお陰か危機になるような夫婦喧嘩はした事がない。
中途半端になるのを避ける為、車とバスフィッシング以外の遊びは全て辞めた。
沢山やれば色々な人と出会い楽しい人生なのだろうけど、
その代わり自分のやりたい事も少なくなるし中途半端になりやすいし・・。
沢山の事をしなくても嫁との人生は非常に楽しいし退屈しない。
やりたい事をやりたいだけやらせてくれた嫁さんには感謝感謝(おかげで貧乏だがw)
いまだ夫婦そろって“車バカ”を続けているがお互い良い歳になった、
そろそろ“最後の走り系車”を決めようと思った時に出てきたのが

今のS15シルビア オーテックバージョンだった。
くしくも・・・S13を降りる切っ掛けを作ったS15。
壊れやすいSR20エンジン、400psで砕けるアイシンミッション、GT-R程では無いが掛る予算。
出来る事なら最後はRB26で行きたかった、だが32GT-Rも33GT-Rも所有したし弄り倒した。
唯一乗っていない34GT-R(ミッドナイトパープル3)はどうしても手に入れたかったが、
子供達に掛かる金額が莫大なのと嫁が32GT-Rを所有しているので34GT-Rの夢は消えた。
たとえ34GT-Rを購入してもノーマルなんてありえない。
上限1,000psなら800psは欲しくなる、パワージャンキーに我慢は多分無理。
ならGT-Rの購入費とチューニング代を有効活用しよう・・・となると何故だかシルビアに逆戻りw
一応、過去所有の中には180SXが2台、パルサーGTI-Rが1台、プリメーラが2台有るのだが、
自己所有でシルビアは初めて・・・しかも、いつもなら間違っても選択しないNA車両。
だが何時だったか、友人の車をコーナーウエイトに乗せてみるとそのバランスに
“シルビアはNAをベースに設計されている”と思ったので購入するにあたり悩むことはなかった。
いずれ今のシルビアさんも“フルチューンド”になるだろう。
末路はどこにあるのか?結末は?・・・今は全く分からないが、
最後に自分の乗りたい車を目指し先へ進もう、やりたい事ができる人生を一生懸命に。
Posted at 2017/08/23 12:23:00 | |
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