水温プログラムの終わりが見えると同時に
新たな問題が見え始めたシルビアさん。。
まぁ予想はしていた部分なので改めて方法を検証することに。
その問題は・・・・・・
吸気温度80℃
・・・アイドリング10分でこの温度💧
よく見てもらえばわかるが水温、吸気温、油温(エンジン&ミッション)が
ほぼ80℃台で揃っている・・・・そうそうついでなので各温度の詳細を。
水温86℃はまぁよく出来た温度、目安としてはサーも開弁温度+10℃が理想
ノーマルサーモは82℃付近なので92℃が理想とはなるが
そもそもノーマルは温度設定が高いのでサーモ温度+5℃位がベスト
走る車はローテンプを使うのでローテンプ温度+10℃が理想温度と考えていい
うちのシルビアは以前71℃だったので本来なら81℃が理想
実際はサーモが開き始めて全開になるのにラグがあるので+15℃が
実際温度となる場合が多い・・・これより上がる場合は根本な部分である
ラヂエーターやウォーターポンプなどの対策が必要になる。
そうそう・・・温度はあくまで一定速度走行で見るが
一定走行時とアイドリングの差が10℃以上の差が出ると
温度層ができてしまい水温はそんなに高くないのだけれど・・・調子が悪い
なんて事になるので注意、下げるのも大事なのだが
安定させるのはもっと大事なので注意してほしい。
油温88℃・・・まずエンジンオイルだが88℃は適温
とは言えアクセル踏めば油の温度は上がるので全域で88℃なら問題はない
よくオーバークールを気にする人がいるが
オイルに関してはあまり関係ないとあたしは考えている。
事実オイルは温度が下がれば油圧が上がるが
オイルポンプにはリリーフ弁が付いていて上限圧が決まっている
油温が低くて出る問題といえば・・・エンジン回転が重いくらい
その場合はオイルグレードを替えて対処すればいい。
油温88℃・・・ミッションオイル温度はエンジンと違いちょい深刻
ミッションオイルの88℃は適正なのだが・・・ほとんどの車で下げる要素がない
高価なミッションオイルクーラーが着いている車両が少ないだけでなく
最近の車はミッションオイル量が少なすぎる・・・上がりだしたら一気に上がる
メーカー勤務の友人に確認したところ“テスト最大温度は120℃付近”と
聞いているのだがシルビアのミッションは油温95℃付近から
ガラガラ音が出て入りが悪くなる傾向がある・・・ここは対策しないといかんな(困)
そして長くなったが・・・・今回の問題である吸気温度
この温度になると混合気の燃焼に問題が出る。
熱しられた空気に気化したガソリンを噴射した時点で
プレイグニッションが起き始めてA/Fが狂いだすだけでなく
なにより空気は温度が上がると密度が下がり出力が低下する
吸入空気温度が高いとエンジン温度も上がり冷却がきつくなる
良いことなんて何にもないばかりかトラブルの原因になる。
うちの子が吸気温度が高い理由は分かっている。
むき出し式のクリーナがその一つだが純正のBOX式だと吸入量が足らない
NVCSが動かない状態でぎりぎり・・・いざバルタイが可変すると数%不足。。
その為にむき出し式を使うのだが当然周りの空気すべてを吸い込む
うちのシルビアさんはクリーナー後方下にオイルクーラーコアがある
自己放熱しないアルミ製を使用しているがアルミ自体が熱を持ち空気を温める
それを吸い込むものだから・・・・吸気温度80℃
対策方法は考えてある・・・しかし今年は本当に温度に気を使わないといけない
乗らないというのも一つの選択だが
とりあえず吸気温度補正を修正して何とかしとこう💦