〜前回までのお話〜
そうだ!ルノーに行こう!と予約も無しでDを訪ねた。
試乗も出来てすごく気に入った。
買わないけど、カタログとカレンダーを貰って帰った。
そのカタログの行き先は…
これはきっと
浮気じゃないの?ってお話。の続きのお話。
前回のお話と言っても、コロナ禍の前。はるか昔のお話になる。
ルノーDで貰ったカタログとカレンダーは
ヴォルヴォとボルボのお話。に出てきたパパさんにあげた。
とってもボクを気に入ってくれて友人の父だけど、一緒に出かけることも多く東京モーターショーとかも一緒に行った。
そんな彼はコロナ禍前に急逝した。ガンだった。
家族葬だったけど、ボクだけは参列させてもらった。
大好きだった。
亡くなってからも何度も家に行ってはいる。
この間訪ねた時に友人から相談を受けた。
「12月で今の車の支払いが終わる。次の車どうですかって担当に勧められてる。
残価があるけど、それも次のローンに組み込んでどうですかと言われてる。
ただ、そこには欲しい車がない。」
今の車はイグニス。
「できれば四駆。運転しやすければそれでいい。」
CR-Vから乗り換えでボクが勧めた。
一緒に試乗に行ったその日に契約した。
少し旧車の香りのするイグニスをパパも気に入ってよく乗ってた。
スズキで乗り換えるなら、X-BEEかソリオ。
どっちも気に入ってるわけではないよう。
「ママが乗り降りが楽な車。もうAWDじゃなくていい。二人しか乗らないから小さくてもいいかな。」
コロナ禍で世界的に半導体が不足してて、イグニスの支払いが終わるタイミングで新車を手に入れるなら、次を決めるなら今のタイミングと担当に言われたそう。
で、話はようやくルノーにもどる。
パパが生きてた時に一緒にカタログは見てはいた。
ボクがルノーTWINGOの試乗をしたのが2019年末。
今のタイミングでどうだろう?って勧めてみた。
ちょうど5月にマイナーチェンジして限定車にのみ付いてた装備が標準になったTWINGO。
浮気じゃないの?ってお話。にも書いたけど、マイナーチェンジしても安全装備とかが良くなったわけじゃない。
ミラーもキーも手動。
それを捨てても得る可愛さがある。
ボクの中に候補は他にもあった。
日本車は同価格帯で安全装備やハイブリッドはあるけどやっぱデザインが良いのがない。
すぐに型落ち感が出るのも否めない。
もし試乗してみてTWINGOが気に入れなければ、FIAT500を勧めるつもり。
ただ小さくてもいいと言うけど、あまりにも後席が小さすぎて友人が仕事で使うものも乗りそうにないのとDが市内にないのでお勧めしきれない。
価格も少し上がるし。
イグニスの6ヶ月毎の点検の日にスズキに何らかの回答をしなきゃならないと言うのでその日の点検前にルノーに試乗に行く予約を入れた。
それが昨日。
雨の中の試乗。
今回試乗に用意されたのはマイナーチェンジ後に追加されたブルー オセアン。
英語で言えばブルーオーシャン。海の深い青色。
「晴れていると緑っぽさも出て見る方向で違う綺麗さがありますよ。」とD。
買うのはボクではないので、ボクは試乗はしない。
決めるのは友人だもの。
マイナーチェンジで後席の窓がプライベートガラスになり、ホィールも1インチ上がってしまった感じ。
インパネ周りはボディカラーと同色のパネルに変わった。
あとはウーハーと前席にシートヒーター、シートはファブリックオンリーからレザーとファブリックのコンビになり張りが出た。
生前、パパさんがボクの車に乗る度にシートがいいね、座り心地がいいって家具職人らしい事をいつも言ってた。
軽く説明を受けたあと、試乗に。
座るなり「シートいいね」と友人。
腰が弱い友人にとってはイグニスのシートは柔らか過ぎだったそうな。
シートヒーターも腰痛持ちには好材料。
試乗コースはボクが以前走ったコース。
若干荒れた舗装も走り、腰に負担がないことを確かめた。
インチアップしたからゴツゴツが伝わる筈なんだけど、あまり感じないのはシート素材が変わったせいか。
ステッチはボディカラーと同色になるらしく明るい色だときっとかわいい。
試乗が終わり「楽しかった!」と友人は言った。
今を思えばボクも試乗すればよかったかなと後悔。
TWINGOを降りて写真を撮っていたらXC40が過ぎ去る。
「おい! 浮気してんじゃないぞ」と言いだげに。
試乗が終わって商談。
友人が選ぶのはマカロンの色のようなブルー ドラジェかジョン マンゴーだろうなと。
「日産の車の色みたい」とブルー ドラジェは消えた。
Dに前述の乗り換えの事情を全て話す。
このあとスズキに行くことも。
でもって、ローンの残価の切り替えとローンシュミレーション、
オプションと冬タイヤ込みを入れて見積もりをしてもらう。
「ボクからの提案なんだけど今の駐車場、地下駐だし雨晒しにはならないからキャンバストップはどうだろう?」
値段は10万ほど上がるけどパパは生前、屋根空きが好きだったし、TWINGOには似合う。
楽しくワクワクする運転が出来そうだし。
故障は対応内だし、洗車機も大丈夫とD。
どう思う?とママさんに電話。
マ「パパも屋根空き好きだったし、いんじゃない?」
ほらね!
Dが「キャンバストップだと生産が少ないので早めに抑えたいです。」
セールスを焦ってするかと勘ぐったけど、今週に売れた車の数とルノージャポン全体の入庫予定のスケジュール、発注数を記載した社外秘の書類を見せてくれた。
右ハンドルは日本のみで生産台数も限られてること、中でもキャンバストップは一時カタログ落ちしてたくらいなので受注が見込めないから、注文を出してないとか。
残り3台。残弾は少なかった。
グループ内の数字かと思ったらルノージャパン全部で席の取り合い。
なるほど。
法定費用や自賠責、冬タイヤ、コーティングを入れて290万近く。
予定よりもだいぶ上がったがDの販売グループの7周年記念の値引きでコーティング代くらいは浮く。
「スズキに行っても新車の試乗はしない」と友人。
また、試乗から契約の速攻パターン。
自分の買い物じゃないけど、嬉しい。
きっとボクも運転する。
秋の空にキャンバストップの黄色いTWINGO。
きっと彼女には良く似合うはず。
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Posted at
2021/06/20 12:30:00