
2024年8月17日(土)、メルセデス・ベンツは、「マイバッハ」ブランドから「SL680モノグラムシリーズ」を発表した。
メルセデス・マイバッハ新型SL680モノグラムシリーズ(以下、マイバッハSL)は、「メルセデス・マイバッハ」ブランドの歴史の中で最もスポーティなモデルとなる。
新型マイバッハSLは、メルセデスAMG「SL63」をベースに作られ、リアシートを廃した2シーターモデルとしている。
ボディサイズは、全長4705mm✕全幅1915mmx全高1353mm、ホイールベース2700mm。
ベースとなったメルセデスAMG「SL63」より車高は少し低く、他のサイズはほぼ同じだ。
エクステリアでは、クローム仕上げのラジエターグリルの輪郭には「MAYBACH」のレタリングが入る。
ボンネットの前端にはスリーポインテッドスターが直立し、中央には前方から後方ヘクロームのフィンが付けられている。
オブシディアン(黒曜石)調のボンネットは、リクエストに応じて選ぶことが可能で、これは手作業で仕上げられている。
ヘッドライトの内側は、ローズゴールドの高品質なアクセント仕上げ。
専用のフロントスカートは、エアインテークが車両の幅広さを強調している。
フロントウインドーのフレームも輝くクローム仕上げ。
ホイールは、5穴のマルチスポーク21インチ鍛造が選べる。
ソフトトップは、明るいブラックの生地で構成され、マイバッハのパターンがアンスラサイトで入る。
リアまわりでは、マイバッハのシグネット付きテールランプ、クロームトリム付きのリアスカート、専用のディフューザー、水平バー付きのエグゾーストエンドなどが特徴的だ。
インテリアでは、ドアパネル、センターコンソール、ブランドのシグネチャーコンフォートシートなどにクリスタルホワイトのナッパレザーを採用し、ゴージャスな雰囲気を醸し出す。
フルデジタルのインストルメントディスプレイやセンターディスプレイには、マイバッハ固有のスタートアップアニメーションとディスプレイスタイルが組み込まれている。
そのほかにも、ステアリングホイール、ステンレススチールペダル、ステンレススチール ドアシルトリムも、マイバッハSL専用のものとなっている。
パワーユニットは、最高出力430kW(585hp) /5500-6500rpmと最大トルク800Nm/2500-5000rpmを発生する4リッターV8ツインターボエンジンで、パワースペックはベース車と同じ数値だ。
トランスミッションも同じ9GトロニックATだが、アクセルペダルの特性をマイバッハSLらしくスムーズに適応させて組み合わせている。
だが、スポーティなモデルとはいえ、マイバッハらしく静かで快適なドライビング体験をもたらすために、最適化されたエグゾーストシステムや断熱&吸収パッケージ、快適志向のサスペンション、そしてソフトなエンジンマウントを採用している。
そのため、0-100km/h加速は4.1秒(メルセデスAMG SL63は3.6秒)、最高速は電子リミッターの作動する260km/h(同315km/h)とされている。
駆動方式は4マティック+のフルタイム4WDで、滑りやすい路面でも高いトラクションで安定性を高めている。
また、リヤホイールステア(後輪操舵)も標準で装備している。
メルセデス・マイバッハ SL680モノグラムシリーズには、「レッドアンビエンス」と「ホワイトアンビエンス」を設定している。
前者はガーネットレッドメタリックとオブシディアンブラックメタリックの2トーン(画像モデル)、後者はオパライトホワイトマグノとオブシディアンブラックメタリックの2トーンだ。
市場への展開は、2025年春に欧州で始まり、それから他の市場も続く予定である。
現在のところ、車両価格は未発表だ。
「ベントレー」と「メルセデス・AMG」の中間のゾーンを埋める立ち位置と思われる「マイバッハ」だが、その「メルセデス・マイバッハ」のスポーティなオープン2シーターとなる「SL680モノグラム」について、いち早くご紹介した。
正直言って、私には生涯ご縁の無いモデルだが、クルマ好きとしては、一度でいいからステアリングを握ってドライヴしてみたい…と言う夢はある(絶対無理だが:笑)
Posted at 2024/08/20 15:46:38 | |
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