『青森/秋田/岩手の旅』2日目となる9月17日(火)、秋田県側の十和田湖畔(西側)に佇む「十和田プリンスホテル」の部屋(全室レイクビュー)で、爽やかな朝の光を感じながら、静かに目が覚めた…
旅先での朝の目覚めは、いつも穏やかだ。
早速、身支度を整えて部屋キーを持ち、朝食会場となるメインダイニングへと向かった。
スタッフの案内で、今朝もまた眺めの良い湖畔の窓側の席だ😊
朝食は、スタッフが運んで来てくれた木製トレーに載るメインのおかず類と、自身で選べるパンやカップサラダ、フルーツやヨーグルト、ドリンクなどの組み合わせで、ハーフビュッフェスタイルとでも言うのだろうか…(笑)
朝の十和田湖を眺めながらの窓際テーブル席
ハーフビュッフェ形式の朝食で好きなモノをチョイス
朝食を終え、チェックアウトまでに少し時間があるので、ホテル裏側に広がる「十和田湖 西湖畔 自然遊歩道」を20分ほど散策した。
朝の湖畔遊歩道は、まだ少し肌寒い感じで、空にも雲が広がり、天候はあまり良くないようだ…
8月半過ぎ、フロントでチェックアウトを済ませ、クルマに乗り込みエンジンに火🔥を入れる。
午前中の予定は、10時からのボートツアーだけで、集合時間(9時半)にはまだ時間があるので、「十和田神社」に立ち寄ってみることにした。
十和田湖に突き出す中山半島に鎮座する「十和田神社」は、大同2年(807年)に坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が創建したと言われる古社であり、祭神として日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られている。
東北屈指のパワースポットとして知られ、かつては「恐山」と並ぶ『二大霊場』として信仰を集めた。
杉木立の参道を抜け、階段を上がると荘厳な本殿と拝殿が佇み、静謐な雰囲気が漂っており、神秘的なエネルギーを感じられる。
パワースポットとして知られる「十和田神社」
参拝を終え駐車場に戻り、再びクルマに乗り込むとナビに「グリランド」と入力し、ボートツアーに向けてスタートした。
10時から約2時間の「GURILAND RIBツアー」(妻がネットで調べて、申し込んだボート&カヌーツアー)だが、事前説明とボート乗り場までのバス送迎の為、集合時間が9時半となっている。
私達が「グリランド」に到着したのが9時半丁度💦
既に数人の人達が集まって、ベンチに腰掛け楽しそうに盛り上がっていた😄
受付カウンターで、受付けと料金支払いを済ませると、ベンチで待つように促される。
しばらくするとスタッフさんが現れ、全員ライフジャケットを渡され、簡単な装着指導を受けて身に付ける。
9時50分、送迎用小型バスがやって来て、バスに乗り込み、ボート乗り場へ移動する。
「グリランド」前からボート乗り場へ向かう皆さん
世界最大の二重カルデラ湖「十和田湖」での、険しい絶壁に囲まれた“人を寄せ付けない原生の森”を探索するボートツアーで「RIB(リブ)ツアー」と呼ばれており、その内容は…
湖岸のボート乗り場から、パワーボートのRIBに乗って特別保護区の秘境まで移動、湖面に浮かぶカヌー基地でカヌーに乗り換える。
自分達で手漕ぎのカヌー体験をしながら、イトムカの入江で特別保護区の秘境を満喫する。
再びRIBに乗って、「十和田湖」の占い場や洞窟のガイド付き観光を楽しんで、ボート乗り場へと帰還するツアーだ😊
「RIBツアー」は在日米軍基地提携アクティビティーだ
バスから「RIB」(パワーボート)に乗り換えて…
まずは特別保護区に浮かぶカヌー基地まで移動する
途中、見処ガイドもあるがスピードがありほぼ聞こえなかった(笑)
特別保護区(イトムカの入江)入口に浮かぶカヌー基地
RIBから基地に上がり、説明を受けカヌーに乗り換える
妻が前、私が後ろに乗り、カヌーを漕ぎ始める…
カヌーガイドのお兄さんが優しく案内してくれる
「イトムカの入江」の秘境の岸で、記念撮影を…
優しいガイドのお兄さんがしてくれた(笑)
ツアー仲間の皆さんも楽しそうだ…
約一時間のカヌー体験を終え、再びカヌー基地でRIBに乗り換え、RIBのガイドさん役も担う船長さんから、「十和田湖」の険しい絶壁にいくつか点在する見処を案内して貰う。
十和田湖の見処を順に案内しながら帰還する…
目の前に広がる「鮭の切り身(焼き魚)」…(笑)
東日本大震災の影響で、陸路では来れなくなったそう…
洞窟と繋がる「縄梯子」が垂れている…
カヌー体験とRIBツアーを満喫して、湖岸のボート乗り場まで戻って来た。
再びバスに乗り、「グリランド」受付ハウスまで戻り、笑顔で迎えてくれたスタッフさんに、ライフジャケットを返却して、「RIBツアー」は無事に終了👍
駐車場のクルマに早速乗り込み、再びエンジンに火🔥を入れる…
午後は、昨日もサワリだけ堪能した「奥入瀬渓流」散策だ(笑)
「子の口(ねのくち)」バス停までクルマで移動し、バス停前に在る駐車場にクルマを停めた。
「子の口」12時15分発の「奥入瀬渓流温泉行き」バスに乗り、「石ヶ戸(いしげど)」バス停まで約20分のバス旅だ。
バスルートは、「奥入瀬渓流」に沿って走る一本道なので、しばし車窓から「奥入瀬渓流」の美しい眺めを楽しんだ😃
12時35分「石ヶ戸」バス停に到着。
すぐ目の前が「石ヶ戸休憩所」となっているので、早速、休憩所のトイレを利用させて貰い、さて準備万端、いざ「奥入瀬渓流」を最後まで堪能するぞ!
休憩所から階段を下り、「奥入瀬渓流」脇に整備された遊歩道を、「十和田湖」と繋がる「子の口」目指して歩き始める…
昨日見た「屏風岩」辺りまではサッサと進み、そこからは、写真や動画を撮りながらの散策なので進み方が遅い…(笑)
今日も、十和田湖から流れくる清流が綺麗だ…
遊歩道脇には所々ベンチやテーブル席もある
「石ヶ戸」から約1.3kmに在る「馬門岩」だ
遊歩道の途中、何ヶ所かウッドデッキもある…
「平成の流れ」辺り…
写真を撮りながら佇む妻…(笑)
「千筋(ちすじ)の滝」は対岸に在る…
近づいて見ると細い流れが何本も…
途中「雲井の滝」辺りの「歩道案内図」
「雲井の滝」を撮る妻…(笑)
養老沢の流れ…
天狗岩の対岸を進む妻
「白布の滝」も対岸に在る…
遊歩道の手すりも苔むしていて情緒あるよなぁ…
「玉簾の滝」近くの流れ…水量が凄い😆
「白糸の滝」の前で佇む妻…(笑)
「奥入瀬渓谷の賦」佐藤春夫氏の詩
「奥入瀬渓流」の終盤最大の見処でもある…
「銚子大滝」…奥入瀬本流にかかる唯一の滝だ
「銚子大滝」は、高さがおよそ7m、幅が20mほどある。
ほぼ直角に切り立っているため魚類がこの滝を上れず、「十和田湖」にはかつて魚が全く住んでいなかったそうで、古(いにしえ)の時代は「魚止めの滝」と言われていた。
「銚子大滝」その名の由来は、「十和田湖」を銚子(とっくり)に見立てた場合、この付近がその注ぎ口にあたるということらしい…「十和田湖」と「奥入瀬」、そしてこの「銚子大滝」の関係をとてもよく表している。
滝のすぐ下で合流している「寒沢」の流れに沿って、昔は魚道が作られたこともあったらしい。
「十和田八幡平国立公園」に属す「奥入瀬渓流」…
本流最大の見処「銚子大滝」を間近に望む階段を上って…
階段から眺める…やはり迫力がある😎
「獅子岩」の辺り…水量が豊富だ
最後に「子ノ口制水門」を横目に、クルマを停めてある「子の口」バス停前の駐車場まで戻って来た。
お昼12時40分に「石ヶ戸休憩所」から歩き始め「子の口」バス停まで、約9kmの渓流散策を満喫し終えたのは、15時半過ぎ…
約3時間、全身にマイナスイオンを浴びながら、「奥入瀬渓流」の大自然を堪能し、心身共にリフレッシュが出来た👍
「十和田八幡平国立公園(とわだはちまんたいこくりつこうえん)」は、北(きた)東北に位置する国立公園である。
青森県・岩手県・秋田県にまたがり、十和田湖周辺と八幡平周辺の火山群を包括している。
1936年(昭和11年)に十和田地区だけが「十和田国立公園」として、「吉野熊野国立公園」、「富士箱根国立公園」(現:富士箱根伊豆国立公園)、「大山国立公園」(現:大山隠岐国立公園)と共に指定されたのが始まり。
1956年(昭和31年)に八幡平地域が追加されたことにより、現在の「十和田八幡平国立公園」に改称された。
「御鼻部展望台」より望む「十和田湖」
つづく