どちらが買いか?
CX-3とCX-5の選び方
価格帯がかぶっている
用途によって決まる
最近の記事から引用
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近年、その評価と人気が高まっているマツダ。そのマツダの好調を象徴するかのように同社の
展開するSUV、CX-3およびCX-5の人気が高まっています。
ただ、この2車種は、CX-3が237万6000円~302万4000円、CX-5が244万6200円~348万8400
円と、価格帯が似通っていて、どちらを買うか迷う人もいることでしょう。
そんな2台を比較してみました。
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■CX-3とCX-5それぞれのターゲットとは?
●CX-3のターゲット
30代の「時代の最先端を行くカスタマー層」であり、既成概念や常識に捉われず,
この価値の実現に徹底的にこだわり抜くこと。
●CX-5のターゲット
家族や仲間といった大切な人達とともに「豊かで充実したかけがえのない人生」
を送ることを求めて,仕事にも遊びにもアクティブで,毎日をはつらつと過ごしている
方たち。
CX-3の方が、より若いユーザーに向けて発売したモデルと言えそうです。
■CX-3とCX-5、ボディサイズによる違い
この2車で、まず大きく異なるのがボディサイズです。
●CX-3のサイズ
全長:4,275mm
全幅:1,765mm
全高:1,550mm
ホイールベース:2,570mm
●CX-5のサイズ
全長:4,540mm
全幅:1,840mm
全高:1,705mm
ホイールベース:2,700mm
比較すると、CX-3よりもCX-5のほうが一回り大きいことが分かります。CX-3はインパネの
デザインを含めて、同社の小型車であるデミオがベースとなります。
欧州車セグメントの分類でBセグメントに属しており、コンパクトなSUVですね。
同じようにBセグメントに属する他社のSUVは、日産 ジューク、ホンダ ヴェゼル、MINI
クロスオーバーなどが挙げられます。
一方、CX-5は、欧州車セグメントの分類でCセグメントのSUVに分類されます。他社では
日産エクストレイル、スバル フォレスターをはじめ、輸入車もこのカテゴリーに多数の
車種が存在するため、ライバルひしめく激戦区となっています。
また、CX-3で注目すべきなのは、1550mmという全高であり、これはほぼすべての立体駐車
場に入るサイズです。
最小回転半径はCX-3が5.3m、CX-5は5.5mであり、日常的な使い勝手、取り回しの良さでは
CX-3が勝っています。
しかしCX-5は、室内高や後席にゆとりがあるため、CX-3と比べて、乗り心地および居住性
は快適だと言えるでしょう。結果、高速道路や長距離の移動はCX-5に分があると言えます。
また、荷質の容量も、後席を折り畳まない状態でCX-5が500L、CX-3は350LでこちらもCX-5
に余裕があります。
以上のことから、運転のしやすさおよび扱いやすさのCX-3、ファミリーでの使用や、ロング
ドライブ向きはCX-5と言えます。
■動力性能の違いは?
日本仕様のCX-3に搭載されるエンジンは1.5Lディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」で、ディ
ーゼルエンジンのみをラインアップしています。ただ、1.5Lながら最大トルクは27.5kg/mとなり、
2.8Lのガソリンエンジン並みのトルクを発揮します。
エンジンの性格上、高回転の吹けあがりは期待できませんが、実用レベルの回転数であれば、
高いトルクを生かした力強い走りを味わうことができるでしょう。
燃費はJC08モードで23km/lに達し、環境にも配慮されたエンジンとなっています。
CX-3のベースとなったデミオでもその販売台数の60%がディーゼルとなっており、その人気の
高さが伺えます。
また、CX-3のエンジンは、ピストンピンにダンパーを組み入れることで、燃焼によるピストン系の
振動を打ち消すように共振させてディーゼルノック音を低減する、「ナチュラル・サウンド・スムー
ザー」が搭載され、ディーゼルエンジン独特のガラガラ音が低減されています。
CX-5では、2種類のガソリンエンジンとディーゼルエンジンが用意され、ディーゼルに慣れていな
かったり、高回転の吹けを好む場合、CX-5ならガソリンエンジンを選ぶことができます。
ディーゼルエンジンは2.2Lディーゼルターボ「SKYACTIV-D 2.2」で、最大トルク42.8kg/mにも達
し、CX-3よりもさらにパワフルな走りが可能です。
ガソリンエンジンは2.0L「SKYACTIV-G 2.0」と2.5Lの「SKYACTIV-G 2.5」であり、ディーゼルエン
ジンとはまた異なる痛快な走りを楽しめます。JC08モードの燃費は、ディーゼルの「SKYACTIV-D
2.2」で18.4km/l、ガソリンの「SKYACTIV-G 2.5」で15.2km/lとなります。
また、両車とも定評ある電子制御4WDである「i-ACTIV AWD」が搭載されています。両車とも同じ
4WDシステムであるため、この点に差異はありません。
実用性とともに、より高い燃費を重視するならCX-3、パワフルさとエンジンの選択肢の多彩さを
重視するならCX-5と言うことになるでしょう。
■CX-3とCX-5の選び方のポイント
以上のことから、価格は似通っていても、コンパクトさ、燃費を重視するならばCX-3であり、選択
肢の多彩さ、居住性および余裕を重視するならCX-5でしょう。
CX-3およびCX-5ともに、近年のマツダが提唱するスタイリッシュなデザインを纏い、走りの評価
も高く、高燃費をマークするSKYACTIVE技術が搭載されています。ご自身のライフスタイルにマ
ッチしたモデルを選ぶことで、より高い満足度に繋がると考えられます。
近年のマツダ車は、性能、デザイン、経済性を高いレベルで融合しているメーカーであると言えま
す。身近にこんな魅力的な選択肢があることは、実はとても贅沢なことなのかもしれません。
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最近CX-3を通勤時に2~3台はみかけるようになりました。
しかし、CX-5はさらに多く5台くらは見かけるので、結構なユーザがいるのだと実感しています。