• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年05月21日

トヨタを震撼させたマツダの「モノ造り革新」の真実

トヨタを震撼させたマツダの「モノ造り革新」の真実 「モノ造り革新」の真実

トヨタとマツダが

技術提携に至った"事件"

PRESIDENT Onlineから引用

************************************************************************

四代目プリウス、C-HR……近頃、トヨタのクルマが良くなってきている。
豊田章男社長は「もっといいクルマづくり」という言葉を連呼しているが、
その手本としているのは、実は、マツダのモノ造りだ。

リーマンショック後の2010年頃、日本の自動車市場は「売れるクルマは全て
ハイブリッドじゃないと売れない」という風潮だった。国策とも言える減税
や長いデフレもあって、燃費が一番という潮流になっていたから。

一方マツダは、フォード傘下で、シャーシーやエンジンから始まる主要部品
まで、共通化という名のもとに、自社開発ができず、組立工場化にきっしぐら

しかしフォードの支援がへり、さらに締め付けが強まり、決別、フォードに
裸同然で放り出されたマツダはシャーシなし、エンジンもない最悪の状態。

そこで最後に一から車をつくりたいというスカイアクティブ計画で融資をうけ
全ての部品から見直して車を開発する途上、しかし、営業サイドからはこの間
ハイブリットの1車種も欲しいという要求。

しかし、マツダは人も金も足りなく、販売規模を考えれば開発費の回収もおぼ
つかない。しかもハイブリッド回りの特許はトヨタがガチガチに押さえており、
開発そのものが難しい。「だったら……」ということで、マツダはトヨタに頭を
下げて、ハイブリッドシステムの供与をお願いに行った。


■アクセラ・ハイブリッドの試乗会で起きた“事件”

こうして2013年にアクセラ・ハイブリッドができたわけだが、事件はトヨタの
エンジニアを迎えて行ったその完成確認試乗会のテストコースで起こった。
試乗を終えたトヨタのエンジニアはテストコースの隅に集まって緊急会議を
始めた。「どうしよう? ウチのクルマより良い。これ、来週の役員試乗会で
絶対バレるぞ……」。

トヨタにしてみれば、ハイブリッドでは世界トップのつもりだった。そのプラ
イドが目の前で崩壊した。しかも相手は歯牙にもかけていなかったマツダである。
豊田章男社長自らが、広島へ赴いて試乗を行い、その違いを確認した。


恐るべきことにこの大騒動に至ったのは、ブレーキ回りで使うバネ一本の作り
直しだった。トヨタにしてみれば疑問だらけだ。なぜそんなことができるのか、
何がそんなにクルマの乗り味を変えるのか? それを突き詰めて行くと単純に
クルマのセッティングのレベルの話ではなく、マツダの言う「モノ造り革新」が
その根底にあることがわかった。

豊田章男社長は名古屋に戻るとすぐにマツダとの提携を進めるべく指示を出し、
2年後の2015年5月にトヨタはマツダとの技術提携を発表した。


2016年の決算発表会でトヨタの豊田章男社長は、提携企業との関係の説明の中で
「少ない開発リソースで製品開発を行って行く手法を学ばせていただいている」
と、暗に提携相手でもあるマツダをマークしていることを示す発言を行っている。

社交辞令が含まれないとは言わないが、例示がマツダのモノ造り革新の中核であ
る「コモンアーキテクチャー」(汎用開発)である点は、少なくとも行き当たり
ばったりの発言には聞こえない。

コモンアーキテクチャーとは基礎開発を徹底して煮詰め、従来を凌駕する性能に
仕上げながら、その設計をあらゆるクルマに適応していくことで、高性能低価格、
かつ高信頼性を押し進めていく設計手法だ。


トヨタも「SKYACTIV」を手本にTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテク
チャ を提唱した。そして製品としての成果はすでに、2015年以降に登場したTNGA
世代のクルマ(四代目プリウス、C-HRなど)に現れ始めている。
以前のくるまは足回りや、操縦性などお世辞にも褒められたものではなかった。

***************************************************************************

この記事が出る前は、TNGAのコマーシャルみたとき、もろSKYACTIVだと感じていました
が、当時このような事件があり、マツダを手本としてくるまづくりを変えてきていた
ことは知りませんでした。

安かろう悪かろうではなく、拘りをもったものづくりで日本車の品質のレベルを上げる
ことが、ユーザに受け入れられると思います。
ブログ一覧 | クルマ | クルマ
Posted at 2017/05/21 08:26:05

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

深い黒赤色の薔薇たち🌹
mimori431さん

㊗️愛車注目度ランキング 第2位🎊
IS正くんさん

ハウステンボス
KUMAMONさん

コアラのマーチ
avot-kunさん

近所へ買い物に
R_35さん

キリ番Get^_^
tatuchi(タッチです)さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「[整備] #フリード+ 寺の点検の品質は向上している https://minkara.carview.co.jp/userid/329494/car/2653435/5953088/note.aspx
何シテル?   08/10 06:02
================================ メガーヌSからXVアドバンスになりました・・・ 今度はSUVに戻りました。 生活...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

HBESさんのマツダ アテンザ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/10/07 09:15:48
フルサイズ機って本当に必要か? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/06/14 09:51:39
まったりゆっくりの~んびり(*'▽') 旅ゆけば大洗 大笑いオフ♪(^O^)/ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/04/13 22:55:13

愛車一覧

スバル XV スバル XV
SUV,セダン、スポーツカーと乗り継ぎそしてスバルオーナーとなりました。
ルノー メガーヌ ルノー・スポール ルノー メガーヌ ルノー・スポール
【2018/4/26納車】 MEGANE R.S. 273 FINAL EDITION ...
ホンダ フリード+ 福祉車両 (ホンダ フリード+)
フリード+ 車いす仕様車に更改しました。 FFの素のGの車両本体が200万ですがそれよ ...
ホンダ フリード ホンダ フリード
ラウムからの箱替えです。カミサンカーで、両側スライド、7人と拘りの末決まりました。
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation