首都高のポルシェの死亡事故に感じる事

２日午前８時１５分頃、

川崎市川崎区扇島の

首都高湾岸線下り線で、

乗用車２台が絡む追突

事故があり、追突された車を

運転していた東京都江戸川区篠崎町、無職内山仁さん（７０）と
同乗の妻、美由紀さん（６３）が死亡した。

神奈川県警高速隊は、追突したポルシェを運転していた東京都江戸川区南葛西、
会社役員彦田嘉之容疑者（５０）を自動車運転死傷行為処罰法違反（過失運転
致傷）の疑いで現行犯逮捕、容疑を同致死に切り替えて調べている。


今回の事故でお亡くなり成られた方のご冥福をお祈りします。
後方からの追突事故だとしたらポルシェのドライバーが悪質で処分されるべき
だと思います。


もとポルシェオーナーとしては耳が痛く、このような事が起きると複雑な
想いになります。


個人的に以前から感じていたことは、ハイパワーなスポーツカーは免許証で
大型のようにワンランク高い運転能力の保持を義務化してはと思います。


また、メーカーではハイパワーなスポーツカーの免許を取るための
技能適正を法令と実地で義務付け、それを実施しクリアしたものが
スポーツカーライセンスを取れるようにした方が良いかもしれません。


現在の自動車国際Bライセンスは
WEC、WTCCやスーパーフォーミュラ、スーパーGTなどに出るために
最低必要なライセンスです。
現在のGT500マシンは550馬力以上、GT300マシンでも公称で500馬力以上
あるものもありますが、クラスの名称として定着し続いて使用されています。


そして今回の事故車はポルシェでは最強と言われている911GT2RSだろう
とのことです。


911GT2RSは「911 ターボ」用の3.8Lツインターボをベースに、クランク
シャフトの強化、1.6barものブースト圧を許容するための圧縮比ダウン、
可変タービンジオメトリー（VTG）を使ったターボチャージャーの大容量化
等々により、最高出力を「911 ターボ S」の120ps増となる700psに向上
させている。最大トルクは750Nm。化け物でレーサーでないとコントロール
出来ないと言われています。


こいつはもはやレーシングカーそのもので、「最近のポルシェは乗りやすく
なった…」などと、このクルマの前では戯言にしかならないそうです。


ポルシェには普段日本の公道ではポルシェの性能を発揮することができない
のでポルシェドライビングスクールでその性能を理解し正しくコントロール
するために、サーキットでの高速走行はもちろんスラローム走行、コーナ
リングレッスン、レーシングコースでのタイムトライアルなど、日常では
味わうことができないポルシェの能力を正しく理解し技量を高めるスクール
がありますが、強制ではありません。


①Warm Up【入門プログラム】
　走る・止まる・曲がるといったスポーツドライビングの基礎が学べるだけでは
　なく、普段公道を走っている際の急ブレーキやABS作動時のステアリング操作
　など危険回避のテクニックが身につきます。

②Precision【基礎プログラム】
　Warm Upからステップアップしてより実践的なドライビングテクニックを身に
　付けたい方はもちろん、初参加の方も申し込み可能です。

③Performance【中級プログラム】
　Performanceは中級者向けのプログラムとなり、レースコースでのドライビン
　グテクニックが学べます。サーキット走行経験者や繰り返し参加される方も多
　い人気のプログラムです。

④Master【上級プログラム】
　上級者向けの本格的なスポーツドライビングテクニックが学べます。
　レーシングコースでの実践に加え、プロドライバー（インストラクター）の
　運転するポルシェに同乗して、そのテクニックを体感することまで可能です。

⑤Fast Track【最上級プログラム】
　最上級プログラムとなるのがFast Tracです。
　ドライビングテクニックを身につけるだけではなく、ポルシェジャパン公認
　タイムトライアルなどのカリキュラムが加わり、速さを追求する本格的な
　スポーツドライビングトレーニングになっています。


　このFast Trackで合格するくらいの技量でないと500PSを超えるマシーン　
　は売れないか、公道を走れないように法規制し、未熟なドライバーが化け
　物マシンを運転できないようにする規制が必要ではと思います。


　これはあくまで個人の想いであって、そこまで必要ないという方もいる
　でしょう。ただ野放しではこの手の事故は増加傾向のままだと感じます。