
珍しい?トラブル。初体験。
この夏の前に納車したピンシャリのサンバー。お仕事に使っているので忙しい。
てなわけで一ヶ月点検のときは俺が不在でS山さんに見てもらい時間が無いというのでオイル交換しないですぐ仕事に行ったそうな。その時のデータを見ると走行2000k程度。替えた方がいいけど替えなきゃダメって程ではない。
基本的に国産車ってやつは良く出来てるので新車一ヶ月点検でもいじくるような事態になる場合は少ないというかほとんどない。うちの会社で販売した車でも、車検で入庫してくる車でも一ヶ月点検と六ヶ月点検の記録簿が切られずに残っているのは結構ある。俺が見るようになってから確実に連絡だけは入れるようにしているが来るか否かはお客さんの意思。あ、うちは暇なんで連絡もらえれば取りに行ってます。
あと「調子悪い訳でもないし、忙しそうで悪いから。」なんてお客さんもたまにいるんだけど大丈夫です。ディーラーから点検代もらえますので仕事プリーズ!!
新車点検で特に気にしてることはクリップナットのトルクと冷却水の量。この二つは結構ばらついてます。
話を戻して件のサンバー。しばらくしたら「坂道発進で少し逆行したあとパーン!とタイヤがパンクしたかのような音がしてエンジン停止。再始動はしたがアイドリングは高いし、アクセルを離した時の回転の落ちも悪い。」と入庫してきた。
新車でそんなことがあるのかと電話で聞いたときにちょっとビックリ。アフターファイヤでも出たのか?だとしたら原因は何だろう。まぁ頭の中でこねくり回してもしょうがないので現車を見てみましょう。
確かにアイドリングは高く1800回転ぐらいか。レーシング(空吹かし)からの回転の落ちワロし。
これは吸気系でエアを吸ってるような感じ。調べてみるとあっけなく判明。ホース抜けてます。
多分パーンという破裂音もこれが抜けた時の音。あとはこれが何故パーンと抜けたのかが判れば安心できるのだけどそれが解からない。
ホースバンドで固定されてないことから整備士の方なら分かるとおりこちらは基本的に負圧しかかからない管。チャコールキャニスターから来ている。キャニスター→ソレノイドバルブ→このパイプ→スロットルボディ。
夏のクソ暑いときだったから、ガスタンクの内圧が上がっていてソレノイドが開いた時に一気に圧がかかったのかと思ったりもしたけどエンジン始動直後ではなく完全暖機で走行中だったのはお客さんから確認済み。てなわけで原因を断定できず「これで様子を見て下さい。」のちょっと後味の悪い引渡しとなった。
あ、もう一つの説。「サンバー君がオイルを替えて欲しかったから。」今回の入庫時は3300キロ。オイル交換してないのを知らなかった俺が聞いて「これ替えてないな。」とすぐわかる音だった。
Posted at 2013/02/11 19:07:42 | |
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しゅうり | 日記