バラした事がある人以外は何のことだか分からない話。
さて、ダストブーツの中がフルード浸しになってたリヤキャリパーを分解しようとするとサイドブレーキ用のアームの動きが変。
通常は外側の戻りバネを外してストロークさせるとピストンを大きく送ってくれるので外すのに使うのだがわずかしかスイングしない。引っかかる。
しょうがないからピストンを回して抜く。
ピストントップの穴(ダストブーツをはめ込む段差に一カ所ある)からフルードが漏れてた模様。これも今まで経験無い。
いつも必要性に疑問を持ちながらピストン内のシール替えてるからね。そもそも密閉しても問題ないハズ。
で、中を見てさらに?
タコさんウィンナー型スプリングホルダーを押さえているCリングがちゃんと入っていない。これ、以前にO/Hされてるんじゃない?
(中古車購入の初車検)
外してサイドブレーキ作動時に押し出されるプッシュロッド&ジョイントピン(名称適当)も撤去してサイドブレーキアームのピポットピンを抜こうとするが抜けない。ん?引っかかってたのはこの辺か。ここまでバラしたら刺さってるだけなんだけど・・・
パーツクリーナーで洗ってよく見るとサイドブレーキアームピポットピンを取り巻くローラーベアリングが壊れているのが見えた。ここでオーナーに連絡しつつリヤキャリパーの中古を探す。有りません。ローラーベアリングは部品じゃ出ないっす。
要するにベアリングもピストンのフルード漏れも前メカニックがよく分からず組んだツケが比較的早く出ちゃったのね。
車もバイクも整備マニュアルはタミヤの説明書みたいに親切じゃない(時には明らかにおかしかったりする)からね。
にしてもベアリング壊すのはセンスなさすぎ。力で組む所じゃ無いでしょ。
どうしようかと思ったけどベアリングのリテーナーが切れてるのが奥側だったので摘まんで引き上げたら邪魔にならない所で折り取れて、ローラーが2本分減ってしまったけど組めたのでサイドブレーキターンをガシガシやらなきゃ大丈夫でしょ
Posted at 2021/12/25 21:52:30 | |
トラックバック(0) |
ぷりめ | 日記