
最近敷地内がえらい事になっている。まぁ要するに修理車がたまっているってことさ。
そんなわけで予約のお客さんを迎えるために入り口を開けるのに車を移動しようと工場から出てみるとちょうど一台の職業車が入ってきて整備について相談された。2~3年前に一度修理をやったことがある。
要約すると「ディーラーで見積もったら高いこと言われたんだがどうにかならないか。」あれ?前もそんな事言ってたような・・・?デジャビュ?
症状を聞くとクラッチが重いとのことで、ああ、これはレリーズベアリングがダメッスね。あとクラッチ板も減ってます。とことんやるならワイヤーも替えれば新車なみです。
ディーラーさんもその方向で見積もりしたらしい(というか非常に分かりやすい症状だったもので)のだがその見解が信じがたかったらしい。
「裏付けに使われたか」と思いつつ会話を進めていくにつれて見えてきたそのディーラーを信じられなかったという根拠は、『今までこんなに早くクラッチがダメになったことがなかった。』だった。
自分しか乗らない車だから信じたくなかったのだろう。ベアリングだけ替えればどうにかならないかとか←明らかに板も減ってる足応え。いろいろ悪あがきなことも言っていた。
もう原因が分かってた俺は力強く言い放ちたかった。年とると足が鈍くなってクラッチペダルを踏みっぱなしになっても気がつきません。これははっきり言って間違いないレベル。ついでに耳も遠くなるから空回りしても気がつかないのね。おじいさんな方々が出庫していくのを見送るたびに確信は深くなっていくのだ。
俺はMT好きだけどいつATに乗り換えるべきか真剣に検討してるもの。
ついでに10マソ㌔だったのでタイミングベルト交換についても聞かれたが、「俺も前やったことがあるからできるんだけど半額ぐらいにならないか?」(←ディーラーに向けての台詞ではあったが)カッチーン!!俺がキレタ。
じゃぁ自分でやれ。
と自分の後輩にだったら言ってるだろうが一応年齢的には大先輩なので
「それは整備士を馬鹿にしている。俺だってモノを運ぶことはできるけど半額で運べなんて運送屋には言わない。自分でできるのなら見積もらせずに自分で運ぶし、なんなら工具ぐらいなら貸すから自分でやったらどうですか?うちは気にしませんよ(やってるお客さんもいるし)。」
人にやらせて責任もたせて値段は半額なんて本気で考えてたんだろうかこの人は。
まぁここまで言っても最後にはちょいちょいっとクラッチの遊び調整をしてやって向こうに「借りを作った」意識を持たせて笑顔で送り返すのがファーストフードで学んだ処世術である。スマイル0円!!
そして今日の被害者は車が詰まってるおかげで工場の敷地内に入れられず前の道を二往復したYさんでありましょう。申し訳ありませんでしたぁ。m(__)m
聞いてくれてありがとうアロエリーナ。
Posted at 2013/03/02 12:43:38 | |
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