
ゴルフさん
また車検の季節がやってまいりまして、今回は「雨漏りで助手席が水浸しになります。」とのことで、デフレクターを外してポーレンフィルターの取り付けの根っこあたりから水が入っていないかなーと調べてみたのですが無罪。
(解説・ワイパーアームの付け根の所のプラスチックのカバーをゴルフさんはデフレクターという部品名で売ってました。プリメーラだとたしかカウルトップとか言ってたな。そしてここを外すと外気導入口があってポーレンフィルターというフィルターがモロに見えます。物はエンジン用の紙でヒダヒダのエアクリーナーと一緒。)
この水浸しっぷりは相当入っているので形跡がないのはおかしい。
よくよく見るとエアコンのエバポレーターの凝結廃水が再び車内に入って来ていた。(笑)
軽自動車なんかだとエアコンBOXからゴム管で車外(エンジンルーム内)に排水を出しているケースが結構あり、このゴム管が車室内を数センチ通っていて助手席に足癖が悪い人を乗せるとケリを入れられて管が外れ助手席下水浸しなんてことが起こります。代車のプレオがこの前これに遭った。乾かすのが大変。
このゴルフさんはゴム管が中を通っているなんて安っぽいことはなかったのだけれど、エンジンルーム内の排水出口が車体に沿っていて、その真下にボディの鉄板の継ぎ重ねているところがあり、しかも下からかぶせるように鉄板がかぶっていて水を車体内に導くようになってしまっていた。エアを吹いて通路が出来てしまっているのを確認。
もちろんシーリングはちゃんと打ってあったけれど15年も経てば痩せても文句は言えないわな。
修理っつったってよく乾かして隙間にシーリングを押し込むしかできないよ。
で、車内を乾かすのに助手席カーペットをはぐろうとすると後ろからサイドシルのカバーを外していくことになりリヤシートをずらして(こうなってたんだ~)後ろのカバーを外すと
セミ?!
アブラだなこれ・・・。デフレクターの内側どころじゃない密室にセミの変死体。ここ、カバーの内側ではセミも匍匐前進しないと歩けません。人間に例えると通気ダクトで侵入みたいな感じ。外からの入り口は無いよな・・・・?
このゴルフの整備はサスペンスだな。
Posted at 2013/03/09 15:00:35 | |
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しゅうり | 日記