
俺はパッシングという動作を車検場のスピードテスター上以外では滅多にしない。
だって自分の車がリトラだから日中パッシングしても2秒ぐらいかかるしw
夜だって動きながらのパッシングだとギャップで跳ねて光軸が動いたようにしか見えないじゃん?
はっきりいって停車してパッシングしてやらなきゃ入れないようならじっとしてろよっていう考えもある。実際タッチアンドゴーぐらいの間合いで入れる人はこちらの減速で注意を向けていて合図一発で迷わず入る。これが決まるとお互いに気持ちいい。
これができるように車の位置、相手サイドの死角にいるかもしれないバイクの存在をあらかじめ確認してる。たまにただ強引なだけの人もいるけどねw
ケースバイケースなんで一例だけど、たとえば単純な十字路でこちらが直進相手が右折の時、まず車の角度が右に(感覚的に)30度より曲げて止まってたら下手と判断する。
上手い人は後ろの車の通り道もきちんと確保するのでそれほど曲げては右折待ちしてない。だから「早く曲がらなきゃ!」という焦りを持たないで待てる。よってじりじり動かない。ちょびっと動いて止まるあの動きはうまい人から見るとスタートダッシュの動き(ハナが上がるので加速体制で後ろのめりになる車の動き)に見えるのでブレーキを踏むかアクセルを抜くかしてしまうので通過するのに余分に時間を食う。
で、「コイツは曲がってくれるな。」と思ったらスピードを若干ころしてライトをスモールに落とす。
これで行ける人は行く。
ライトを落としても無反応ならライトを戻しつつそのまま直進してしまえばいい。急に点灯した光に向かって突っ込める人はめったにいないし、ぶつかっても右直事故でこちらの勝ちw
この光に対する動物としての人間の習性を利用すれば例えば、暗い時なら路地から手前の車線を横切り向こう側に右折する時、自分で安全は充分確認するのは当然だが手前の車線が渋滞で車に邪魔されて合流したい車線の車がよく見えなくても相手に注意を促すことができる。手前の車線を横切りつつライトオン。
普通はブレーキか減速する。あと人によってはクラクション。
これ、最近は必要なくなったけど会社から右折して出る時によく使った手。
逆に自分が通りの渋滞にいて右折で出たがっている車が居たら右折ラインギリギリより半車長でも開けてやる。曲がりやすさも安全確認のしやすさも段違い。=事故の二次被害も受けにくくなる。
右直でこちらが真っ直ぐの時も狭い道なら左寄せしてバイクがすり抜けて来ないように見せてやれば分かってる人はさっと曲がって行きますよ~。バイクを積んでるハイエースだと鈍足で死角をつくりやすいんでたまにやる。
教習所じゃ教えない、自分で学ぶしかない技術。こういうのを積み上げていくのが運転道だと思う。職業運転手の運転って「安心できるなー」以上にいろいろ学ぶことあるんですよ。
(近年俺から見てもダメだな~って人もいるけどやっぱその道で生きる人はすごいよ)
Posted at 2015/05/01 00:06:59 | |
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小手先運転 | 日記