大日本帝國海軍　長尾地下壕其の2

前回の続きから。
登って坑口から外へ。
ぽっかりと口を開けた坑口。







戻ります。
またライトが無ければ漆黒の世界へ・・・・・。







表皮がペロン・・・とはがれてきている。
酸性雨の影響だろうか。







これが怖いんだ。
硝子。
角度さえ良ければ、「冷たい・・・・・」って思った瞬間、勢いよく血液が噴出す。
蔓か木の枝でさえ5針縫うくらいの怪我を簡単にしてしまう。
外出先での怪我には注意せねば・・・と改めて思わせてくれる危険なトラップ。







ペール缶も腐食して土に還ろうとしている。







元きた場所へ。
ここ、大雨の後は水没してるね・・・・。







目で見た感じはこんな感じ。
1000ルーメン級のライトが無いと怖くて仕方ない。
バックアップのライトでは心許ない闇の世界。







別の坑口へ。
光を見るとホッとするのは人の習性だろうか。







坑口を。
ただ人の目がありそうな場所なので極めて低い姿勢で目に付かぬよう・・・・。
入口付近は向こうからの通路があるね。







同じ場所なんだけど・・・。
光の掛け方一つで表情ががらりと変わる。
その変わり方は猫の目や女心以上だと思うよ。







伸びた蔓。
浮かび上がる左右の溝。
光は闇が、闇は光が無いと存在を示せない。
闇は怖いが無いと困る。
でもね・・・・、坑道などでは恐怖でしかないよ。
漆黒の闇は。







削岩機で掘ったのでしょうが素掘りとはいえ、とても綺麗です。







階段から射し込む光。
そして周囲の闇。

見た瞬間に思った。
今日はコレを見に来たのかもしれない・・・・、と。







外に向かいます。
落ち葉などが堆積しています。
さすが戦後ずっと放置プレイされ続けただけの事はある。







で、これが登ってきた階段。
また降りるんだけど・・・・・。
狭くて降り辛い。







狭くて降りるのは辛い階段。
でも降りないと先にいけない＆車に戻るのに大変なので、仕方なく（笑）戻る。







多分表層が剥離して落下したものたち。
トンネルは崩壊が怖い。
その瞬間に居合わせたら・・・・。







この階段、台形で低い。
人が一人通るだけで精一杯。
ザックとか体とか、擦りまくりならが登る・・・。







トンネルの中まで・・・・。
難しいのだが、この狭さを伝えたい。







水没エリア。
今日は大した事無いね。
でもスニーカーじゃ辛いよ。







此処は坑口が複数あるので酸素供給もしっかり出来る（風が通るので）。
そこまで計算されて造ったのではないかと思う。







土砂の浸入の度合いが分かると思う。
ケースが埋まってしまってる。







・・・・・！！！！！！！・
見た瞬間にゲロゲロ・・・・・・・。
でもね、天井を見上げると100単位のゲジゲジがいるんだよ。
しかもライトを当てると動き出す。
光から逃れるかのように。

まあ、ムカデみたいに害は無いから無視してればいいんだけど。







戻る途中で。
倉庫としても使われているらしい。

大した大きさは無いのだが、2時間以上も坑内にいた。
やはり穴（坑内）は楽しいなぁ♪。

こういう戦争遺産の穴巡りもまた楽しいです。
また探して行きます。