『GRAVEL SEASON “DEFINITELY” AN OPPORTUNITY FOR TANAK TO IGNITE WRC TITLE BID』
ヒョンデのドライバーは、WRCの伝統的なグラベルシーズンの幕開けとなる今週、チャンピオンシップリーダーでチームメイトのティエリー・ヌービルに33ポイント差を付けられての4位で、ポルトガルに向かう事に
モンテカルロとスウェーデンでは珍しくミスを犯したタナックは、ケニアではペースを取り戻したかに見えたが、SS6で道路の真ん中で岩に乗り上げてコースオフ、崖にヒットしてステアリングを壊して2番手から後退。先月のクロアチアではi20 Nのバランスに苦しみながらも総合4位でフィニッシュし、今季変更されたポイントシステムのおかげで20ポイントと、今季最大のポイントを獲得した
しかし、WRCでの19勝中12勝をグラベル路面で獲得してきたタナックにとって、ポテンシャルを発揮するチャンスとみられている
「今回は間違いなく(ポイントを獲得する)チャンスなので、マシンから良いフィーリングを見付けられる事を心から願っている」とタナクはmotorsport.comに語った
「サファリは非常に上手くいったが、グラベルではテストでの最初の感覚が基本になり、それをうまく機能させてポルトガルでも競争力を発揮できることを願っているよ」
「さっきも言ったように、サファリはとてもユニークでラフだから、ポルトガルとはマシンのセッティングがかなり違ったものになると思うのだが、どうなるのか」
タナックは4番手スタートという走行順位の恩恵を受けるはずだが、ヌービルはロードスイーパーとして最悪のコンディションに直面する可能性が高く、雨が降ってその役目が軽減されることを望んでいるが、厳しい週末になる事が予想されている
「少なくともアドバンテージを持って首位をキープ出来てる状況なので嬉しいよ。ポルトガルからグラベルラリーが連続するため、僕たちにとっては厳しい状況になるのは間違いないからね」
「激しい雨で誰にとっても難しい路面状況にならなければ、少なくとも金曜日と土曜日に多くのポイントを獲得するのは難しいだろうね。日曜日に路面状況が改善されるような事があれば、もう少し良くなるかも知れないけどね」
「ポルトガルではチャンピオンシップをリードしているので、ロードスイーパーを務める。 ロバンペラは7番手、オジエは5番手、タナックは4番手スタートなので、どう対抗出来るだろうか」
「マシンはアップデートされて速くなったけど、まだやるべきことが残っている。トヨタはこういうイベントではとても速いけど、僕らは何時ものように僕らは挑戦し続ける」とヌービルは Motorsport.com に語った
タナックの4番手スタートと言う良し悪しは、微妙なところなのですが、それよりポルトガルとの相性があまり良く無いのがねぇ・・・
昨年の第11戦ラリー・チリ ビオビオ以来、勝利の女神に見放され、今季もヌービルには33ポイント、エバンスには27ポイント、そしてフルモーからも6ポイント離されての4番手に位置しているタナックにすれば、2020年に2度目のタイトル獲得の為にチャンピオンマシンを捨ててチームを移籍したのですから、今季こそとの思いから、速めに首位との差を詰めたいでしょうからね
Posted at 2024/05/09 19:20:15 | |
トラックバック(0) | 日記