『WHAT EVANS MUST DO TO REMAIN IN WRC TITLE FIGHT』
先週のポルトガルでトヨタのドライバーにとっては、 マシンのセットアップ、携帯電話のペースノート、パンク、そして最後から2番目のSSではラジエーターの損傷と、何も上手くいかず、無意味な日曜日を締めくくった
その為、今月下旬に開催される第6戦ラリー・イタリア・サルディニアを前にチャンピオンシップリーダーのティエリー・ヌービルとの6ポイント差が24ポイントに急拡大しており、かなり厳しい数字となっている
エバンスはラリー・ポルトガルで、2021年には優勝し2022年には2位と、ポルトガルのグラベル路面を理解し攻略したかに思えたが、昨年はコースオフして木に激突したが、今季は悪夢とも言えるようなものだった
エバンスは、今季がタイトル獲得のチャンスだと言う事は理解しており、昨年のような結果にしてはならない事を自覚していたが、十分な結果とはならなかった
ただ、この結果だけに目を向けるてしまいがちだが、本格的なグラベルシーズを迎える中での1戦が悪い結果となっただけで、まだランキングでは2番手に付けている
タイトルを獲得すると言う事は必ずしもイベントで勝利をあげる事では無く、イベント終了時に、如何にダメージを最小限に抑えるかが重要です
ヌービルは先月のクロアチア・ラリー後、ポルトガルでは雨になる事を期待していたが、それが叶わなかった時でも、最初の2日間にトラブルに襲われる事を覚悟しながらも我慢の走行を続け、金曜には出来る限りの事を行い、日曜には12ポイントを獲得出来るチャンスを広げた
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それはサファリでも同じで、ヒョンデはトヨタの後塵を拝してていたが、ポルトガル同様にポイントを獲得した
ラリー終了後、イタリアへと向かったヌービルは、チャンピオンシップのリードがポルトガル前より4倍に広がった事に戸惑いを感じたに違いない
エバンスは、チャンピオンシップにおいて明るい兆しを取り戻すためには、同様の方法を見付ける必要がある
エバンスはまだ、チャンピオンになる事が出来るだろうと信じている
その為にはまず、3週間後に行われるWRC(世界ラリー選手権)第6戦ラリー・イタリア・サルディニアで確実に結果を残し、更にその後のポーランド・ラトビア・フィンランドでも結果を残さなければならない
重要なのは、エバンスはポルトガルの悲劇を引きずらずに忘れて、あらたなイベントを楽しむ事で、エバンスなら精神的にも心理的にも出来るアスリートで、今季はトヨタ・ガズーレーシング WRTのエースドライバーなのである
2018年以降、獲得し続けているドライバーズタイトルを途切れさせない事を望んでいるトヨタの期待は、エバンスの肩に掛かっている
エバンスはチャンピオンになれる速さは持っている事を2020年、2021年に証明しているので、今はその時のマシンの感覚を取り戻す事です
エバンス自身認めているが、彼はマシンのセッティングに細かく、チームはそれに応えようとしているのを目の当たりにしている
それが証拠に、マシンのフィーリングに自信を持ったエバンスは、日曜には素晴らしい走りを見せた
残念な事に、ラジエターに石が当たりオーバーヒートを起こし、EVモードでの走行となりステージを終えた
確かに速さがあるのは認めるが、何処か線の細さを感じさせるんですよね
過去のチャンピオン経験者を見ても、ちょっとやそっとで折れない線を持っていると思うので、今季のドライバーズタイトル獲得は、ヌービルの様な気がするんですよねぇゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
Posted at 2024/05/15 20:09:30 | |
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