『Tavares: „Lancia verdient es, in der WRC zu fahren. Aber ...“』
ランチア・ブランドのルカ・ナポリターノCEOが、ラリーに復帰する可能性を示唆すると直ぐに盛り上がりを見せ、ステランティスCEOのカルロス・タバレスは現状を説明するにあたった
ランチアは1992年までにモンテカルロで13勝を上げたが1993年でワークス活動を終了したが、その理由は、成績不振で市販車の売り上げが落ちた事による資金難の為だったのか、それとも市販車の売り上げが落ちた事によって資金難に陥った為だったのか
カルロス・タバレスは、深刻な販売危機に陥っていたPSA(プジョーとシトロエン)を合理化し、その後、経営不振に陥っていたフィアット・クライスラー・オートモービルズとの合併を計り、自動車多国籍企業ステランティスを設立
タバレスはランチアブランドに少なくとも10年間は投資したいと考えており、ここでラリーが一翼を担っている
「ランチアは、WRCや他のカテゴリーに参戦するに値するブランドである。しかし、モータースポーツは自動車産業のマーケティングツールとしてのみ存在し、物事には一定の秩序が必要だということを忘れてはならない」
タバレスにとっての最優先事項は、今後10年間の間に市場に投入される新しいイプシロンやその他のランチア モデルの導入を成功させる事で「健全な基盤を築かなければ、レース活動に提供するのに必要な資金が得られなくなる」と、タバレスはコメント
65歳の彼は倹約家として悪名高いが、真のラリーファンでもあり、最近アルファロメオで計画を成功裏に実行に移す様子が披露された
「ステランティスを立ち上げたとき、どれだけの人がランチアを切るよう私に頼んだか想像もつかないでしょう。 アルファ ロメオを売ってほしいとドアをノックした人たちとほぼ同じくらいです。そしてどちらの場合でも、私は同じ答えを出しました。 『いいえ! 私たちはすでにアルファ ロメオの財務状況を好転させており、同社は現在利益を上げており、高級ブランドとして成長しています』 したがって、モータースポーツは私たちの視野にあります。 それがブランドの最大の利益になるので、我々はランチアに対しても同様の事を行うつもりです」
因みにEVクロスオーバーであるイプシロンの2年後には、同じプラットフォームを使用して、トータルで225psを発揮するハイブリッドシステムを搭載したコンパクトハッチバックを公表する予定があり、更に300ps~360psを発揮するシステムを搭載する4WDモデルも計画されており、そのプロジェクト名は「Delta HF」で、1987年のモンテカルロ・ラリーでデルタ HF が優勝してからちょうど40年後にあたる2027年春に公開を予定している
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ランチアのWRC復帰の為、イプシロンが好調な販売を続ける事を願いたいですね
Posted at 2024/05/16 20:21:32 | |
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