『ROVANPERÄ PLOTS LE MANS PROTOTYPE TEST AFTER CIRCUIT DEBUT』
カッレ・ロヴァンペラは今週末、オランダでサーキットレースデビューを果たし、すでにトヨタのWECマシンであるGR010 HYBRID の試乗を視野に入れています
2度のWRCドライバーズチャンピオンに輝いたロヴァンペラは、ポルシェ・カレラカップ・ベネルクスのザントフォールト・ラウンドに参戦し、土曜日の開幕戦では惜しくも表彰台を逃す4位に、日曜日の第2戦では5位でフィニッシュしました
世界で最も有名な24時間レース出場への野望について、ロヴァンペラは「もちろん話し合ったよ。今後の計画としては、この夏、ドイツのシミュレーターで時間を取って、どうなるか見てみようと思う」
今週サルト・サーキットで開催されるル・マン24時間レースのスタートには間に合わないが、同じWRCドライバーズチャンピオン経験者であるセバスチャン・ローブが、2005年と2006年にル・マン24時間レースに挑戦した様に、WRCと合わせて参戦する可能性がある
予想通り、ロヴァンペラはすぐにポルシェ911でレースを始め、2度の世界チャンピオンは次のステップとしてラ・サルトに目を向けている
週末のオランダでのレースは、ロヴァンペラにとってレッド・アント・レーシングが運営するポルシェ911 GT3 カップでの4戦のレースプログラムの初戦だった
幼少期にカートに出場した経験もあるロヴァンペラは、ホイール to ホイールののレースはザントフォールトが初体験だったが、レース前に緊張した様子は見られなかった
「思っていた程では無かったね。もちろんディフェンスやどれだけアグレッシブにアタック出来るかは心配だったけど、攻めなきゃならない時にはできると思ってたし、レース終盤にはオーバーテイクの為に、かなりプッシュした」と、語った
レース1では3番グリッドからスタートし、直後に抜かれて5番手に後退したものの4番手まで挽回し、3位のロビン・クニュートソンから僅か0.1秒差の4位でレースを終えたが、レース中のファステストラップを記録したのがいくらか慰めに
日曜のレース2でロヴァンペラは6番グリッドからスタートし、マシンのセットアップには満足してない状態ながら、土曜のポールシッターのニールス・ラングフェルドを抜いて5位に入り、レースキャリアの好調なスタートを切った
レース後、ロヴァンペラはポルシェ・カレラ・カップ・ベネルクス以外にもレースに出場する可能性があることを認め「今は、すべてがどうなるかを見守り計画を立てています。その後、将来何をしたいか考えをまとめ、まだ具体的には決めてないけど、色んな種類のレースに出てみたいと思ってる」と、語った
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Porsche Carrera Cup Benelux Race 1 Result List
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Porsche Carrera Cup Benelux Race 2 Result List
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TOYOTA GAZOO Racing のWEC用マシンのステアリングを握った事のある他カテゴリーのドライバーと言えば、2018-2019シーズンにトヨタ・TS050 HYBRID をドライブした、現役のF1ドライバーのフェルナンド・アロンソと、2021年にWECのテストでトヨタ・GR010 HYBRID をドライブしたセバスチャン・オジェだけ
オジェも将来的に参戦を見据えてのテスト参加だったのですが、結局は実現せず・・・
もし、ロヴァンペラも将来的にWEC(ルマン24時間?)に出場したいと思い、GR010 HYBRID のテスト等に参加するような事があるとしたら、次年のWRCフル参戦は無いと見なけれならないかも知れませんね
何故なら、同程度の性能のマシンと競うレースと違い、複数のクラスが出場するル・マンでは、下位クラスのマシンが「走るシケイン」になるので、それを処理する技術も学ばないですからねぇ
Posted at 2024/06/10 19:35:49 | |
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